解体?ベスト電器広島店跡『ひろしまMALL』の今

マツダスタジアムにほど近い広島市南区西蟹屋に位置する「ひろしまMALL」は、
株式会社ベスト電器が1998年にオープンさせた複合商業施設でした。
家電量販店のベスト電器広島本店を核に飲食店も入り一時は賑わいを見せた施設でしたが、
売上の低迷や土地賃借契約の満了などにより2016年2月29日に閉店。
他のテナントや駐車場も閉店し、同年5月には完全に閉鎖されました。

コメントで情報をいただいていたこともあり、先月末に現地に行ってみたのでご紹介します。

 

 

ベスト電器等の看板はすべて撤去されています。敷地は白いフェンスで囲まれました。
解体工事が始まるような雰囲気でしたが、フェンスに解体工事に関する登録票などは掲示されていませんでした。

目と鼻の先では広島駅南口の再開発ビルが完成し、複数の店舗がオープン、またはオープンを控えている中、
今のところ、この「ひろしまMALL」の活用策は何も決まっていないようです。
南口Bブロック再開発のテナントとして、かつてこのひろしまMALLで営業していた「ビックカメラ」がオープンしたのは皮肉なことですね。

広島駅からわざわざ歩いて行くには少し距離があり、マツダスタジアムと広島駅の中間に位置しながら
ほとんどの人は線路に沿った通称カープロードを歩くため人通りもまばらな立地。
慢性的に渋滞も発生しており、元々大規模商業施設にふさわしい土地ではなかったのではないかと思います。

周辺は住宅地となっており、もし今後解体され再開発されるのであれば
近年よくあるような、食品スーパー+中規模マンションのような施設が現実的ではないかと思います。
タワーマンションになればそれはそれで良いのですが。

ただ、建物は完成からまだ20年程度しか経っておらず、解体には少し早いですね。
所有者であるベスト電器はどのように考えているのでしょう。
また新たな情報や変化があれば紹介します。

 

おまけです。まだ看板などが残っていた今年6月の施設の状況です。

 

 

エントランスのガラス屋根には当時ワクワクしたものでした。

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