広電、乗り入れは高架案推進へ!

一日遅くなりました。申し訳ありません。
昨日の中国新聞によると、広島電鉄の椋田新社長は中国新聞の取材に対し
駅前大橋線の広島駅乗り入れは「高架がいい」と、越智元社長の方針から転換することを明らかにしました。
JR西日本側の考えとも一致し、高架案での建設が濃厚となりました。
【中国新聞】:広電、高架案に方針転換 (以下転載)

 広島電鉄(広島市中区)の椋田昌夫社長は18日、中国新聞の取材に対し、JR広島駅南口(南区)に乗り入れる路面電車の新線の構想について、高架方式で進める考えを明らかにした。越智秀信前社長(現取締役)が目指した地下方式から方針を転換した。
 
 高架方式を主張するJR西日本広島支社(東区)と意見が一致する形となる。広島市による乗り入れ方式の検討が進む可能性が出てきた。
 
 新線「駅前大橋線」について椋田社長は「JRとの乗り換えなどを考えると高架の方が良い」と説明。地下より高架で広島駅に乗り入れた方が、乗客がJRに乗り換えやすいとした。今後、市や関係機関と協議を進める。
 
 越智前社長はこれまで「高架は柱を立てる分、車道が減り、交通に影響が出る。美観も損なう」と地下方式を主張。「高架が最善」とするJR西日本広島支社の杉木孝行支社長と、方針が食い違っていた。杉木支社長は、駅ビルを建て替えてビル内に路面電車のホームを整備する可能性も示している。
 
 新線の検討を進める広島市都市交通部は引き続き、地下と高架の2案を比較、評価する方針。「(2案から)絞った案を現行ルートと比較し、広電以外の交通事業者や住民の意見も踏まえて判断する」としている。
 
 広電の取締役会は8日、「経営手法が独断的」などとして越智前社長を解任した。

同じ日の新聞内で、もう少し触れられていました。社長解任に至った経緯の他、
「駅前大橋線で望ましい乗り入れ構造は」という質問に対して、
“意見を求められるのなら高架。地下方式は乗り換えに時間もかかるし、技術的にも地下水の問題があり不安。”と答えていました。
 
前社長解任と新社長就任の記者会見では、明確な考えを聞くことができませんでしたが、
ようやく広島電鉄からこの言葉を聞けました。
JRの支社長も高架が最善との考えを示していますし、広島市でも若林さんのような高架推進の考えの方も多いはず。
ということで、九分九厘高架で検討されていくと見て間違いないでしょう。
ホッとするのは3月末の最終決定後にしておきたいですが。
 
広島市は建設を焦りすぎるのではなく、”高架案推進で駅ビルの建て替えも検討していく”とするJR西日本とも連携しながら進めていただきたいですね。
駅前大橋から来た電車は左右どちらにも折れずに、駅ビルに直進して突っ込むような構造がベストです。
高架のまま自由通路部分も突っ切って在来線ホーム上空まで(あるいは北口まで)直進してはどうかというご意見をコメントでいただいておりますが、
広島駅の橋上駅化工事は既に始まっていますし、スペースも無いので不可能ではないかと考えます。
 
 
 
同じ記事に運賃に関する質問も載っておりました。
「値上げや宮島線との均一運賃の導入は」との質問に対し、
“一度に30円の値上げは無理だと思う。中長期計画や収支を見直し、納得してもらえる理由で値上げを決めたい。”
“2014年の消費税増税に合わせてどうしても必要となればご協力をお願いする。均一運賃もいずれは検討したい。”
と話しました。
現実的に車両更新や電停改修で値上げは考えなければいけないと個人的に思っていましたが、会社経営に直接係る話しですからね。
消費税増税を一つのステップとして2段階くらいで値上げするのがいいのではないかと思います。
注目して行きたいです。


 

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