JR白市駅から直接飛行機へ乗れるよう検討

19日の中国新聞からです。
広島県は、広島空港の最寄り駅であるJR白市駅に搭乗手続きが出来る施設を併設し、
バスで直接飛行機の側まで移動し機内に乗り込める構想を明らかにしました。
【中国新聞】:JR白市駅に搭乗手続き機能 (以下転載)

 広島県は18日、広島空港(三原市)にJR山陽線で行きやすくする最寄り駅の白市駅(東広島市)の改善案を発表した。搭乗手続きや手荷物検査ができる施設を併設し、駅からバスで飛行機に直行する構想を盛り込んでいる。駅利用者が少ない現状では実現へのハードルは高いものの、県は広島都市圏からのアクセス改善の切り札として検討を進める。
 
 改善案によると、駅に併設するのは「広島エアターミナル(HAT、仮称)」。搭乗手続きや手荷物検査の設備に加え、待合室やトイレ、土産物などの売店がある。空港のターミナル機能を丸ごと、白市駅に備える形をイメージしている。
 
 山陽線を利用して空港に向かう場合、白市駅で降りてHATで搭乗に必要な手続きを済ませた後、専用バスで9・9キロ先の空港に移動。飛行機の近くで降車し機内に直接乗り込む。こうした搭乗方法は国内に先例がない。
 
 改善案には、HATの整備費や運営費、整備の目標時期を示していない。広島空港の利用者に交通手段を聞いた2012年9月のインターネット調査で白市駅の利用者は7%にとどまる中、構想の実現には「白市駅の利用者増が不可欠」と強調。HATを将来の検討課題と位置付ける。
 
 広島都市圏から空港へのアクセスは山陽自動車道を通るリムジンバスが主力だが、事故や渋滞のたびに運休や遅れが生じる。このため定時性の高いJRの活用策を、県や航空会社、バス事業者などでつくる県空港振興協議会の作業部会が研究。12年12月、白市駅の改善案をまとめた。
 
 部会事務局の県空港振興課は「HAT整備には多額の投資とともに航空会社との調整が必要。まずJRの利用者を大幅に増やさないといけない」と指摘。改善案は当面、エレベーター設置による白市駅のバリアフリー化を進め、JR西日本の協力を得て快速列車が停車する「拠点駅」を目指すよう提言する。

国内で前例が無いということでなんとも大胆な考えですね。
ん~。。これには疑念を抱きます。
確かに気分的には面倒な手続きを先に済ませバスから直接飛行機に乗れた方がマシなのかもしれません。
しかし手続き含め、しなければならないことそのものが省かれるわけではないですから、お金をかける割に効果は低いのではないでしょうか。
バスでということはある程度の人数が集まらないと効率が悪いですし。
 
広島市内と空港までのアクセスについては本当に長い間議論されています。
メインとなっているのは山陽道を通るリムジンバスですが、渋滞が起きれば時間通りに着きませんし、お盆の時期など酷い時には何十便も運休する始末。
政令指定都市としてあまりにも非力で、改善しないといけないことは間違いないのですが。
 
軌道系アクセスを建設出来ればいいことに変わりはありませんが、建設費等現実的なことを考えると難しい。
以前から申し上げていますが、東広島・安芸バイパスが完全整備されるだけでも交通が分散され、効果が大きいです。
中野~瀬野西インター間の東広島バイパス部分が2013年度開通の予定ですが、それから先の安芸バイパスも早期に開通させてほしいですね。
新政権になり公共事業が積極的に行われる方向へシフトしました。
今後スムーズに事業が進んでくれることを祈ります。


 

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