広島駅新幹線コンコース リニューアル工事 2020.02(vol.17) 改札横が開放 『可動式ホーム柵』準備も

南北自由通路が完成した広島駅では、これまでほぼ手付かずだった新幹線コンコースをリニューアルする工事が行われています。

2019年度末の完了を目指し、
・天井や柱などをリニューアルし在来線部分とデザインを統一
・新幹線改札内の全館空調化
・待合室を3箇所に分け席数を1.5倍に増加

これらを実施することで、のぞみ停車駅にふさわしいグレード確立を図ります。

2019年11月20日には、カフェを併設した新しい待合スペースがオープンしました。
引き続き、内装のリニューアルと全館空調化の工事が行われています。

【JR西日本】:ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。広島駅新幹線柵内コンコースのリニューアルについて(PDF形式311キロバイト)

 

前回の状況です。

南北自由通路が完成した広島駅では、これまでほぼ手付かずだった新幹線コンコースをリニューアルする工事が行われています。 2019年度末の完了を目指し、 ・天井や柱などをリニュ

 

改札横スペース仕上がる&グランヴィア通路復活!

コンコース内の状況です。

2019年11月に改札内の新しい待合スペース「CREATION LOUNGE HIROSHIMA(クリエーションラウンジ広島)」やみやげ物店が開業して、見た目はほぼほぼ完成した状態になりました。

 

ということで主に人が歩く場所については大きな変化はなかったのですが、気になったところ。

「おみやげ街道」の一部が閉鎖されています。張り紙によると、3月18日までの期間で売場の改装を行うようです。
この部分だけなので大幅な変化にはならないかもしれません。
にしき堂などがこの「おみやげ街道」の反対側にできたので、レイアウトの変更があるかと思いましたが、あまり変わりませんね。

 

一方で大きく変化したのが、新幹線改札横のスペースです!

改札を入ってまっすぐ進むだけならスルーしてしまう部分ですが、
以前までフェンスで閉鎖されていた部分が、美装化されてすべて開放されていました!

 

かなりの広さがあります。

 

ホームへの階段の裏側も、化粧板で本当に美しく処理されています。
ここは団体客向けの待合・待機スペースとして用意されたものです。

 

床面には、イスを設置するための準備もされています。

 

 

そしてそして、上の写真にも写っていますが、壁際はガラス張りになっており、向こう側が見える状態になっています。

ガラススクリーンの向こう側は、ホテルグランヴィア広島方面への通路です。
コンコースリニューアル工事のために2018年9月11日から閉鎖されていましたが、
およそ1年半ぶりに復活しました!

南北自由通路が完成した広島駅では、これまでほぼ手付かずだった新幹線コンコースをリニューアルする工事が始まりました。 2019年度末の完了を目指し、 ・天井や柱などをリニュー

 

改札の外から。

 

 

おー!復活してる!
全面ガラス張りの仕切りは新鮮ですね。
自由通路方面からはかなり奥まった場所にあるので、通路と店舗の存在をアピールする意味で前面ガラスにするのは正解だと思います。

 

通路内です。

 

味気ないな(笑)
右手のエキエ西側2階エリアで、元々廣文館とJカフェの「Books&Cafe」が入っていましたが、閉店しているので現在はシャッター通りです。

「エキエ第5期(仮称)」と呼ぶかどうかは別にして、何らかの店舗計画はあるはずですから、
店舗がオープンすれば雰囲気も変わると思います。

 

その店舗について、エスカレーター前の部分に自動ドアが設けられています。

以前の「Books&Cafe」入口です。
こうした仕切りの入り口は無かったので、新たなお店のオープンに向けた準備と思われます。
今後の動向に注目しておきます。

 

新幹線ホームに変化!可動式ホーム柵の準備か

さて、もう一つ大きな変化がありました。
新幹線ホーム博多方面の11番のりばです。

 

既存のステンレス製の柵が撤去され、画像のようなワイヤー式の簡易なものに取り替えられています!
2020年度~2021年度にかけて設置を予定する「可動式ホーム柵」の準備と思われます。

【JR西日本】:新たに5駅10のりばにホーム柵を設置します

JR西日本は、リニューアル工事を進めている広島駅新幹線コンコースについて、 2019年11月20日(水)に新しい待合室と店舗を開業させることを明らかにしました。 新しい待合

 

新幹線が入線。

 

 

オリジナルのN700Aのロゴマークはかっこいいですねえ。
ホームの一番東側(東京側)から順次取り替えられているようで、途中の一部既存のものをはさみますが、ちょうどホームの中間(16~8号車付近)まで置き換えられていました。

地面を見ると、従来のステンレス柵を撤去した跡と、蓋をされた部分が混在しています。
可動式ホーム柵を設置するためのホームの補強工事も始まりそうな雰囲気です。

2020年度にこの博多方面11番のりば、
2021年度に反対の東京方面14番のりばに設置されることになっています。

新幹線コンコースのリニューアル完了は2019年度末(2020年3月末)の予定です。
引き続き、新幹線可動式ホーム柵設置工事のレポートも行います。

 

こうなるとますます新幹線ホーム上の昭和感が目立ちますね。
サインの系統も青字に白文字の一世代古いタイプが多いです。

コンコースリニューアルが終わるので、来年度、可動式ホーム柵の設置とともにホーム上の美装化も実現したら嬉しい・・・

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