バリアフリー化で生まれ変わった広電廿日市駅

JR廿日市駅とその周辺で、大きな”まちづくり”が進んでいます。
それらを見ておきたかったので、久しぶりに廿日市に行ってきました。もちろん当ブログとしても久々の廿日市です。
これから数回にわたって紹介していきます。
 
まずはそれぞれの計画を確認しておきます。廿日市市議会議員の広畑氏のブログから。
【広畑裕一郎のがむしゃらブログ】:JR廿日市駅周辺整備計画イメージ(PDF, 約2MB)
 
hatsukaichi-syuhen.jpg
JR廿日市駅周辺計画図(上記PDF資料より)
 
広島県廿日市市の玄関口であるJR廿日市駅を中心に、広い範囲で一体的な整備が行われています。
今回は「廿日市駅南地区整備事業」と書かれている辺りとなります、
宮島線の広電廿日市駅の様子を中心に紹介します。
広電廿日市は2013年8月にロータリーが整備されるなどして大規模改良されました。
 
最初はこの角度からの画像を。
 
201405hiroden-hatsukaichi-2.jpg
 
詳しい方ならビビッとすぐにお分かりかと思います。
現在は駐輪スペースとなりましたが、一昨年まで旧駅舎がこの場所にありました
駅舎は宮島線の直通前、普通の鉄道車両が走っていた頃から建っていた木造のもので、
解体前はニュースでも取り上げられていました。別れを惜しむファンも多かったようですね。
 
画像左奥にそのまま進めばJR廿日市駅にたどり着きますが、これは次回取り上げます。
 
国道2号線からここに至るまでの道路は、青果店や居酒屋などが多く並ぶ昔ながらの商店街となっています。
 
201405hiroden-hatsukaichi-1.jpg
 
ただ車1台がやっとというくらいの細い道で、廿日市駅への交通アクセスは改善が求められていました。
現在広島県が「廿日市駅通線」を東側に整備中です。この後と次回の記事でも少し紹介します。
 
 
では、先ほどの旧木造駅舎のあった場所から東へ進んでいきます。
広電廿日市駅はリニューアルによって東側へ数十メートル移動しました。
 
こちらがまだ真新しい、広電廿日市駅です。
 
201405hiroden-hatsukaichi-14.jpg
 
左奥が旧駅舎跡です。
ここは南口になりますが、小さめながらコミュニティバスが入ることのできるロータリーも整備されました。
 
 
201405hiroden-hatsukaichi-4.jpg
 
 
新しい駅舎は、木材港のある廿日市市らしく「木」をふんだんに使った美しい仕上がりになっています。驚きました。
 
201405hiroden-hatsukaichi-7.jpg
 
 
このバス停と電車の乗り場は同一平面で整備されており、下り線とバスの乗り換えはバリアフリーで行うことができます。
 
201405hiroden-hatsukaichi-9.jpg
 
一つ先の「廿日市市役所前(平良)」と全く同じ構造ですね。
あちらには市役所やホール、商業施設までが綺麗に整備されていますので華やかさでは劣りますが…。
 
 
下りの宮島口方面のホームです。
 
201405hiroden-hatsukaichi-10.jpg
 
 
 
乗り場のすぐ左隣には待合室まで完備されています。
 
201405hiroden-hatsukaichi-3.jpg
(正面が待合室、左側は公衆トイレ)
 
 
この待合室の内装にまた驚かされました。
 
201405hiroden-hatsukaichi-8.jpg
 
壁も床も天井も全て木材!これは杉ですかね?
なかなか見られない贅沢さです。空調が無く結構な蒸し暑さだったのが一つ残念でしたが…(^_^;)
 
 
こちらは上りの広島駅方面のホーム。
 
201405hiroden-hatsukaichi-11.jpg
 
こちら側はシンプルな造りです。下りホームとは西側にずれて向き合っています。
 
 
下りホームの東側には比較的高規格の踏切が設置されています。
 
201405hiroden-hatsukaichi-6.jpg
 
この踏切も”移設”という形なのでしょうね。
実はこの道路が先ほど触れた県整備の「廿日市駅通線」の一部です。
 
振り返るとこのように幅員の広い道路が続きます。
 
201405hiroden-hatsukaichi-5.jpg
 
国道2号線の廿日市港北交差点に接続します。
 
 
踏切を渡ります。自動車はまだ通行止めのこの踏切ですが歩行者は通行することができます。
そのため電車が来るとこのように遮断機が降りてきちんと作動します。
 
201405hiroden-hatsukaichi-12.jpg
 
 
 
この踏切から、宮島口行きのグリーンムーバーが入線した下りホームを。
 
201405hiroden-hatsukaichi-13.jpg
 
 
 
以上、リニューアルされた広電廿日市の様子でした。
大きな商業施設や行政機関があるのは、宮島口方面の次の駅である「廿日市市役所前(平良)」の方ですが、こちらは純粋に地域の住民に重宝される駅になりそうです。
特に、次回更新するJR廿日市駅では南北自由通路の整備が予定されている他、北側で大規模な区画整理が行われています。
近い将来利便性が大きく向上するエリアになるでしょう。

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8 件のコメント

  1. タミー 返信

    レポートお疲れ様です。
    古い記憶で恐縮ですが昭和40年代中頃の正月、宮島への初詣の帰りに一度だけ広電宮島線の急行列車に乗ったことがあります。途中停車駅が広電廿日市のみだったので、広電宮島線の中では、当駅はそれなりのポジションの駅なのではないかと推察します。
     
    車両は2両連結の市内直通型で先頭に急行と書いた丸い看板をぶら下げていました。広電宮島を発車後しばらくは快調に走っていましたが、前の普通列車を追い抜くことは無く、結局信号待ちが長く急行の意味が無い状態になってしまいました。
    西広島駅を過ぎても急行の看板が出たままだったので、どうなるのかと興味深く観察していると、単なる片付け忘れだったらしく、福島電停で運転手さんが降りて車両前の急行表示の看板を取り外して運転席の足元に置いたの見て、そのお粗末さに驚愕した記憶が蘇ってきました。
    当時はまだ高床列車と併用の時代でしたが、広電宮島線のスピードupについては基本的には、当時から何も改善されていないように思えてなりません。
    駅の改築や車両の更新などにより快適性の向上が進められてはいるようですが、スピードupについても相当な努力が必要だと思います。

  2. BW'S 返信

    地元の方々には愛された、というか思い出一杯の駅舎でした。
    市民は残したかったが、広電は全く興味ないようで、まあ補助金で駅は新しくなるわけですからそれも理解しなければとは思います。
    新しい駅を基点に街づくりの花が開けばと思います。
     
    取り上げていただきありがとうございます。

  3. たく 返信

    木造駅舎は良かったですね。流石にあそこまで老朽化していると残すのは難しかったでしょう。
    70km/h化計画も、福知山事故以来、どこの鉄道も速度アップには慎重です。安全第一、仕方ないですね。
    当面、市内線の路線変更しかないでしょう。

  4. blk 返信

    おお、かなり変わりますね。
    確かに廿日市駅から2号線までの動線は道が細いので、計画通りに変わると便利になりますね。

  5. MT 返信

    広電廿日市駅は惜しむ声も多かったやに聞きます。
    残念ながら道の幅員を確保するために解体されましたが。
    それに、あの駅舎が高床ホーム用でしたからやむを得なかったのでしょう。
    ホームが千鳥配置なのは上りホームがあの位置でないと裏の道路を潰してしまいますからね。
    これもまぁやむを得ないと思います。
    上りホームと下り側のバス停は東側の踏切を迂回せざるをえないのが気になります。
    千鳥ホームなんだから構内踏切を設置しても良かったのではと思います。
    下りグリーンムーバが新踏切にさしかかる写真がありますが、その写真で。
    パンタグラフ右上に白い箱が写っています。IHIの3Dレーザー障検装置だそうです。
    広電では初採用だそうで、これから増えていくのかもしれません。

  6. 鯉党α 返信

    >皆様へ
    コメントありがとうございます。昔の急行の唯一の駅だったとのことで、他に残っている木造駅舎は無いですし本当に貴重な存在だったのですね。
    解体前に写真に撮っておけばよかったと後悔しています。
    新しい駅舎も木造風で他の電停にはない独特な外観となりましたから、周辺の整備と合わせて便利になると良いですね。
    速度アップも含めて市内への時間短縮はもっと努力しないといけないですね。。
     
     
    >MTさん
    確かに構内踏切がありませんでしたね。平良の方はあるのに…
    「白い箱」というのは電柱の上の方についている横長よものですかね。
    レーザーで例えば取り残された車などを検知できるということですよね。
    踏切事故の低減に期待が持てそうですね。

  7. 匿名 返信

    宮島線の速度アップをしようと思えば、待避線を整備して快速を運転できる状況を整備しないと実用性は無いのではないかと。
    広電が快速(急行)を復活しないのはタミーさんが書かれているように、追い越し出来ないという根本的な問題を解決できない点にあるからでしょう。
    新型車輌導入による運行速度の上昇を狙っても駅間の距離を考えれば頭打ちは目に見えるでしょうし。
     
    宮島線内ではスピード面は開き直ってJRに押し付けてしまえばいい話で、広電は宮島線については地域ローカル輸送に尽力すればよしとして市内線の速度改善こそ全力を注ぐべきかと。
    当然、広電と言う企業1社では改善不可能なので、広島市の積極姿勢が必要不可欠なのですが・・・

  8. 匿名 返信

    これって、広電の速度アップの記事ではないような気がするのは、私だけでしょうか?

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