祝!広電本社前電停リニューアル完了 2018.03(vol.5)<昼編>

広島電鉄が昨年秋ごろから進めてきた、路面電車「広電本社前」電停の大幅リニューアル工事が、2018年3月27日に完了しました。
リニューアルにより、電停の長さを従来に比べ約2倍となる54mに延ばし、電車が2編成同時に停車できるようになります。
また終端駅以外ではこれまでに例のない3mの電停幅を確保し、広電の電停としては初めて待合室も設けられました。

将来的には路線バスも乗り入れ、同じ電停で発着・乗り換えできる仕組みも検討される先駆的な電停です。

前回の状況です。

広島電鉄は、2018年3月末の完了を目指し、路面電車「広電本社前」電停の大幅リニューアルを進めています。 電車が2編成同時に停車できるよう長さを54mに延ばすほか、 終端駅以外
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ついに完成し、全ての設備の供用が開始されました。
週末を利用して、昼と夜の両方写真に収めてきました!

まずは<昼編>。供用開始した電停の明るい時間帯の様子をご紹介します。

 

マダムジョイ前から。

 

反対に渡り南西側から、都心方面を

 

54mという長さは、紙屋町西や東とほとんど同じではありますが、やはり上屋の高さがあることと、
2車線になったことで、自動車のドライバーからすれば圧迫感は多少感じるかもしれません。

 

横断歩道を渡りいよいよ電停(のりば)へ。

スロープ部分の安全策の足元に、行き先が貼り付けられています。
これも他の電停では見られなかったやり方ですね。

 

のりばから見る、電停全体です。

 

広島電鉄路面電車で始めて導入された、液晶モニター(LCD)の発車案内装置です!

従来のLED式より大画面になりましたが、表示する情報量は据え置かれているので文字が大きく非常に見やすいです。
路面電車とは思えないですね。

 

電停の奥にはこれまで設置されていたLED式案内装置(小型タイプ)がそのまま設置されています。

装置を取り付けるための梁の長さが違うのがお分かりいただけますでしょうか。
手前の方が短く、やはりこちらに同じ大型LCDを設置することは考慮されていないようです。

ちなみに発車案内のLCDは、待合室にも設置されていて驚きました。

待合室の様子は、<夜編>で詳しくご紹介します。

広島電鉄が昨年秋ごろから進めてきた、路面電車「広電本社前」電停の大幅リニューアル工事が、2018年3月27日に完了しました。 リニューアルにより、電停の長さを従来に比べ約2倍とな

 

改めて完成した電停を。

 

 

前回の記事でご紹介している通り、電停の広さは十分です。電車が入ってきた時の安心感が全く違います。
大型の上屋で車道からも完全に隔離されており、自動車の騒音や排気ガスも感じにくく、待合空間としてはとても快適になりました。

ただ、電車が止まるのは電停の前方の先端です。宇品方面はよいのですが、紙屋町方面では知らずに入口付近で待っていた人が電車の入線と同時に慌てて前方に移動する光景がありました。
待合室や案内装置をつけるのも、合わせてもう少し奥(電停前方)でもよかったのではと少し感じました。

自由度の高いLCD案内装置を備えているのですから、電車停止位置の案内ができるようになればいいですね。

 

電停前方の先端に停車する電車。

今年のカープラッピング仕様の5100型「グリーンムーバーマックス」です。

 

最後に、この広電本社前電停リニューアル工事の記事に関しては、毎回皆様から必要性について疑問を感じられているコメントを多数いただいております。

簡単にこの電停リニューアルの経緯と私の考えについてまとめてみます。

 

車線数を減らすことへの抵抗について。

元々この広電が通る県道243号広島港線は、中心部と広島港を結ぶメイン道路でした。
しかし、2000年に宇品橋が整備・開通したことで経路転換が進み、一時期に比べ交通量は減少しています。
2車線になったことで渋滞が起きている話も聞きません。
裏を返せば相生通りなど交通量の多い箇所での実現は極めて難しく、広電本社前の場所だからできたと言えます。

 

そんなに利用者が居ないのに本社前だからと無駄に豪華にしている、というご意見について。

確かに現状では7号線を除いて乗り換え電停でも無く利用者も多い方ではないでしょう。
しかし、真価を発揮するのは将来の路線バス乗り入れと結節点化された時かと思います。
広島市の「公共交通網形成計画」に基づき、都心部を走行するバス路線の集約を進めています。
5月から運行する都心循環バス「エキまちループ」を皮切りに、いよいよ本格的な路線刷新が始まろうとしています。
ここまで大掛かりなリニューアルを進める背景には、市が進める交通政策とも方向が一致しているためと考えます。

 

14 comments

  1. 千田町 Reply

    車線を減らさしてまでも電停を拡幅する広電が凄過ぎる。

  2. Reply

    路線バスとの結節点、あまり触れられてませんがここが気になります。
    どういう路線が展開するのか、乗り継ぎはどのようになるのか。

  3. _ Reply

    車線潰して線路敷かせて貰ってるという感謝の気持ちが無いね
    くっそ汚い石畳の掃除しろよ

  4. だいき Reply

    他の電停にはこのような電停は設置しないでもらいたい。
    こんなのを整備したくらいで、速達性が向上するとは思えない。

  5. ゆたん Reply

    都心循環バス「エキまちループ」って言ってますが、
    観光用の「めいぷるーぷ」っていうのがありますよね?
    「エキまちループ」が始まったら「めいぷるーぷ」は廃止になるんでしょうかね?
    それに広電電車も今後循環線をつくるとのことで
    どうなっていくのだろう。

  6. コマツ Reply

    将来的に電停がハブ化した時のメリットって何か簡単に教えて下さい。今の所足りない自分の頭ではいまいちわからないので。

    • のーてんき

      コマツさん

      広電宮島線の
      廿日市市役所前電停が参考になると思いますよ。
      ここは、電停のすぐ横にバス停を作りました。
      このため、宮島線で長距離移動をして、
      バスが短距離の移動を補うという使い分けができてます。

      広島のバスと路面電車ははゾーン制運賃の導入を考えていますので、
      広電廿日市市役所前電停のようやハブ化は
      有効になるとおもいます

  7. 後世の広島の発展を願う Reply

    広島の都市規模で路面電車の速達性は限界があり根本的な解決にはならない。フル規格の地下鉄は無理だろうが、将来的にはアストラムの地下鉄で速達性と定時性が確保されたら良いと思う。基幹交通が路面電車では限界がきてる…

  8. さかえ Reply

    なんかやってることが子供騙しみたいな改善に見える。都心へのバスの流入を減らすのならば、悪くはないだろうけど、他のバス会社は追従しないだろう。

  9. Top Reply

    広電には期待しても無駄な空気感が漂ってる、、、諦めの境地。
    札仙福と比べてどこか田舎臭く遅れてる印象を持ってしまうのは広電に起因するところも大いにある。
    路面電車という見た目の古臭さだけでなく、利用者を無視した自己満な会社経営とおもてなし、感謝一切なしの従業員の態度。
    いっそ利用者目線で経営できる会社に買われて本当の民営化を果たしてもらいたい。

  10. まつ Reply

    バスの電停乗り入れが具体化してから電停改修するのが普通の流れ。やることなすこと市民を敵に回してる広電。嫌ってるのじゃないのに、なぜ、「つっこんでください」といわんばかりのことばかりするのでしょうか?

    広島駅乗り入れが、市民目線で納得いくような形に落ち着くのか今から心配でなりません。

  11. 地元民 Reply

    広電が広島市民の公共交通の代表である矜持があるならば、利用者にとって何がベストかを模索しなくてはならないと思う。
    残念ながら今の広電にはとてもそうしている様には見えません。
    中心部に大量に一定量の人を輸送できなくては皆が希望するような万単位の人が利用する容積の巨大なビルは建ちませんし、対外的に不動投資先としての魅力に欠けるのです。
    よって広島の発展の為には先ず公共交通機関の近代化が最優先事項なのです。
    路面電車により道路という公共の場を占有する企業であるならば市民に未来の希望が持てる展望を示してもらいたいものです。
    つまり広電に広島の浮沈が掛かっていると言っても過言ではないのです。
    抜本的な改革も出来ず事実上値上げだけしている現状では馬鹿にされても仕方ありません。

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