基町再開発の都市計画を決定 エントランスのイメージパースなど

広島市中区の相生通沿いで計画されている「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」について、
3月3日付けで広島市の都市計画決定が告示されました。

本再開発事業は、市営基町駐車場、朝日会館跡地、中国電力基町ビルを一体的に再開発するもので、
紙屋町・八丁堀地区で最も高い高さは約160mのビルに
オフィスや広島商工会議所、高層階にはホテルを入居させる計画です。
都市計画決定を受け、今後は権利変換計画認可などを経て
高層棟は2027年度、駐輪場棟は2029年度の竣工を予定します。

 

広島市中区基町の、市営基町駐車場中心とする「基町相生通地区市街地再開発事業」について、 2月2日に開かれた広島市の都市計画審議会で、容積率の緩和などが盛り込まれた都市再生特別地区

 

 

【広島市公式ホームページ】:都市計画の決定・変更のお知らせ

【朝日ビルディング】:広島市中心部の再開発事業について、都市計画が決定されました。


外観イメージ(上記朝日ビルディング資料より)

外観は街並みや空を写し込むガラス張りとし、低層部から高層部まで変化をつけて広島の新しい顔にふさわしい特徴的なデザインとします。
また、日射を軽減する庇により、環境面とデザインの両立を図ることが記載されています。

 

低層部イメージ(上記朝日ビルディング資料より)

今回の資料で新たに公開されたイメージパースです。
低層部は賑わいを創出する吹き抜けの「広場空間」を設ける計画とのことです。

 

 

先月、市の審議会に図られたこの計画が承認されたことがリリースされましたが、
無事都市計画決定が完了しました。

新しいイメージパースは、相生通りに面する南面です。
店舗や商工会議所のある部分は、賑わい創出の空間という位置づけで、3層吹き抜けの広場になるようです。

 

計画地付近では、地元のエリアマネジメント団体らが企画したパークレットによる賑わい創出の社会実験が一昨年行われました。

 

 

『カミハチキテル』都心パブリックスペースの社会実験スタート!

社会実験には、再開発の施工者でもある朝日ビルディングもスポンサーとなっており、再開発ビルはこの実験を通して得られた知見なども踏まえた計画になると思われます。

東側の17年竣工のオフィスビル「スタートラム広島」も1階はカフェになっており空地も余裕を持って取られているので、
繋がりのある賑わいに期待したいです。

 

新しいイメージパースに描かれる大規模な吹き抜けの1階には市道が横切っており、
改正された立体道路制度を活用して、市道の上空に160mのビルを建てる計画になっています。

まるで雰囲気が変わるのでしょうね。楽しみにしたいです。

 

「基町相生通地区第1種市街地再開発事業」は、
2022~2023年度の着工、2027年度の完成予定です。(駐輪場棟は2029年度完成予定)

 

【計画中】(仮称)広島市基町相生通地区第1種市街地再開発事業

プロジェクトページを更新しました。

 

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