Cブロック内建物、今月中にも解体着手。通行止めも開始。

201311cblock-6.jpg

 
今年度内の着工を予定している広島駅南口Cブロック地区市街地再開発事業で、
既存建物の解体工事が今月内にも始まることが分かりました。
 
【中国新聞】:愛友市場解体へ 広島駅南口 (以下転載)

 戦後の闇市から始まったJR広島駅南口(広島市南区)にある愛友市場の解体が、今月中にも一部で始まる見通しとなった。市街地再開発事業で高層ビルに生まれ変わる。「市民の台所」としてにぎわった思い出を胸に、店主たちが引っ越しを進めている。
 
 シャッターの下りた店が目立つ市場。青果店を営む小林和重さん(44)が、東区の仮店舗への移転のため荷物を運び出していた。店は12年前に亡くなった祖母の智子さんが、戦後の闇市で始めた。市場でも少ない、親子3世代に渡る店だ。
 
 「ござ1枚から始めた店。大変な時代を生き抜いた」。和重さんの母、由紀子さん(72)は義母の智子さんの写真を見つめる。午前4時から店の準備をする生活を約30年間、共にした。
 
 思い出すのは市場の最盛期の1980年代。約80店が軒を連ね年末は買い物客でごった返した。由紀子さんは「売り上げで膨れたかばんを両手で抱えて銀行に行った」と懐かしむ。
 
 最近は客は減ったが、駅ビルの飲食店に納品して店を維持している。再開発ビルでも営業を続ける予定。「次の店にも行くよ」。顔なじみの客から声が掛かる。
 
 今春、市場には約30店あったが、再開発を機に閉じる店も多い。再開発ビルでは、闇市と戦後の歴史はさらに遠のく。和重さんは「生まれ変わる街で、市場の雰囲気を伝えたい」と前を向く。
 
 一方、再開発組合の事業の進め方に異議を唱え、市場で営業を続ける店も数店ある。精肉店の男性は「わずかな補償金で追い出されても、生活を再建できない」と訴える。
 
 再開発組合は今月中旬、建物を取り壊す工事に向け、仮囲いの設置を始める。立ち退きが終わった所から着手する方針だ。来年3月までの解体完了とビルの着工を目指す。ただ、近隣住民には「建物の明け渡し状況によって遅れる可能性がある」と説明している。

(ここまで)
 
10月末までの建物引き渡し期限を過ぎて、解体に向けた動きが具体化してきました。
今月から立ち退きが終わったところから順次着手されていくようで、
未だ折り合いがついていないお店を残し進められていきそうです。
 
 
“建物を取り壊す工事に向け、仮囲いの設置を始める”
と記事にもありますが、その様子を見に現地に行ってきました。
 
大通りより東側から。
 
201311cblock-1.jpg
 
 
テレビ等でもよく映し出される愛友市場の大きな入口がこちら。
 
201311cblock-2.jpg
 
確かにほとんどの範囲が工事のためのネットで囲われています。
 
 
入口から内部を。
 
201311cblock-3.jpg
 
ひっそりとしていますが、ポツンとまだ営業を続けるお店も。
 
 
そしてこれをまっすぐ進んでJRの線路に突き当たるまでの道路ですが、
既に柵が設けられ通行止めとなっているのを確認しました。
 
201311cblock1-4.jpg
 
先ほどの場所から真反対の場所、ということになります。
 
 
この柵の背景には一足早く着工したBブロック地区の大型クレーンがそびえ立っていました。
 
201311cblock1-5.jpg
 
なんとも印象的ですね。まもなくここCブロックでも同じように重機が入って建設工事が始まります。
折り合いがつかないお店は真横で解体工事が行われている間でも営業をするのでしょうか。。
 
 
最後に夕日を受ける広島駅前の日常を。
 
201311cblock1-7.jpg
 
相次ぐ再開発の本格化で広島駅周辺では本当に多くのクレーンが稼働して工事が行われています。
右奥の京橋町再開発もそうでした。(もうすぐ竣工しますが)
この駅周辺の一大再開発に立ち会うことができて本当に良かったと思います。
5年後の一帯の景色が楽しみですね。
 
 
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Cブロック地区市街地再開発事業

スポンサードリンク


 


この記事をシェアする

7 件のコメント

  1. きよしさん 返信

    一部住民を除きやっと再開発地域で建替え出来ない古い建物から開放出来るのでよかったですね。

  2. 匿名 返信

    正直、また一つ広島市が呪縛から解放されたなぁという気分です。

  3. のぞみ 返信

    まさに廃墟ですね… 負の世界遺産にしても良かったと思います。

  4. タミー 返信

    Cブロックも遂に取り壊し工事の開始ですね。
    お隣のBブロックが着々と工事が進んでいるのを目の当たりにすると、関係者の方々は刺激を受けないわけにはいかないようですね。
     
    駅ナカの工事もその姿を現しはじめているし、二葉の里の再開発などにここのところ関心が集まっているので、Cブロックとしてもこれ以上足踏みすることは許さない状況にあるのだと思います。
     
    Cブロックについては、正直言って、期待感においてジリ貧のイメージさえあったただけに、良い意味で、予想を覆してくれればと願っています。
    かつて、旧市民球場裏一帯のバラックが一掃されて大きく様変わりしたことを思い出し、ここについては、本当に長くかかったものだと改めて感心してしまいます。
     
    あの見苦しい光景が消えることで、引きずり続けた戦後も漸く終わりを告げて、新しい時代の幕開けとなって欲しいものだと思います。
     
    ここは新しい市民球場の入り口にあたる場所なので、旧市民球場裏の基町バラックとが重なってとても不思議で、改めて縁というものがあるものだと痛感します。
    この激変の目撃者になれる広島在住の方々をとても羨ましく思えてなりません。
    こちらのブログを通してその感動を少しでも分けていただければ幸せです。

  5. 鯉党α 返信

    コメントありがとうございます。
    皆様おっしゃるとおりだと思います。
    ようやく広島駅前の戦後が終わるという感じがしますね。
    来年度からは駅本体とBとC、都市に相応しい駅へと変貌していく姿を見ることができ、
    来広者にとってもアピールになります。
    完成するまで見届けたいですね。

  6. タミー 返信

    昨日$1\100超で輸出関連株の高騰と地場企業マツダが今期最終純利益1千億円超予想も現実的になってきた感じがします。 1千億円×10年=1兆円(生産もなく衰退もなしとして)の可能性も十分ありだと思っています。
    マスコミはアベノミクス効果として利益ばかりを強調していますが、地域としては売上高の方が寧ろ重要だと思っています。
    自動車産業は一次部品協力会社、二次部品協力会社といった具合に、自動車メーカーを頂点としたピラミッドを形成しており、メーカーが人件費を地域に落とし、更に一次協力会社に部品仕入代金を支払います。一次協力会社も人件費を地域に落とし、更に二次協力会社に部品仕入代金を支払います。場合によっては更に三次部品協力会社へと繰り返し、それらが地域内にあれば一粒で何度も美味しい思いを味わうことが可能な構造となっており、昨期マツダの売上高実績は2兆2千億円、今期予想2兆6千5百億円と今後3兆円、5兆円と目標を掲げてその永続化を可能にする為、年明けにもメキシコ工場稼働が開始され為替リスク回避の体制づくりがスタートするそうです。リーマンショック時にフォードからの買い戻しの要請を地域が受入を決断した為、歴史的な円高の中でも地域内での生産が閉鎖することなく現在のフル稼働が可能になった流れを振り返ると感慨深いものがあります。そのマツダ本社は山陽本線向洋駅近くにあり、従業員や商談訪問者の足を確保しています。この25日に二葉の里のイズミ本社がスタートし、中国四国九州の西日本を統括する新しい司令塔が稼働開始となります。イズミ本社は広島駅周辺ですが、山陽本線と呉線との分岐点である海田市駅周辺には広域店舗展開をしている食品スーパーのユアーズ本社があり、同じく可部線との分岐点である横川駅周辺にも同業者のフレスタ本社があります。新井口駅周辺の商工会センター内に本社がある繊維問屋アスティの小売りフジを含め、広域店舗展開を進めている流通各社は、商工センターから宇品にかけての食品加工企業各社の販路拡大に大きく貢献しています。
    向洋駅のマツダ本社・工場から東洋大橋そして宇品工場、海田大橋→仁保ジャンクション→宇品→吉島→今期末開通する高速3号線・南道路により航空機の生産拠点となる三菱重工業広島製作所への東部地域の自動車部品メーカーからの航空機部品の搬入が円滑化されこととなり、広島の成長企業は山陽本線沿線から南道路沿線で中心部を取り囲んでいます。

  7. タミー 返信

    自動車ゴム部品製造からスポーツゴム製品製造へと成長したモルテンやミカサの本社も横川駅周辺にあります。西部地区のアルパークは山陽本線新井口駅と、府中地区のイオン府中ソレイユの為に天神川駅を新設して自動車での集客に加えて山陽本線を活用した成功例と言えます。県庁・広銀本店・中電本社・市役所ラインの鯉城通りがCBD(中心業務地区)でありその中にありその恩恵を受けて成長した紙屋町の地位が西部地区や府中地区よりも相対的に低下した事実は、お役所や老舗企業のステイタスの為に広島CBDを支えることが困難になってきた証だと思っています。
    中心地区へのアクセスの改善に対してサボタージュしてきた代償は余りにも大きく、その対策としてはスクラップ&ビルドを機会に今すぐ使える広島駅周辺など山陽本線沿線へ緊急避難(仮住まい)的に移転して、理想的な体制が整えば次のスクラップ&ビルドの段階で戻るのもよしだと思います。
    大規模な歓楽街が付近にあり中央駅とも比較的に近く周辺に高層マンションが急激に建っている八丁堀地区とは異なる、紙屋町の地位低下を招いた罪は広島の交通行政にあると確信しています。
    広島都市圏としてみると、紙屋町が商業地区として衰退することは必ずしも大した問題だとは思いませんが、CBDの弱体化となれば話は別です。この深刻な事態の中でも山陽本線沿線では地場企業が逞しく成長して広島経済の柱となってきていることが、何よりもの救いで、この街の未来への光が見え始めていると思っています。
    中心部と空港との軌道交通アクセスの敷設など次回のスクラップ&ビルドに向けてCBDの都心回帰へと広島の交通行政が名誉挽回して頂けることを期待しております。
    個人的には中心街がいつまでも元気であって欲しいと強く思っているのですが、中心街へのアクセス改善がなかなか進まないリスクがある限りは中心街そのものが便利な場所に移動するしかないと思っています。
    今、まさにその方向に向けて広島都市圏の再開発が動きだしていると思います。それを鋭くしかも機敏に察知して行動している企業がイズミやこのCブロックに入る紙屋町が拠点のエディオンなどだと私はみています。
    その意味でもエディオンの黒字転換のニュースも大きな朗報だと思っています。カネがなければ再開発も全く進まないわけで、 掘っても石炭も石油も出てこない広島での錬金術は地場企業の成長しか考えらないと思います。
    長々と失礼しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

  • お名前(ニックネーム)は必須入力となっています。
  • メールアドレスは個別に返信をご希望の場合などにご入力ください。(メールアドレスが公開されることはありません。)
  • スパム対策のため日本語が含まれないコメントは投稿できませんのでご注意ください。