広電の駅乗り入れ方法協議は平行線

書きたいことが4つくらいあるのですが、最近本当に時間が無いです。。。orz
コメントの返信も、まだ済んでいないコメントも含め申し訳ありません。
 
 
さて、日経新聞の記事に広島電鉄駅前大橋線に関する記事が載っていました。
日本経済新聞:JR広島駅の整備計画混沌 路面電車新線、3案動かず

JR広島駅周辺の整備計画が混沌(こんとん)としている。広島電鉄が駅前南口で計画する新路線「駅前大橋線」は、広島市が提示したJRの駅に乗り入れる際の構造を巡り選定が難航。北口ではバス、タクシー乗降場などを巡り、市の再編案に業界団体が難色を示す事態が起きている。
 
■距離と時間短縮
 広電が新線を計画するのは市中心部と広島駅南口を結ぶ路線の時間短縮を図るためだ。現在は、広島駅に向かう際、東側に大きく迂回(うかい)しているが、路面電車のため駅周辺でのバスやタクシーなどの混雑に巻き込まれやすい。広島駅に直線で進む新線を設置し、稲荷町の電停から広島駅までの距離を現行の800メートルから200メートル短縮、市中心部からの所要時間も15分程度を約5分短縮したい考えだ。
 
 広島市は2010年8月、駅前南口の再整備計画を話し合う検討委員会を設置。道路上を通る「平面案」(事業費30億円)、南口地下広場の下を通る「地下案」(同250億~300億円)、南口広場に高架を設置して駅ビルの2階部分に上る「高架案」(70億~100億円)を提示している。
 
 平面案は事業費が最も少なく抑えられるというが、タクシーやマイカーなどを含めた駅前の交差点が混雑することが想定される。高架案は路面電車が斜面の走行に耐えられるかが課題を残す。地下案では設計が可能かどうかの判断も必要となる。
 
 広電の越智秀信社長は「高架案は急勾配で上れないし、平面は渋滞を招く可能性がある。可能なのは地下案だけだ」と強調。事業費も140億円と想定している。一方、JR西日本広島支社の杉木孝行支社長は「広島駅のメーンの乗り換えの動線は2階のため、(高架化案が)有効だと考えている」と話している。
 
 広島市道路交通局公共交通計画担当の品川弘司課長は「3案が技術的に可能かどうかを検討している」としており、今夏にも技術的な検証結果を提示する予定。事業者からは広島の街のあり方に大きな影響があるにもかかわらず、結論が出ないまま月日がたってしまったことだけに「早く結果を出してほしい」との声が高まっている。
 
 北口では「二葉の里地区」の開発、南口でも大型の商業施設やマンション開発の計画も進む。これら再開発のあり方も新しい交通体系の影響を大きく受けるだけに、その整備を急ぐ機運は一層の高まりを見せている。
(一部抜粋)

記事の文面からするに駅前大橋線の広島駅への乗り入れ方法の議論はまだ両者譲らずといったところでしょうかね。
 
しかしJR西日本広島支社長は“広島駅のメーンの乗り換えの動線は2階のため、(高架化案が)有効だと考えている”
初めて考えを明らかにしていますね。
今後広島駅が自由通路新設・橋上化されるので当然の考えでしょう。
グリーンムーバーを始め超低床車両を導入しただけでは「LRT(Light Rail Transit)」とは呼べません。
Light Rail Vehicleを導入しただけです。
他の交通機関との乗り換えの利便性や速達性・定時性・安全性を確保しなければ今までの路面電車と同じです。
特に今回の場合、広電のターミナルを地下に移せば乗り換えは今以上の距離を移動しなければいけなくなります。
広電が限界としている4.5%内に収まることは検証されていますし、私はやはり高架案に賛成です。
 
その広島駅橋上化工事が始まるのは2012年度。もう時間がないんですよね。
平面・地下・高架3案を絞り込むのは今年の夏に延ばされましたが、もうこれ以上は遅れられないです。
最終案に高架が選定されれば一番いいのですが、
そこでまた結論が先延ばし・完成も延期ということにならないか本当に心配です。


 

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