広島高速5号線建設工事 <広島駅北口> 2016.06

広島高速5号線(東部線)は高架橋とトンネルで構成される約4kmと都市高速道路です。
広島高速1号線の終点となる「温品JCT」と広島駅北口を結びます。
トンネル部は地盤沈下の原因となる地下水への影響が極めて少ない「シールドマシン」による掘削へ変更されました。
二葉山トンネル、シールド工法で2014年度着工へ!

【広島高速道路公社】:広島高速5号線及び関連道路路線図

前回の状況です。
広島高速5号線建設工事 【広島駅北口】 2015.09 橋脚の建設進む

広島駅北口二葉の里地区内に整備される「広島駅北口IC(仮称)」部分です。

201606kousoku_ekikita-2.jpg

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トンネルから地上に降りてくる盛土の傾斜路がかなり形になってきました。

二葉の里地区北側の車道を跨ぐ高架橋も整備が着々と進められています。

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橋桁となる鉄骨も確認できますね。

今年度中にトンネル以外の部分はかなり完成に近いところまで出来そうです。

トンネル部分については、シールドトンネル工事の一般競争入札が5月末に行われました。
大林組・大成建設・広成建設のJVにより約185億円で受注されています。

【建設通信新聞】:185億余の大林JV/広島高速/高速5号線シールドT(以下転載)

 広島高速道路公社は26日、入札の行方が注目されていた高速5号線シールドトンネル工事の一般競争入札(総合評価方式)の結果を発表した。入札結果は、185億1851万円(税別)で大林組・大成建設・広成建設JVに決まった。技術交渉による提案改善、設計数量や単価表などの見積提出を経て算出された予定価格は185億1851万1000円だった。同工事は設計・施工一括発注方式(DB)を採用しており、トンネル本体着工に向け、実施設計、シールドマシンの製作に入る。
23日の開札で入札が成立したことを明らかにしていたが、総合評価の手続きを終えたことから公表した。提案などの審議は、広島高速5号線トンネル技術検討委員会(委員長・小山幸則立命館大総合科学技術研究機構客員教授)が担った。
同工事は、当初工事と契約予定工事の一括競争入札により落札者を決定する枠組型一括入札方式の試行工事でもある。概要は、当初工事がシールドマシン製作ほか工事・実施設計長さ1407m、シールドマシン製作一式、仮設工(施工ヤード造成、発進準備工)一式、契約予定工事がシールドトンネル掘削ほか工事・長さ1407m、トンネル本体工1407m、坑内埋戻工1407m、坑門工1カ所(開削部)、仮設工(シールド到達工、シールドマシン撤去工)一式。工期は当初工事が18年3月31日まで、契約予定工事が契約締結の日から31カ月となっている。工事場所は広島市東区牛田東3ほか。
広島高速5号線は、JR広島駅北口の広島市東区二葉の里から温品町の高速1号線に接続する長さ4㎞で計画している。このうち、トンネル区間はJR広島駅北口の二葉の里坑口から中山坑口までの長さ1.8㎞で計画され、二葉の里坑口からの1.4㎞がシールド区間、残りの0.4㎞がNATM区間となる。NATM区間は別途発注する。
シールド工事の実施にあたっては、一部住民から地盤沈下が懸念されており、地表面の管理値を予測値として最大沈下量2.7mmに設定。予測値の50%に当たる1.3mmの沈下量を計測した場合、その後の計測頻度を1週間から毎日とし、現場点検などの監視も強化する。さらに、予測値の90%に当たる2.4mmの沈下の場合は掘削を一時中止し、緊急的な家屋調査の実施、専門家による沈下要因分析、対策案の検討を迅速に実施するなど万全を期す。

(ここまで)

工期についての記述があります。
実施設計やシールドマシンの製作、準備工等に要する期間が2018年3月末まで。
実際のトンネル掘削工事が契約締結から31ヶ月、つまりトンネル開通は早くても2019年初め頃となるようです。
地盤沈下の原因となる地下水への影響が極めて少ないシールド工法ですが、規定値以上沈下が認められた場合は工事は一旦ストップとなり検証が行われます。
2020年の東京五輪には確実に間に合うように願いたいです。

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9 件のコメント

  1. みみずく 返信

    この広島高速5号線は、アクセス改善のために本当に早期完成が必要ですよね。
    事故なく、また、地盤沈下などによる中断なく、無事開通することを心より祈りたいです。
     
    ところで5号線はトンネルなので直接の関連はないですが、広島は西広島バイパスの延伸工事などを含め、高架道路の整備が妨げられ遅れることが多かったと思います。ただ、これから人口の減少してゆく時代を考えると、市内中心部が他の都市のような高架道路による分断や景観の悪化を避けられたことが、今となってはケガの功名のような感じもするのですが、どうでしょう?

  2. むーばす 返信

    いつも更新お疲れ様です。
    5号線のトンネル部はこれから工事が始まるのですね。
    広島駅側も矢賀側も高架橋工事は進んでいるという感じ
    だったので意外でした。でもシールドは掘削スピードが
    早いので、これからでも合わせられるのでしょう。
     
    ところで紙屋町サンモールの再開発の話題が地元紙を
    賑わしていたようですね。会員でないと読めないので
    中身がわかりませんが、前回、工業新聞の記事と新しい
    話題は載っていたのでしょうか?気になります。
    また機会があればレポートお願いします!

  3. カッツー 返信

    大崎上島にアメリカの大学の海外キャンパスができるようですね。
    まだ計画中のようですが。
    広島市内にも国際関係学に強みを持った海外の大学のキャンパスができるといいですね。

  4. 匿名 返信

    50階ぐらいの高さになると、リーガロイヤルホテルの最上階からの
    眺めが悪くなりそうなのだし、景観の問題もあるので、高さは抑えてほしいですね。

  5. 匿名 返信

    >>5そんなこと言い出したら今後中心部に高いビル建てられなくなるじゃない。
    容積率の高いエリアだし最大限利用すればいい。

  6. 神宮寺龍之介 返信

    >>みみずくさん
    西広島バイパスは一度はオイルショック、もう一度は秋葉元市長によって延伸が止められてしまいました。
    確かに景観と言う点ではメリットもあったかもしれません。
    と言っても沿線はビルが立ち並んでおり景観もナニもないと沿線住民の自分は思っています。
     
    しかし朝夕は旭橋からバイパスに乗る車や平野橋を越えて南区やその先を急ぐ車が列を成している過去や現在が妥当なのでしょうか?
    国道2号線は広島市の交通上の弱点である東西方向の主力を担う道路です。
    市内中心部や南北方向へ向かう車と、高架によって中心部を素通りする車とが分離できれば渋滞緩和には大きく寄与するでしょう。
    そして人口減少とは言われますが、渋滞緩和に至るまでは極めて長い時間が掛かる事でしょう。
    自分としては依然として西広島バイパスの延伸の需要は無くなっていないと思っています。

  7. みみずく 返信

    >>神宮寺龍之介さん
     
    先の私の投稿は、確かに西広島バイパスの延伸等の道路整備はもう不要と書いているように読めてしまいますね。
     
    本意としては、私も可能であれば交通網のより良い整備を望みます。
     
    ただ、30年程前ですが(年齢がばれてしまいますが)、大阪から博多まで車で2号線をドライブをしたことがあり、その当時すでに阪神・第二神明・加古川・姫路・岡山倉敷・徳山・防府・北九州・福岡と、広島県以外の主要都市にはバイパスがある一方、広島県のみはバイパスがなく福山・三原・西条・広島と見事に渋滞が続く有様でした(例外は尾道バイパスのみ)。現在に至っても福山と広島には山陽道を除けばバイパスはなく、行政の問題なのか県民性なのか・・・・。
     
    長年広島に住む一人として、交通網の整備によって都市としての量的な点では他都市(福岡など)に伍してゆくことが困難となった今、せめて現在の市街中心部の景観が美しいことを生かして、都市の質的な点の発展を願うものです。

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