八本松-西条間に新駅合意。2017年春開業へ

東広島市とJR西日本はJR山陽本線の八本松~西条駅間の寺家(じけ)地区に、新駅「寺家駅(仮称)」を設置することで合意しました。
事業費は20億円で東広島市が全て負担します。
2017年春の開業を目指すとのこと。
 
【JR西日本】:山陽線 西条~八本松駅間新駅設置について
【中国新聞】:東広島・寺家に新駅開業決定
 
場所はこちら。八本松駅から3.8km、西条駅から2.2kmの地点になります。

より大きな地図で JR寺家駅 を表示
 
 
寺家駅。今まで「てらやえき」と読むものだと思ってきました(笑)
東広島市の市政はほとんど掴めていなかったのですが、ついに正式に建設が決まったのですね。
広島市の中から見ていると意外とあっさり決まったのかなと思いましたが、もちろん東広島市では以前から議論や下準備が進められていたようです。
 
【東広島市】:寺家地区(都市再生整備計画)整備方針概要図 [PDFファイル/174KB]
 
jikestation-gairyaku.jpg
 
新駅を中心にして南北で「寺家地区土地区画整理事業」や、複数の道路・街路事業がすでに始まっているようです。
住宅開発も一部で始まり、人口が増加する寺家地区で新駅はその目玉だったようですね。
 
新駅は対面式の2面2線形式で8両編成まで対応するということで、駅としては最低限の設備になりますが南北自由通路を有する橋上駅となるようです。
(JR西日本のPDF資料に平面概略図が載っています)
同時に土地区画整理事業が行われることもあり、南北両出入口に駅前広場が設けられます。
一日当たり2800人の利用客数を想定するそうです。
 
広島駅周辺の再開発をはじめ、白島新駅や可部線の電化延伸など、本当にここ数年はJRに関する話題に事欠きませんね。
今年度から新車も走り始めることも決まっています。
寺家駅(仮称)は2017年春の開業予定です。
 
 
 
さて、その可部線の電化延伸事業に関してこのような記事もありました。
【中国新聞】:鉄道用地を先行売却
kabesen_chugoku-np.jpg
(2014年8月5日付 中国新聞朝刊紙面より)
 
電化延伸の終着駅となる荒下地区で、地権者らは土地区画整理事業の用地から鉄道用地を切り離して広島市に先行売却することを決めました。
区画整理の開発計画がまとまらず、その遅れがそのまま新駅の工事にも影響しかねないと判断されたためです。
可部線電化延伸部分、来月着工へ
 
これで延伸工事は何とか始まりそうですが、”開発計画”つまり安佐市民病院を荒下地区へ移転させるのか否かという問題はまだ続きます。
私は土地勘がないので何も言えませんが、早期解決を希望したいです。


 

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