広島駅自由通路新築他工事 2018.10(Vol.107) ekieDININGテラスがオープン!構内も複数の変化

広島市は、JR西日本とUR都市機構と共同で、JR広島駅の大規模改良工事を進めてきました。
①南北自由通路の整備、②橋上駅舎・線路上空店舗の建設、③駅北口ペデストリアンデッキの整備、④北口広場の再整備etc.
これらを一気に整備する”50年に一度”と言っても過言ではない大型プロジェクトでした。

自由通路の全面開業、新幹線高架下エリアの開業までがこの事業であり、
現在はエキナカ商業施設「ekie」の店舗開発が進められています。
第3期エリアとして、主に新幹線高架下のエリアにおみやげや軽飲食をメインとした48のお店が、9月6日にオープンしました!

前回の状況です。

広島市は、JR西日本とUR都市機構と共同で、JR広島駅の大規模改良工事を進めてきました。 ①南北自由通路の整備、②橋上駅舎・線路上空店舗の建設、③駅北口ペデストリアンデッキの整備

読者の皆様はもうご存知と思いますが、これまで書いてきた通り、「ekie」第3期エリアの内、
「ekie DINING TERRACE(エキエダイニングテラス)」は少し遅れた10月4日にオープンしました!

今回はその新規オープンエリアに加え、広島駅構内で今も続けられている工事やその他の変化をご紹介します。

早速、「ekie DINING TERRACE(エキエダイニングテラス)」へ向かってみました。
北口1階コンコースから。

オープンを知らせる案内。
よく見ると、現在地から、一度駅の外に出て駅前広場側に誘導線が描かれています。
この時点でなんとなく察しはついていましたが…

 

「ekie DINING TERRACE(エキエダイニングテラス)」を外のペデストリアンデッキから。

看板や左下に写るサインが取り付けられ店舗らしくなりましたね。
店舗前はこのように舗装された駐車場になっていますが、「JR駅レンタカー」が北口のホテルグランヴィア側から移転して来て、同専用スペースとして利用されていました。

そしてその「JR駅レンタカー」を挟むこともあり、「ekie DINING TERRACE」は駅構内で一部の店舗しか「ekie DINING」と接続していないことが分かりました。

 

接続しているのはつけ麺の「ばくだん屋」が展開する、広島料理を扱う「広島乃風」のみ。

団体客の利用を想定しているため、最初からこのエキエダイニングテラスを目的地にして来る人が多いとはいえ、これは少し分かりにくいですね。
店舗前もレンタカーの駐車場でブロックされてしまっているので視認性も良くないです。
広島駅についてガイドブックを見て、「じゃあ行ってみよう」という人もいると思われます。
長い目で見て、大丈夫かなこれ…

「ekie DINING TERRACE(エキエダイニングテラス)」にオープンしたお店は、この3店舗です。

【ekie公式サイト】:
> OKOSTAショップページ
> 村上海賊ショップページ
> 広島乃風ショップページ

「OKOSTA」は、お好みソースの「オタフク」が運営する、お好み焼きの体験スタジオです。
予約すればお好み焼きを自分で焼いて食べることができます。
公式ホームページを見てみると、商工センターの本社工場「ウッドエッグお好み焼館」に並ぶ体験施設であるようですね。

【オタフクソース】:お好み焼き体験 広島駅 OKOSTA-オコスタ-

 

続いて、「ekie」第3期エリアのオープンに伴い閉店した新幹線名店街に関連した変化を。

 

「ブックスアンドカフェ」の入口付近の様子です。
ここから1階の新幹線名店街に降りられるエスカレーターがありましたが、当然ながら閉鎖されています。

そして以前までは、ここからこのまま屋内を通りホテルグランヴィアまで行くことができていましたが、
この通路も閉鎖となりました。仮囲いにはペデストリアンデッキを利用するよう案内が貼られています。

これは最終的にはどうなりますかね。
通路として残すかどうか否か。ペデストリアンデッキができているので、通路は潰して新幹線改札内コンコースのエリアとして拡充させてもいいような気がします。

 

ペデストリアンデッキをホテルグランヴィア側に進みました。

 

閉店した「新幹線名店街」のロゴは見えないようになっています。
ここを入ると屋上駐車場へのエレベーターホールです。
屋内通路がここに通じていますが、この通り閉鎖されています。

 

自由通路から改札中央口を経て、在来線改札内に入ります。
残念なお知らせが。

 

新跨線橋コンコースの商業施設「アントレマルシェ広島」内の「不二家ファクトリー」が閉店してしまいました。
2017年6月に開業した「アントレマルシェ」内では、フルーツの生ジュースを扱っていた「フルーツシングス」に続く2店舗目の閉店です。

広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は広島駅在来線ホーム上空に幅15mの自由通路を新設し、両側に橋上駅舎と商業施設をそれぞれ整備する巨大プロジェクトです。 南北自由通路は201
「アントレマルシェ広島」は、昨年6月23日に広島駅の改札内コンコース(新跨線橋)内にオープンした、”エキナカ”店舗スペースです。 関西エリア以外で初めての展開となった店舗内には、

 

驚いたことに、跡のスペースは店舗が一切撤去され、簡易的なテーブルが置かれたスペースになりつつありました。
撮影時点ではこのようにまだ入れず、飲食もできません。

このスペースが正式に開放されたとして、一体これだけのスペースが”誰に向けた何のため”のスペースになるというのでしょう…。
以前書いたように、みやげ物はここ以外でも変える場所は多いので、
物販を最小限にとどめテイクアウト店をもう一つくらい用意し、大部分を座って休憩できる待合ルームにした方がいいのではないでしょうか。
駅は何もかも新しくなりましたが、在来線エリアにはこれといった待合スペースがなく、観光客が端の方で座り込んでいる光景もしばしば目にします。
正式に待合室として開放することで、利用客に喜ばれ、また消費にも繋がり両者にメリットがあるように思います。

 

さて、ホームから地下へ。
地下連絡道のリニューアル工事の状況です。

Step1の通路半分(岩国方)のリニューアルが完了するまでもう少しです。

 

地下通路は、これでも何度か改良は行われてきたものの、新しい自由通路など「平成のエリア」と比べると、古い・暗い印象は拭えない状態となっています。

 

未着手箇所です。

 

これをリニューアルし、壁や床を美装化するのが工事の内容です。

最も古いと思われる壁に、新しいパネルを取り付けている最中ですね。

 

1番のりばと2・3番のりばの間は、壁と照明がひと足早くリニューアル後の状態で開放されていました!

 

LEDが壁を照らす間接照明になっています。
清潔感のあるデザインですが、「劇的に生まれ変わった」というところまでは行かない変更ですね。
床のタイルが変わればもう少し印象は変わるかもしれません。

 

2・3~4・5番のりば間も完成に近い状態となっています。

11月頃には、通路半分(岩国方)が、2019年3月頃には予定されるすべてのエリアのリニューアルが終わる予定です。

 

さて、あちこち場所が変わりますが、自由通路から南口に降りて最後にします。

自由通路と南口1階を繋ぐ階段の壁面には、カープの優勝・三連覇を祝うイラストが登場しています。

 

南口広場の噴水横に、自由通路工事のため置かれていた仮設のセブンイレブンがついに閉店しました。

 

在来線改札内、自由通路内、そして駅ビル内1階にそれぞれセブンイレブンができたため、いつ閉店してもおかしくない状態でした。

来たる駅ビルの建て替え時には、現状よりはるかに複雑な移転、仮移設などが行われることが予想されます。
駅ビルの機能を補完できるレベルの「ekie」が第3期まで整いました。

少しずつ、駅ビル建て替えの動きも出てきそうです。

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