JR広島駅南口再整備・駅ビル建替工事 2021.09(Vol.33) 改札内の増床も鉄骨建方始まる

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。
建て替えられる新ビルは地上20階建てで、ホテルや商業施設、シネマコンプレックスを備える複合ビルになる予定です。

また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
2025年春の開業を目指します。

前回の状況です。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。 建て替えられる新ビルは地

 

事業概要

駅ビル建て替えの概要はこちらから御覧ください。

凄すぎる!新広島駅ビルのデザインが発表!巨大吹き抜けや多層に繋がる屋上広場など

 

基礎工事中進行で仮通路変更

ビッグフロントひろしまから、全景です。

 

建設機械や仮囲いなどで混沌とする南口中央部分。
前回の更新のあと、8月28日に再び通路が切り替わりました。
後ほど切り替えられた場所もご紹介します。

 

敷地東側。

かつて駅ビルの地下1階だった場所が露出しています。
元々はユアーズがあった場所、なんて言っても今では信じられないですね…。
地下の躯体も全て解体して造り直されます。

 

Cブロック前から。

 

真正面のJP日本郵政のオフィスビルの存在感がかなり増しました。
このインパクトは相当なものですが、まだ高さは半分にも到達していないんではないでしょうか。
JPビルはまた個別の記事でじっくりご紹介します。

 

地下を掘り返していた部分。

 

コンクリートの旧躯体が確認できます。なんて貴重な光景なんでしょう。

 

さて、南口の通路変更の概要です。

 

自由通路から南口への階段を降りたところです。
あまり変わった感覚がしませんが、以前まではもっと手前、右手の黄色い案内の横あたりに進んでいくイメージでしたが、少し東側にその通路が振られた形です。

 

通路変更は他にも。

路面電車高架線の工事のため、地下広場の閉鎖エリアも広がります。

 

建設中のJPビル方面の通路では、地上のバスのりばAとBへ至る階段が閉鎖されました。

 

地上から。

 

早くも階段の上屋が解体に入っています。
2枚目の画像あたりですと、完成時には駅ビルの1階に取り込まれます。
階段は別の位置に付け替えられるので、ここが再び使用されることはありません。

 

バスのりば越しの広島駅ビル。

広い空間に多くの機械がひしめき合います。

 

 

増床部分の鉄骨建方が始まった在来線ホーム

さて、もう一つの現在の広島駅の動きはこちら在来線ホームです。
以前からお伝えしているように、中央改札横の自由通路とコンコース跨線橋で挟まれた空間を増床し、待合室などを新設します。
これにより、橋上駅舎と新駅ビルが一体化されます。

 

広島駅の橋上駅舎増床!2022年夏目指し待合スペース整備へ

 

増床されるエリアをホーム上から見てみました。

 

鉄骨の梁が渡されています!!!
いよいよ鉄骨建方が始まりました。

かつて橋上駅舎を造る時は、先行して構築した橋上駅舎を足場にして大型クレーンで吊り上げて構築していましたが、
これはどうやって持ってきて設置したんでしょうか。

 

ぽっかり穴が空いたように、自由通路とコンコースの間からは空が見え日が差し込んでいましたが、
いずれここも人工地盤で覆われることになります。

 

 

このスペースです。

 

シティタワー広島がまだ見えています。

手前の階段の上屋が解体されているのが確認できます。
できたばかりでしたが、新駅ビルに取り込まれるためここでお役御免です。
1番のりばはこの時のために全体的に美装化は行われず、簡素なつくりとなっていました。

 

階段内部。

エスカレーターは一時休止となっています。

 

1番のりばから見る増床スペース。

新駅ビル完成時には1番のりばも美しくなると思うので楽しみですね。

 

路面電車「駅前大橋線」のターミナルと一体となった新広島駅ビルは2025年春の開業予定です。

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