豪華寝台列車『瑞風』の運行に合わせリニューアルが進むJR宮島口駅

JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)」が、
今年6月から運行を始めます。
“走るホテル”をコンセプトに数日かけて山陽・山陰地方を回る豪華寝台列車です。

広島県内では尾道駅と宮島口駅に停車し、乗客に観光してもらう計画になっています。
その2つの駅を含め、各地の停車駅では瑞風の乗客を迎えるべく駅のリニューアルが行われています。

宮島口駅の様子を確認してきました。

まずはプレスリリースから見ていただきましょう。

【JR西日本】:TWILIGHT EXPRESS 瑞風 お客様をお迎えする立ち寄り駅の改修などについて ~広島・山口エリア~

宮島口駅では、地元廿日市市産の木材を利用し駅構内コンコースの美装化が行われる他、
瑞風の乗客専用の出入口が新設されます。

駅舎外観です。

 

駅の構造自体は、南側にのみ駅舎と改札があり、
改札内の跨線橋でのりばを繋ぐノスタルジーな地上駅です。
外観は改めて見ると宮島の鳥居をイメージしてつくられているものなのかと思わせる形をしています。

駅北側に抜けられる地下道の入口近くのトイレはリニューアルされて綺麗になりました。
また、その隣には観光で訪れる人に向けた、手荷物の預かり所が設けられました。
「JR宮島口ねこのてステーション」というヤマト運輸によるサービスで、
一時的に旅行かばんなどを預けられる他、発送サービスにも対応しているようです。

 

ロータリーの西側におみやげ街道がオープンしました。

駅構内の待合スペース拡大のため、改札横にあった店舗がこちらに移転した形です。

 

駅舎内、コンビニがあったスペースはこのように生まれ変わっています!

 

コンビニが移転しただけ広くなり、非常に開放的な空間になりました。
内装も木材を使用したものになり、ホーム側はほぼ全面ガラス張りです。まるで別の駅のようですね。
まだ工事の途中であるため、奥の待合室には入れません。
特に記載は無かったのですが瑞風の乗客以外も使用できるのでしょうか?
案内所には外国語が話せる係員を付けるそうです。

 

改札付近です。

 

改札機の横はまだ囲いで覆われており何か作業が続けられています。
ここが瑞風専用の出入口になるのでしょうか。

 

先程の待合室をホーム側から見てみます。

この通り全面ガラス張りになっています。ホームに滑り込んでくる瑞風やレッドウィングをよく見ることができますね。

 

改札内のトイレも少し綺麗になりました。

 

その他にも、”走る高級ホテル”瑞風の乗客を迎え入れるため、色々なものが綺麗になっています。

 

年季の入っていた跨線橋は、この通り真っ白に塗装されました。
宮島口駅はバリアフリー対応のため、エレベーターのみの跨線橋を反対側に新設しましたが、
もとの跨線橋もこの通り残されています。こちらの利用者の方が多いです。

 

ホーム上の案内もこの通り。

 

 

驚いたのはこちらです。

 

瑞風専用の乗務員向け停止位置確認表示ができていました。
すでに各地で試運転が行われているようですね。先週は広島を通過したとか。

 

もちろん、一般の乗客への対応も進みます。
ホームの発車標は番号による乗車位置案内に対応していました。

この駅は以前から英語による放送も行っていますね。

この日ももちろん非常に多くの観光客がこの駅を利用していました。
上り列車が乗客を捌いても、あっという間に乗車口に列ができます。そして外国人の割合が驚くほど高い。感動を覚えるレベルです。
東京オリンピック・パラリンピックを控え、まだまだ観光客は増加する傾向です。
今後も細やかな観光客への対応は求められていきそうです。

 

それにしても瑞風の豪華さは凄いですね。
私は十分な時間とお金と、相手ができた頃に乗ってみたいです。。

【鉄道新聞】:豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」お披露目【外観・車内編】

【産経WEST】:「瑞風」広島でも報道公開 深緑の豪華な外観、リビング・ベッドも

 

県内のもう一つの停車駅、尾道駅は駅舎の建て替えが決定しました。
【広島経済新聞】:JR尾道駅、124年ぶりに建て替えへ 駅直結の宿泊施設も

 

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