『キオラスクエア』三原駅前に再開発施設完成! ペアシティ三原東館跡地

広島県三原市の玄関口「JR三原駅」前に存在した商業施設跡地に、
2020年7月、再開発ビルが完成しました。

再開発施設は図書館棟ホテル棟、スーパーマーケットが入る商業・駐車場棟で構成され、「キオラスクエア」と命名されました。

元は「ペアシティ三原」という商業施設で、
西館にスーパーやホテル、東館には百貨店の天満屋が入居し営業する複合商業施設でしたが、人口の減少や近隣に大型ショッピングモールができたことも重なり、テナントの撤退が進行。
西館は耐震化を行い三原市の施設が入居していますが、
東館は解体され空き地の状態が続いていました。

2020年11月、現地に行ってきたので様子をご紹介します。

 

三原駅南口を出て真正面に位置します。

キオラスクエア

 

キオラスクエア

 

三原市には広島空港以外あまり縁がなく、こうして街を歩いたのはほぼ初めてだったのであまり馴染みがないですが、
この場所は長年空き地の状態が続いていました。
三原市の「やっさ祭り」では会場としても使用されていたようですね。

 

最も目立つ、駅真正面の場所には、三原市立中央図書館が整備されました。

 

 

三原の「三」みも見える気がします。
外から見ても分かるように開放的で明るい図書館でした。

 

西側には「ホテルルートイン三原駅前」

 

元々は西館にホテルは入居していましたが、時代に合わせた宿泊施設が再び整備される事となりました。

 

ホテルと市立中央図書館に隣接するスペースは「キオラスクエア広場」と名付けられたオープンスペースがあります。

 

真正面に三原駅の駅舎。芝生が植えられた丁度いいスペースです。
今はコロナ禍にありますが、元に戻ればイベントやキッチンカー、オープンカフェなどにピッタリの大きさだと思うので積極的に活用されてほしいですね。
そうした賑わいは街歩きにも繋がります。

 

施設の間はそれぞれ歩行スペースとなっています。

 

 

商業・駐車場棟の核テナントには地場大手のスーパー「フレスタ」や三原市の交流スペースなどが入ります。

ホテルを除くと、図書館とスーパーが主なテナントということになり、どちらかというと身近で近隣の住民に利用される再開発となりました。
ちょっと遠くても「ここに行きたい」と思わせる施設や飲食店が1つでもあれば、もっと良かったなと思ってしまいます。

が、そこは駅真正面に設けた「キオラスクエア広場」でのイベントでうまく補えるといいですね。
キッチンカーとイスなどを用意して、時間を楽しめる使い方(コト消費)を見出し、
周辺への波及効果も現れるようになればベストです。

 

 

おまけで、三原駅の写真を少し。

三原駅は新幹線・在来線ともに高架駅という恵まれた環境にあります。
歩行者の導線は地上のみ。
先程のキオラスクエア広場とは道路一本挟んでいますが、一体的な賑わいがほしいですね。

 

ひとつ、追い風なのは、2020年10月に運行を開始したJR西日本の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」。
停車駅になる三原駅のコンコースでは一部美装化が行われ、エトセトラ仕様になりました。

 

呉駅に比べるといささか地味なのは仕方ないですね。。

 

リニューアルされたJR呉駅の改札口 2020.10 駅前を拠点とした呉の未来も

 

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