広島おりづるタワー 完成・プレオープン! 2016.07(Vol.15) <体感編>

大っ変お待たせしました。
7月11日にプレオープンした「広島おりづるタワー」の<内部編>です。
前回の外観編はこちら。
広島おりづるタワー 完成・プレオープン! 2016.07(Vol.14) <外観編>
 
 
オープンから3週間経ち、もう行かれた方も少なくないのではないでしょうか。
 
 
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原爆ドームに面する西側です。
建物のメインの入り口はこちらになります。
平和公園と繁華街の出入口になる意味を込めてこちらになったそうです。
1階の南側はカフェになっています。「握手カフェ -PARK SIDE-」という名称です。
ウッドデッキのテラス席では多くのお客さん、それも外国人の観光客の方々が食事を楽しんでいました。
 
 
内部に足を踏み入れました。
 
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物産館「SOUVENIR SELECT 人と樹」とチケット売り場の様子です。
1階は建物の外側が2階まで吹き抜けになっており、そこにガラスの庇がかかった近代的な市場のような構造になっています。
明るく閉塞感も緩和され素晴らしいです。
 
広島でこんなに豪華なチケット売り場は見たことがありません。
展望台の入場券も大人一人1700円とかなり豪華な設定です。
購入時に、次回の入場に使える300円割引券をもらえます。
 
 
チケットを購入しいよいよ有料エリアに入ります。
 
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チケットにはQRコードが印刷されており、それをこの入場ゲートの改札機のような機械に読み取らせて入場します。
このあたりから非日常感の演出が始まります。
ゲートを進むとスパイラルスロープ「散歩坂」の麓に到着。写真右手にはエレベーターがあり、どちらからでも昇り降りすることができます。
エレベーターなどももちろんビル改修にあたって新設されたものです。
内装のイラストも凝っていました。
 
 
エレベーターで屋上まで一気に上がりました。案内板です。
 
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このおりづるタワーは館内すべての案内板がこのように角が少し折れたような形で折り紙を表現しているようです。
これはオシャレだ。
 
 
いよいよ屋上展望台「ひろしまの丘」へ。
 
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素晴らしい見晴らしです。
中央の入口から外側に向かって傾斜がついているので、どこからでも広島の中心部を見渡せます。
これが「丘」と言われる所以ですね。
平和公園の資料館、原爆ドーム、そしてそれらを繋ぐ平和公園の軸がこういった角度から見られるのがとても新鮮です。
改めて広島はこんな景色を持っていたんだなと。
 
 
改めて「ひろしまの丘」と景色を。
 
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床から柱、天井まで大胆に木材が使われています。
入口側の壁面が鏡になっており、反対側から振り返ると1枚目の画像のように丘がどこまでも繋がっている様に見えるのが秀逸です。
外側の柱から庇が更に3m程張り出しているため、柵の近くに立つと非常に開放感を感じます。
照明に関してはこの木の床の中にもイルミネーションが仕込まれており、隙間から光が見えるようになっています。
夜にまた撮影に来たいです。
 
旧広島市民球場はこの通り、相生通りを挟んで真正面にあたります。
何もない空き地が広がっているのが本当にみっともないし勿体無いです。
イベント開催機能をもったサッカースタジアムの建設は、跡地利用の最もふさわしい答えだと私はまだ思っています。
 
 
一通り写真をとった後、この階にあるカフェでコーヒーを買ってしばらく景色の見える丘でくつろぎ屋上を後にしました。
「ひろしまの丘」の下、12階「おりづる広場」へ。
 
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「ひろしまの丘」が展望ゾーンだとするなら、ここは体感ゾーン。
Kinectを使ったアトラクションや広島の歴史を紹介する大型のモニターが多数。
そして何より、おりづるを折ってもらい北側壁面の「おりづるの壁」に投函できる場所もこちらになります。
南側にはガラス張りのコーナーと一つの案内板が。
実際に原子爆弾が上空で炸裂した島病院の位置を伝えるものでした。
 
 
地上へはスパイラルスロープ「散歩坂」から帰りました。
 
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壁面には漫画家・佐藤秀峰氏によるイラストが展示されています。どれも広島に関する絵でした。
【おりづるタワー】:イベント情報
 
これは定期的にいろんな企画展に変わるのでしょうね。
傾斜は緩やかで歩くのに苦にはなりませんが、先ほどまでの濃厚な体験からは少し単調で降りる頃には飽きてしまう人がいるかもしれません。
私は紙屋町側の景色が興味深くそのようなことはありませんでしたが(笑)
鬼のように急なすべり台が避難用として設置されていますが、閉鎖されることなく自由に子どもたちが滑っていました。
何かもう一つ仕掛けが欲しいと感じました。
 
 
 
おりづるタワー特集は以上になります。
一言で表すと期待通りの施設でした。
単純に高さ50mから景色を見られる施設ではなく、演出を含めてこれまで広島では味わえなかった体験ができる施設ではないかと思います。
とは言え、広島県民が1年に何度も何度も訪れるようなではないかと思いますので、
新たな観光資源としてガイドブックや観光サイトで今後紹介してほしいですね。
事実、これまで平和公園周辺に広島のお土産を多数扱う施設、休憩できる施設が乏しかったので、
新たな観光スポットになることを期待したいです。
 
 
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【Flickr】:2016/07 広島おりづるタワー<体感>


 

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