広島橋上駅新築他工事 2016.01(Vol.60) 拡大続ける東側

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広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は現在の跨線橋に代わって幅15mの自由通路を建設し、橋上駅舎と商業施設を新設する巨大プロジェクトです。
西側の改札内コンコース部分が2014年11月に先行して開業しています。
【JR西日本】:JR広島駅構内の新跨線橋(こせんきょう)の供用開始について
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅改良工事(広島橋上駅新築他工事)
 
前回の状況です。
広島橋上駅新築他工事 2015.11(Vol.59) 管内一の○○
 
 
2月に入っていますが、1月に撮影した様子の紹介です。12月は更新しなかったので2ヶ月ぶりの広島駅レポートになります。(撮影はしていました)
 
最初は1番のりばの状況から。
 
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すっかり橋桁だけの状態になっている旧跨線橋。注目すべきはその下部です。
仮設の赤いトラス梁が吊り下げられています。さらに、鉄骨の柱の根元が橋桁の真下から顔を覗かせています。
完成時にはこの頭上が南北自由通路になる計画となっており、
元の橋桁はそのまま活用するのか、やはり解体して作りなおすのか、これからどのような工事が行われるのか非常に楽しみです。
 
 
柱の根元は新跨線橋側にも。
 
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右手に新跨線橋のエスカレーターがあります。
2017年度の自由通路の完成時はおそらく暫定的に駅ビルと繋がる程度になると思われます。
そこまで時間は空けずに、今度は駅ビルの建て替え工事に入ります。
 
 
この部分の工事のため、1番のりばの導線は大きく変化しています。
 
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看板にある通り、朝夕のラッシュ時間を除いてコインロッカー付近でのホームとの行き来ができなくなりました。
日中、トイレとコインパークに通じる駅ビル側の通路から、新しい橋上駅舎の方を見ると、新旧の構造物が入り乱れかなりカオスな状態になっています。
 
 
新跨線橋コンコースから同じ方向を。
 
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旧跨線橋の裏側は木の板が張られ、何らかの作業が行われているように見えます。
完成時、店舗スペースとなる駅舎部分もそれらしくなってきています。
鉄骨部材はやはり、将来駅ビルを建て替えた時に一体的に繋がるようにジョイントのようになっていますね。
 
 
7・9番のりばに移動しました。
 
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今回整備された橋上部分、新幹線改札内の新しいおみやげ街道に当たる部分です。
こんなところに搬入用エレベーターあったっけ?と思いましたが、昨年12月から工事が続いていた場所でした。(画像
 
 
こちらは旧跨線橋が新幹線口に接続していた部分。
 
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終電間際に北口から階段を上がっていると、ちょうどこの辺りで、コンクリートを削っているような音が聞こえます。
 
 
最後に、移動して新幹線口屋上駐車場から。
 
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背後の南口再開発群のおかげで風景が様変わりしています。
広島駅本体は1枚目の画像で見えている範囲全てが橋上駅舎に覆われホームは全く見えなくなります。
新しい駅舎の”床”が2~9番のりばまで繋がりましたね。ホームの東側の大部分が塞がれました。
2枚目は一部が上棟した駅舎の東端を写しています。
屋上をよく見ると、こちらにも明りとりとなる天窓が設けられそうな感じですね。
線路の上空に設けられる施設としてはJR西日本管内で最も広い(自由通路・コンコース含む)このスペースには、
どのようなお店が入るのでしょうか。
 
 
前回、このようなことを書きました。

ちなみにEタウンによると、現在の地下自由通路の一日の通行量1万5,000人に対し、
新自由通路は14万8,000人と約10倍に増えることを見込んでいるようです。
人の流れが変わるとはまさにこの事ですね。

よく考えると、現在は南北を通り抜ける用事しか無い人しか使わない現在の地下通路に対し、
自由通路に集約された改札口が出来る橋上駅舎は、駅の利用客≒通路の通行量になるのは当然といえば当然なのですね。
(実際には地下階札や駅ビル連絡改札ができるので多少減りますが。)
 
工事は2017年度の完了を予定します。


 

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