廿日市草津線4車線化工事 2018.05(Vol.5) 着工した『はつかいち大橋』

広島市を横断する都市計画道路、「広島南道路」の一部で、
広島市佐伯区と廿日市市を結ぶ「廿日市草津線」では、現在、
第2期工事として対面通行だった「はつかいち大橋」の4車線化工事が行われています。

第1期工事は「はつかいち大橋」東側の、広島市西区商工センターから、新八幡川橋を通り佐伯区五日市・海老山に至る約1.6㎞が4車線化されました。

本日広島駅自由通路が報道公開されたようですね。真っ先に更新したいところですが、一旦落ち着きましょう。 以前から用意していた広島南道路、廿日市草津線に関してご紹介。 廿日

第2期工事が完了すれば、広島南道路は商工センター扇地区から廿日市に至るまですべての区間が4車線区間となります。

【広島県】:臨港道路廿日市草津線整備事業

 


計画図(上記HPより)

新八幡川橋を含む区間が4車線化され、最初にレポートを行った昨年5月以来、
およそ1年ぶりにこの地区に足を運んでみました。

本日広島駅自由通路が報道公開されたようですね。真っ先に更新したいところですが、一旦落ち着きましょう。 以前から用意していた広島南道路、廿日市草津線に関してご紹介。 廿日

 

はつかいち大橋西詰交差点から。

画像奥が広島市方面で、中央の橋が「はつかいち大橋です。
下流側となる画像右側に、同規模の橋りょうがもう1本架けられ、4車線化されます。

 

交差点の近くでは盛土が現れ、地盤改良が始まっています。

 

 

 

はつかいち大橋は、廿日市港を往来する船舶が通過できるよう、桁高がかなり高くなっています。

 

勾配は6%。いわゆる「べた踏み坂」ですね。

 

この橋を境に、広島市と廿日市市が分かれます。

 

 

少し橋を上り、廿日市方面を振り返ります。

 

道路用地が伸びています。途中廿日市方面の車線が左にカーブした箇所がありますが、ここから4車線に戻ります。
ここまで4車線化工事が行われるので、工事が完成すれば広島南道路の西区扇以西はすべて4車線化が完了することになります。

 

廿日市側から、「はつかいち大橋」のたもとへ進んでみました。

 

橋梁建設現場にあたるこの道は、現在通行止めとなっていました。

 

付近には見学スペースのような見下ろせる場所が用意されています。

この日は柵があり入ることはできませんでした。

 

廿日市側の岸壁はここで行き止まり。

 

この現在の橋梁の海側(画像右側)に下り線となる橋梁がもう一本架設されます。
「はつかいち大橋」を広島市です。対岸に見えるのは「アーバンビュー渚ガーデン」のマンション群。
さらに南道路のずっと先には、かすかに広島駅南口の「シティタワー広島」もここから確認できました。

 

商工センターや廿日市市臨港地区には、運送・物流関係の企業が多く立地し、
安定的な輸送環境の確保には大きく貢献しそうです。

とはいえ、最終的に山陽道廿日市ICと接続する計画となっており、
交通量の多い国道2号線西広島バイパスの交通を大きく分散させるほどの役割を担うまでには至っていないのも事実です。

「広島南道路」は広島市のデルタ内に入ると、平面部分は国道2号線の支線という立ち位置に変わります。

広島市や広島商工会議所は、凍結状態になっている西広島バイパスの都心部延伸について
早期着手の要望を出しています。

それぞれの事業の必要性は分かりますが、将来的に広島都市圏の道路ネットワークについてどのようなビジョンを持っているのか、
広島市の考えを知りたいところです。

 

はつかいち大橋を含む、「廿日市草津線」の4車線化開通は、平成30年代中ごろ(2023年頃)の予定です。

 

【西広島バイパス都心部延伸事業促進協議会】:西広島バイパス都心部延伸事業

広島市は、財政難から整備を中断していた国道2号線西広島バイパスの「観音高架」について、 事業を再開し、改めて国に延伸を要望する意向であることが分かりました。 【中国新聞】:
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