JR西日本とサンフレによる広島駅北口暫定開発の概要が明らかに

JR西日本は広島駅北口の旧JR西日本広島支社ビルを解体し、広場などを整備する
「(仮称)JR西日本広島支社跡地暫定開発」を進めています。

6月16日、公式ホームページで、この新しい広場の概要が明らかにされました。

名称は「ekie エキキタパーク」。
Jリーグ・サンフレッチェ広島が運営するフットサルコートや3×3コート、芝生広場を整備し、
マルシェやキッチンカーの出店、スポーツイベントの開催を通した賑わい創出を目指します。

7月1日から利用の申込みを始め、2022年9月17日に開業する予定です。

 

概要が発表された時の記事。(2021年10月)

JR西日本は広島駅北口の旧広島支社ビル跡地の暫定開発計画を公表しました。 支社ビルは2020年11月に大須賀町に新築したビルに移転しており、現在は旧ビルの解体工事が行われています

 

広島支社の跡地活用についてはこれまでに、広島市と連携しオフィスや賑わいの拠点に再開発する方針が報じられており、
駅ビルに続く広島駅周辺エリアの大型開発の可能性を秘めた場所となっています。

JR西日本から、広島駅周辺の不動産開発に関する興味深い発表がありました。 コメントでも複数教えていただいております。いつもありがとうございます。 JR西日本は広島駅北口の正

 

 

JR西日本とサンフレッチェによる暫定開発の概要

【JR西日本】:広島エキキタエリア ekie エキキタパークの概要について(PDF形式 277キロバイト)

(上記資料より)

 

敷地の形をモチーフにしたロゴマークとともに、正式名称が明らかになりました。
広島駅の商業施設の名称である「ekie」がここにも採用されるようです。

 

パーク内は主に芝生広場、エキキタサンフレッチェフットサルコート、エキキタサンフレッチェ3×3コートの3種で構成されます。
面積は芝生広場が約390平方メートル、2つのコートが合計で約980平方メートルです。

(上記資料より)

 

芝生広場は主に、マルシェやキッチンカーの出店、地域のコミュニティ事業など幅広いイベント開催の利用を想定します。

エキキタサンフレッチェコートは予約して実際に使用できるのはもちろんのこと、
サンフレッチェのサッカースクールを含むスポーツイベントでの利用も予定されているようです。

 

イメージ(上記資料より)

 

「ekie」という名称が入ることからも、JR西日本の駅ビル開発との関連を意識させられます。
実際に、公式資料で次のようにも記載されています。
”2025年春開業予定の広島新駅ビル屋上広場の展開に繋がる暫定開発と位置づ
け、将来に向けた広島駅周辺エリアの新たなコミュニティ基盤の構築を目指します。”
(JR西日本『広島エキキタエリアに新たなコミュニティ広場誕生 (仮称)JR西日本広島支社跡地暫定開発について』より)

 

新駅ビルの大部分を使った広大な屋上広場になるので、
イベントスペースとしてのみではなく、フットサルコート・3×3コートのようにスポーツ体験もできる場所としての整備を目指している可能性がありますね。

主要ターミナル駅で屋外でフットサルやバスケットなどで汗を流すことができるのは画期的です。

(JR西日本『広島新駅ビルの広場デザイン決定』より)

 

ekie エキキタパークは2022年9月17日の開業予定です。

【公式WEBサイト】:https://www.ekie.jp/ekikitapark/ (2022 年7 月1 日より公開)

【公式SNSアカウント】:Instagram「@ekie_ekikitapark」 (2022 年7 月1 日より運用開始)

 

 

2022年5月の現地の状況

5月に撮影してきた現地の状況をご紹介します。

昨年から進めてきた旧社屋の解体は2021年度末までに完了し、6月から開発工事に着手したようです。

 

前回の状況です。

JR西日本は2020年11月に移転が完了した広島駅北口の旧広島支社ビルの解体工事を行っています。 一部を残し2021年度中に解体工事は完了する予定です。 解体した建物の跡地

 

広島駅北口ペデストリアンデッキから。

 

 

 

5月下旬の時点で対象エリアは完全に更地になっていました。
奥に旧社屋が残っていますが、新社屋に完全に機能を移すまでの間、継続使用されます。

 


(JR西日本『旧広島支社の建屋撤去工事について』より)

 

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