広島駅自由通路新築・橋上化工事 2017.04(Vol.76) 商業施設名は『ekie』に!構内にも新たな変化

広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は現在の跨線橋に代わって幅15mの自由通路を建設し、橋上駅舎と商業施設を新設する巨大プロジェクトです。
西側の改札内コンコース部分が2014年11月に先行して開業しています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅改良工事(広島橋上駅新築他工事)

前回3月の状況です。

広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は現在の跨線橋に代わって幅15mの自由通路を建設し、橋上駅舎と商業施設を新設する巨大プロジェクトです。 西側の改札内コンコース部分が2014

4月7日、JR西日本からこの広島駅自由通路の整備に伴い整備される橋上空間の店舗について、
2つの大きな発表がありました。

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一つ目。
【JR西日本】:広島駅にショッピングセンター「ekie」が誕生(以下引用)

 中国SC開発株式会社は、西日本旅客鉄道株式会社と進めている広島駅橋上・高架下開発について、施設概要と施設名称を決定しましたので、以下のとおりお知らせいたします。

1 施設概要
(1)開発箇所
広島駅 在来線線路上空および新幹線高架下

(2)開発コンセプト
「広島の新しい目抜き通り」
広島の「目抜き通り」といえば、「本通商店街」をイメージする方が多いでしょう。中四国地方を代表する広域商店街である「本通商店街」は、週末には10万人もの人が訪れ、広島の街のにぎわいの中心となっています。
私たちは、広島駅自由通路と今回開発箇所を、「本通商店街」など街の中心部へとつながる「広島の新しい目抜き通り」にしていきたいと考えています。国内外の旅行者や、出張で広島にお越しになる方、日常的に駅をご利用になる地元のお客様、また駅周辺に増えるオフィスで働く方や近隣にお住まいの方など、広島駅をご利用されるさまざまな方が行き交い交流する場所。また、広島の魅力を全国に発信し、広島初のものや情報を地元の皆様に紹介する、歩くだけで楽しい通り。
私たちは、新たな商業空間の開発を通じて、駅から街の中心部へ新たな人の流れを生み出し、広島に活力とにぎわいを生み出していきたいと考えています。

(3)施設規模
店舗面積:約9,000平方メートル(線路上空エリア:約1,700平方メートル、高架下エリア:約7,300平方メートル)
店舗数:約100店舗(線路上空エリア:約20店舗 、高架下エリア:約80店舗 )

(4)展開業種
【線路上空エリア】
「ザッカマルシェ」をテーマとして、「思わず手にとりたくなる楽しさのある雑貨」や「多様なニーズに対応するコスメ」など、こだわりの商品を取りそろえます。地元のお客様や国内外から観光などで広島にお越しになるお客様が、ご自身用やギフト用にお買い求めいただくシーンを想定しています。また、厳選した人気アパレルブランドなどのファッション店の展開も予定しています。

【高架下エリア 東2階】
・陸の玄関口である新幹線改札口の目の前で、広島の魅力がそろった土産売場をめざします。
・駅をご利用になるお客様のクイックニーズに応える軽飲食に加えて、仕事帰りの一杯飲みニーズにも対応する多様なメニュー展開の飲食ゾーンの展開をめざします。

【高架下エリア 東1階】
・定番のお好み焼きなどに加え、広島の新たなご当地人気メニューも取りそろえ、質、量ともに広島グルメの地域ナンバーワンの集積をめざします。
・駅をご利用になるお客様や周辺のオフィスで働く方にランチやディナーでご利用いただける飲食業態の展開をめざします。

【西1階:現「新幹線名店街」部分】
駅をご利用になるお客様および周辺にお住まいの方の日常的な食のニーズにお応えするとともに、旅行や出張で広島にお越しになる方のご利用も想定しています。

(5)開業予定時期
線路上空エリア:2017年10月ごろ
高架下エリア:2018年春以降順次

2 施設名称・ロゴ
(1)施設名称
「ekie」(エキエ)

(2)ロゴ

(3)施設名称コンセプト
広島では昔から「エキ」と言えば「広島駅」として定着し、「エキ」という響きに愛着があります。「エキ=eki」に付加した「e」には、「広島の新しい目抜き通り」として、「eki」から「本通商店街」など中心部へ(=「e」)とつながる出発点を表現しています。
また「eki」が、毎日(everyday)、さまざまな交流や出会い(encounter)が生まれ、楽しさ(enjoy)と活力(encourage)が溢れる場所になればという願いも込めています。

(4)ロゴコンセプト
駅から街の中心部へとつながる「広島の新しい目抜き通り」をイメージしたラインを配置しました。さまざまな方が行き交い交流する場所となることを期待し、安心感と存在感を表すデザインを採用しました。
カラーは、広島県の県章で使用されている「えんじ」色を採用し、さまざまなお客様にご利用いただくにあたり、暖かみや親しみやすさを表現しました。

【RCC】:JR広島駅の新商業施設発表

【中国新聞】:広島駅新商業施設は「エキエ」

 

在来線橋上・新幹線高架下開発について、店舗の主な概要とコンセプト、
全体名称が明らかになりました。
南北自由通路を、本通商店街と並ぶ「広島の新しい目抜き通り」として位置づけ、
広島駅が中心部へと繋がる出発点を表現し名付けられた「ekie」(エキエ)。

中国SC開発による店舗開発のため、大阪駅の「LUCUA」(ルクア)とは異なる名称です。
シンプルで短く覚えやすいですね。広島にありがちな”迷称”の感じもなく、良いと思います。

 

店舗の主な概要と規模も以前報じられた時より少し詳しく明らかにされています。

自由通路とともに整備している線路上空エリアの約1,700平方メートルは、「ザッカマルシェ」をテーマとし
地元の人・観光客を問わず贈答用などに手に入れられる雑貨やコスメを取り揃えるようです。
「イセタンミラー」もこの中のテナントの一つとして入居するのでしょうね。

この線路上空開発の店舗は、自由通路が全面開通する2017年10月頃の開業予定です。

実生活が本当に忙しい状況でご無沙汰しております。 3月4日はダイヤ改正が実施され、可部線の延伸開業、山陽線・寺家駅の開業という大きな節目を迎えました。 残念ながらそちらの取材

 

また、みやげ物は、現状では新幹線高架下1階西側の「新幹線名店街」が中心に取り扱っていますが、
現在改装が行われている2階東側に移るようですね。
合わせて駅利用者に向けた軽飲食や仕事帰りに1杯飲めるようなお店など、観光客だけでなく広島駅を利用するビジネスマンも利用できる飲食ゾーンになりそうです。
観光客が楽しめるグルメゾーンは主に高架下1階東側で、お好み焼きはもちろん、地域ナンバーワンの広島グルメを集積させた飲食ゾーンになるようです。
普通の居酒屋は周辺に何軒もあるので、たくさんの人が行き来する「エキ」ならではの特別感を持ったお店が集まるといいですね。

現在の「新幹線名店街」がある高架下1階西側は、日常的な利用者に向けスーパーマーケットにすることを検討しているとのこと。

ということで、新幹線口はとにかく「グルメ」、そして「おみやげ」を全面に出したゾーンになりそうです!

新幹線口、新幹線高架下エリアは、2018年春頃から順次開業する予定です。

 

 

さて、大きな発表の2つ目は広島駅の総合案内所について。

【JR西日本】:広島駅総合案内所リニューアルについて(以下引用)

 広島市とJR西日本は、現在広島駅内に2カ所ある案内所について、共同でリニューアルを行います。
リニューアル後は広域の観光案内や訪日外国人の対応など、広島の玄関口にふさわしい機能を備えたものとします。
デザインについては、広島駅自由通路の開放的なデザインとマッチした、ガラスを多用した明るく気軽に立ち寄りやすいものとなるほか、広島東洋カープ、JR西日本227系新型車両など広島の多くの場所で使われている「赤」をポイントに使い、内装材に広島県産木材を多くあしらうことで、広島らしさをアピールします。

(1)中国地方の中心駅の案内所として、より広域の観光・交通情報に対応します。
・広域の観光パンフレットの掲出や企画展などのイベントに対応できるスペースを設置します。
・大型ディスプレイのデジタルサイネージで、観光情報などを放映します。

(2)訪日外国人への対応を充実します。
・中国地方初となる日本政府観光局認定の外国人観光案内所カテゴリー3への登録をめざします。
・英語対応が可能な職員を常駐させるとともに、英語以外の2言語以上に対応します。

(3)観光客のニーズに対応したサービスを提供します。
・鉄道の運行時間帯に合わせて、早朝から夜間まで観光案内サービスの時間帯を拡大します。
・観光情報などを入手しやすいようタブレット端末を設置します。
・無料Wi-Fiが使用可能となります。

【RCC】:JRと広島市が共同運営 広島駅総合案内所を設置へ

 

これまで広島駅は南口と北口に小規模な案内所を設けていましたが、
案内所内でJR職員が鉄道案内を、市職員が観光案内を行っており分かりにくいという声が強かったことから、
2箇所の案内所を統合し、鉄道・観光の両方に対応できる総合案内所を北口2階に新設します。
広島市だけでなく協定を結んでいる広島県内・山口県内の23の市町村の交通や観光案内を提供するそうです。
英語を話せる職員が常駐します。
大阪駅や京都駅と並ぶ充実した観光案内を目指し、中国地方では初めて外国人観光案内所カテゴリー3(政府観光局認定)を目指すとのこと。

開設場所は、自由通路に面する北口増設部分のここです。

驚きましたが、2015年5月に増築部分にオープンした「駅ナカコンビニ」に代わり、
ここの約110平方メートルの区画に広島駅総合案内所が設けられるそうです。
駅ナカコンビニは線路上空店舗もしくは他のエリアに移転することになりそうですね。

原爆ドームや中心部を目指す観光客は、新幹線の改札を出てまず左手のこの観光案内所で情報を得たあと、
自由通路を通って南口のバスや路面電車のりばへ向かうという動線になります。

自由通路が全面開業するのに合わせ、2017年10月頃の開業を予定します。

 

国内有数の観光都市、JR西日本管内でも収益面で高いポテンシャルを持つこの広島駅が、
ようやくそれにふさわしい姿へと生まれ変わりますね。
自由通路の開業で人の流れも一変します。

 

4月のはじめに広島駅で少しだけ撮影をしてきました。
今回のメインは上の新情報なので、主な変化だけさらっと紹介しておきます。

在来線の各のりばで、自由通路建設に伴い閉鎖中だった地下改札内通路の”東側階段”が、
4月1日から再び使用を開始しました。

 

 

 

折り上げ天井で間接照明が施されている4・5番のりば。
地下からホームに上がる雰囲気が格別です。
上がった付近の床もタイル化が始まっています。
4・5番のりばはホーム監視用のモニターが置いてあるためまだアスファルトが残っていますが、
間もなく列車停止位置の変更も行われると思うので、その時に撤去・タイル化という流れかと思います。

 

7・9番のりば。

こちらも同様に階段の供用開始、床のタイル化が行われました。

 

南口1階の在来線改札です。

改札機に再び赤いラッピングが施されました!
昨年9月から年末頃まで、カープのリーグ優勝を記念して行われたものでしたが
開幕に合わせてまたやっていただけるのですね。

 

在来線改札を出て左手、かつてみどりの窓口があった箇所です。

 

みどりの窓口に対面していたおみやげ・弁当売り場が3月末で閉店しました。
この場所は南北自由通路の階段を降りたところの突き当りになります。

7月上旬には営業を再開するようですが、既出の構内図を見ても
こことは違う場所になるか、規模を縮小しての営業再開にはなるのではないかと思います。

 

南北自由通路は2017年5月28日に、およそ半分の幅員で暫定開業
10月頃に線路上空開発と合わせて全面開業する予定です。

 

【JR西日本~エリアのおすすめ情報~】:ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。広島駅みどりの窓口、改札(中央)、自由通路の一部使用の開始について(PDF形式381キロバイト)

 


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15 件のコメント

  1. ナボ 返信

    取材お疲れ様です
    着々と工事が進んでいる+詳細情報のパブもあり、鯉党さんの取材対象も増えて忙しくなりますね。
    マイペースでお願いします

    エキエですが仕事帰りの方も視野に入れてくれると、ハッキリ言われてたので楽しみです。ビールバーが良いな。大戸屋の様な定食屋さんでも良いですね
    期待してます

  2. 返信

    すぐに馴染みそうな名前で全く悪くないと思いましたな。テナント情報が待ち遠しいです 中四国初出店の店や、今まで他都市にあって広島になかったような店が多く入るといいなと思いますが、あんまり期待しすぎない方がいいかな

  3. カープ 返信

    ついでに発車ベルも
    それ行けカープか宮島さんにして
    貰えませんかね。

  4. TOM 返信

    今日は、カープ観戦を兼ねて広島に帰って来ました。
    鯉党さんの記事の通り、ホームがタイル張りの場所が増えて、益々都会的な雰囲気があり、感動しました!
    ショッピングエリアもekieに決まったんですね。覚えやすく親しみのあるいいネーミングですね!
    大阪はルクアがかなりいいショッピングエリアなんで、かなり期待してます。
    カープも6連勝!最高の週末です(笑)

  5. TOM 返信

    ちなみに、エキシティに「桃太郎ジーンズ」が出店しましたね!
    球場に行く際に、エキシティ前で大々的にチラシを配布してました。
    カープコラボジーンズもあるみたいで、また次回行ってみたいです。

  6. 北條 返信

    ekieと新駅ビルが開業した暁にJRのダイヤを一新して欲しいですね。環状線、大和路線、阪和線は大阪ステーションシティ開業時にダイヤを一新しましたし。

  7. くまの 返信

    JR西日本は駅ビルの名前を統一しないんですね。
    JR東日本の場合、「LUMINE」や、「atre」などがあって大きさなどによって使い分けされてます。
    大阪駅と同じ名称にして例えば「ルクア広島」、ついでに呉駅はルクア呉とか。
    それでポイントカードも統一すればよさげな気がしますね。

  8. 返信

    桃太郎とか名前がダサすぎてはけんわ、いらないテナントだわ

  9. 鐘梨 返信

    更新お疲れ様です。

    エキエ、日経の記事を見ながらアレ?と思いましたが、
    何だかエキエとは
    「自由通路と北口にASSE機能を移植する」
    という感じになりそうですね。
    特に新幹線名店街をスーパーマーケットを誘致するというのは驚きました。
    マックスバリュやイズミもあるしこれ以上スーパーは要らないだろ!と思いましたが、
    今ある名店街ユアーズ小型店舗がASSE地下一階店舗くらい大きくなるんだろうなあと思うと、
    理屈のうえでは納得しました。

    心情的には、それでもスーパーは不要だろうと思いますが。

    • のーてんき

      鐘梨さん

      大阪駅、姫路駅、岡山駅、下関駅などにみられるように
      駅や駅ビルの改装に伴い
      駅にスーパーが出店してる傾向があります
      JRとしてもスーパーはコンテンツとして重要視してるんじゃないかと思います

      岡山駅のように、広島駅での実績を買われて
      わざわざユアーズを誘致した例もありますから
      スーパーは固定客がつきやすく、安定した売上が見込めるんじゃないでしょうか?
      観光客も弁当屋やキオスクがわりにスーパーで買い物する人がいますし
      (自分も時間があればそうします(笑))

  10. みやこびと 返信

    ようやく、駅設備が充実してきそうな感じですね。新幹線改札前は当然、広島に来る人帰る人を相手に商売するでしょうし、土産物とご当地グルメを拡充させることは必然的なことです。逆に在来線改札前は通勤通学客を相手にするのですから、サラリーマンや学生、OL等を対象にすれば、自ずとジャンルは決まってくるでしょう。名店街のスーパーマーケット化はどのような客層を考えてるかにもよりますが、最近の進出傾向を見れば、駅ナカに高級スーパーが進出する可能性もあるのでは?周りとの差別化を図るには十分考えられます。今後数年のうちに広島市内の人の流れは大きく変わるかもしれませんね。ASSEの建て替えの出来栄えにもよるでしょうが、マツダスタジアム等との相乗効果を考えると、商業施設としてだけではなくイベントなどの盛り上げかたや、そのような施設も入り込んで来ると、大きな集客力を持つゲートウェイとして化けるかもしれませんね。今から考えると凄く楽しみです。

  11. 小泉 返信

    ついに名称が決まったんですね。アッセって言わなくなるってことだと思うのですが、少し寂しい気もします。新しく生まれ変わるって感じがして、楽しみでもありますが。
    ひろしま駅ビルだった頃が懐かしいです。確か1999年頃にアッセになったんでしたっけ?あれからもう18年!時の流れと言うのは恐ろしいものですね。

  12. 北條 返信

    ASSEは一時期解体されるだけで、新駅ビルが竣工したらASSEも復活すると思いますよ。

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