駅前線、技術的検証が本格化

広島電鉄と市が計画する駅前大橋線の広島駅乗り入れ方法について、
ようやく技術的な検討に入ったようです。
今年3月の予定だった最終決定は、9月まで延ばされる模様です。
 
中国新聞:広電新路線3案を絞り込みへ

 広島電鉄(広島市中区)が構想する路面電車の新路線「駅前大橋線」で、JR広島駅南口(南区)に乗り入れる構造の決定に向けた広島市の検討が大詰めを迎えている。高架と地下の2案について技術的に可能かどうかを検証する作業を本格化。9月にも平面案を含めた3案から絞り込む。
 
 駅前大橋線は広島駅と市中心部との時間短縮が目的。東側に回り込み広島駅に至る現行ルートを、駅前通りを直進するルートに変更する。市が事業主体となってバス停やタクシー乗り場がある南口広場の再整備と一体で進め、同社が軌道や架線などを設ける。
 
 市は広島駅への乗り入れ構造について今月、工事の際に課題が多い高架、地下の2案の実現可能性を見極める作業に入った。
 
 高架案は、駅前大橋の南詰めから南口広場まで高架にする。駅前大橋や南口地下広場が高架の重さに耐えられるかが課題だ。地下案は稲荷町交差点北側から地下に入り、南口地下広場より低い位置に乗り入れる。工事に伴う地下広場などへの影響が懸念されている。
 
 市は駅前大橋や地下広場がどの程度、外部からの力に耐えられるか計算し、2案の工事手法を検討。事業費もあらためて試算する。市が昨年1月にまとめた事業費は、高架案70億~100億円▽地下案250億~300億円▽平面案30億円。
 
 駅前大橋線の構造について、市は南口広場再整備計画の基本方針とともに3月末までにまとめる予定でいた。だが、同社やバス、タクシー業界との協議も難航している。

(※上記中国新聞サイトより引用)
 
 
記事を見る限り地上案については、工事の容易さからか、技術的検証からは外れているようですね。
 
駅前大橋線に関するより詳細な情報は以前もお世話になった、
*Hiroshima-Terminal* 広島駅と都市開発について考えてみます
の、めりみりさんがより詳しくまとめてくださっております。
株式会社建設技術研究所 中国支社さんが、当検討業務を落札したようです。
 
 
広島電鉄は変わらず地下案が建設可能だと主張し、
JR西日本広島支社長は乗り換えがスムーズな高架案が有効であるとの考えを持っています。
 
私も以前から申しているように高架案を支持していますが、9月で決着がつくのでしょうか。
広島駅の改良工事が終わるまでには開業していて欲しいですね。
 
 
次回はアストラムラインについて書く予定です。


 

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