祝竣工!広島駅南口Cブロック再開発 2017.01(Vol.36) <外観編>

広島駅南口で行われてきたCブロック地区市街地再開発事業は2016年12月に無事竣工しました。
『EKI CITY HIROSHIMA(エキシティ広島)』と名付けられたこの再開発ビルは、
高さ167.97m、地上46階・地下1階の住宅棟「グランクロスタワー広島」と、
「エディオン蔦屋家電」などが出店予定の地上11階の商業棟で構成されます。
施設全体のゾーンによって、「エキシティ・ウエスト」、「エキシティ・イースト」、「エキシティ・センター」という
エリア名も与えられています。

【NIPPO】:グランクロスタワー広島│広島駅南口Cブロック再開発事業

【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Cブロック地区市街地再開発事業

2017年に入って初めてのCブロック現地レポートです。
竣工してからは初めて訪れます。

今回はまず外観編として、竣工式を終えたCブロック「エキシティ広島」の外観をじっくりと紹介していきます。

 

前回の建設レポート。

広島駅南口Cブロック地区市街地再開発事業は南口広場の東側の区画で行われている大規模再開発計画です。 家電量販店のエディオンなどが入る地上11階の商業棟と地上46階の住宅棟が建設さ

 

今回はボリューム満点です。まずは広島駅南口付近から。

 

 

 

こんな広島駅前を、5,6年前の自分に見せても信じてもらえないでしょう。

全面ガラス張りとなっている商業棟「エキシティ・ウエスト」には、ついに核テナントとして1~3階に入る「エディオン蔦屋家電」のロゴマークが取り付けられました。
夜間にはこれが白く光って壁面に浮かび上がるのでしょうね。
このロゴマークの上には縦12m・横23m、およそ4,000個のLEDのイルミネーションビジョンが設置されています。
イルミネーションとしては中国地方最大級のものとなるようです。
Bブロック「ビッグフロント広島」の東棟のような、単なる街頭ビジョンにするより個性的で人の記憶に残りますよね。
何よりオシャレです。
さて、蔦屋家電のロゴの隣には、建物の角に巻き付くようにテナントのマークが表示されています。
上から、もう一つの核テナント「スパ&フィットネス ZEXIS」、
蔦屋家電の「エディオン」、
一番下にはアップルの「Authorized Reseller」の文字。
この「アップルオーソライズドリセラー」の店舗は、エディオン本店やビックカメラ広島駅前のような、アップルのコンセプトに基づいたお店です。

【ITmedia PC USER】:新生活にぴったりの家電店:アップルストアよりも魅力的!? 蔦屋家電の「Apple Authorized Reseller」が楽しい

 

“Aブロック”のエールエールA館屋上から2枚。

 

住宅棟「グランクロスタワー広島」の正確な高さは、公式資料によると167.97mとかなりの高さです。
商業棟2階にペデストリアンデッキの床面が確認できます。

 

一旦、駅前広場地下へ。

 

 

南口を出て正面の階段を地下に降りたすぐ左手から、広電ののりば近くの階段を経て、
「エキシティ・ウエスト」の前に至るまでの地下道は、
内装の美装化のため、2月末まで閉鎖されています。

 

大州通りを進み、施設の南側に周ります。

 

 

 

若干、歩道の電柱・電線が残っているのが気になりますが、外講部は歩道の舗装まで完成しています。
ガラス張りに面する西側の2階には大手カフェが入居する予定で、内装工事もかなり進んでいるようです。
その一方、1階の外向き店舗(エディオン蔦屋家電以外の店舗)は、内装の進捗具合はまちまちのようでした。
2階部分の外壁には、西面と同じくエディオン蔦屋家電の店舗ロゴ、
そしてその他の区画に入るお店のサインが横一列に統一した大きさ・間隔で並べられていました。
景観を害することのない控えめな看板はとても評価できます。

 

エキシティ・ウエストの最も東側へ。

 

こちらも広島初出店となる、サッポロビールの「ヱビスバー広島」。
メディアに取り上げられていたイメージ図を見ると、入口を大きく開放して、
立ち飲みのようにテーブルを置いてビールを楽しめるお店になるようです。

エディオン蔦屋家電とゼクシスは、今年4月のオープン予定ですが、
ヱビスバーやこの後紹介する店舗の一部は、2月10日からプレオープンし営業を始めます。

 

2つの棟の間の「エキシティ・センター」。

 

このあたりの雰囲気もメチャクチャ変わりました。
エキシティ・センターには医療施設や美容室、コンビニも入ります。

 

続いて、グランクロスタワー広島の低層部、「エキシティ・イースト」。

 

1階には飲食店や薬局、2~3階には医療施設などが入ります。
1階の角には広島初出店となる牛カツ専門店「京都 勝牛」が2月10日にオープンする予定です。

【公式】:中四国エリア初出店!2/10(金)「広島駅前」店グランドオープン!

 

このまま北の線路側に進みます。

 

敷地の最も北東の角にあたるこの部分では、まだ外講部の工事が行われています。
エキシティ・ウエストの端から続くペデストリアンデッキの終端に階段が設置されました。
ここから愛宕踏切の歩道橋までの間が、17年度に着手される範囲です。
改めて取り上げます。

 

敷地北側の通称「カープロード」へ。

 

 

 

看板やサイン類はほぼ取り付けられました。
2枚目の「EKI CITY HIROSHIMA」とある入口は、「愛友ウォーク」と呼ばれ、
先程の牛カツ専門店の脇まで繋がるちょっとした商店街のような通りになります。
愛友市場で商売をしていたお店も一部ここに戻ります。

3,4枚目は駐車場出口の様子です。モノクロに統一されて非常に洗練されてます。

 

広島駅南口Cブロック地区再開発「EKI CITY HIROSHIMA」は、1月28日に竣工式が行われました。
大きな節目を迎えたこの日の様子を紹介してきました。

これで南口に計画されたA・B・Cブロックはすべて完成です。

複雑な権利関係の処理、難航したテナントの獲得、経済情勢の浮き沈みなど
様々な苦労を乗り越えて、今この光景があります。

この新しい広島の玄関口を誇りに思いたいです。

 

次回は、敷地内の開放部などを中心に紹介する予定です。

未公開画像含め、50枚の画像をアップロードしています。PC推奨です。
【Flickr】:2017/01 広島駅南口Cブロック再開発

 

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