JR広島駅南口再整備・駅ビル建替工事 2022.07(Vol.47) タワークレーン立つ

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。
建て替えられる新ビルは地上20階建てで、ホテルや商業施設、シネマコンプレックスを備える複合ビルになる予定です。

また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
2025年春の開業を目指します。

前回の状況です。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。 建て替えられる新ビルは地

 

 

事業の概要

【建設中】JR広島駅南口ビル新築他工事(広島駅南口広場の再整備)

 

東工区に1基目のタワークレーン設置!

選考して地上部の鉄骨工事が始まった東側の工区に、6月後半からタワークレーンが設置されました!

 

ついにキター!
と叫んでしまいそうなほど存在感のあるタワークレーンが登場しました!

コメントでも教えていただいておりました。ありがとうございますm(_ _)m
商業施設部分は地上7階までですが、すでにかなり高くマストが伸びていますね。

 

東側の躯体部分。

クレーンの基部は3階のフロアに据え付けられているようです。

 

高さを変えて。

 

 

大林組のタワークレーンはマストがオレンジ色ですよね。
タワークレーンの仕事もあってか、躯体の鉄骨も拡大しています。
旧フタバ図書に面する、新駅ビル東側の建築範囲はここまでです。
北側についても在来線1番のりばのすぐ近くまで伸びていますね。

これで概ね旧駅ビルと同じくらいの範囲になったのではないでしょうか。

 

さらにさらに。

 

 

西側の工区でもタワークレーンの組み立てが行われている場面に遭遇しました!
敷地内にはすでにジブが用意されており、4日(月)頃には組み立て完了して稼働しているようです。

 

南西から西側のタワークレーンと合わせて。

地上部分の工事もいよいよかと実感します。

 

 

広電高架駅の橋脚?広場中央で巨大な柱が設置準備

駅前広場の中央付近で目を引くものが。

 

鋼製でグレーの柱が、超巨大なラフテレーンクレーンとともに準備されています。
位置からして、これは高架で乗り入れる広島電鉄の駅舎を支える橋脚と思われます。

 

近くに移動してみます。

 

 

クレーンを配置するため、若干通路の形状も変わりましたね。
それにしてもこのラフターのカウンターウェイト見てくださいよ。何トン吊り上げられるのでしょうか。

 

その路面電車が通る駅前通り。

こちらにも中央分離帯に大型のクレーンが配置されました。
このあたりは軽量盛土工となるため。擁壁の設置が進んで行くことでしょう。

 

 

橋上駅舎増床で在来線待合室がオープン!

以前より取り上げていた、橋上駅舎を増床して整備する待合室が、7月1日(金)にオープンしました。
橋上駅舎で初めて在来線に待合室が供用を開始しました。

 

 

 

まるで元々存在していたかのような外観です。
建設当初から増床を予定していた場所なので当然といえば当然ですが。

待合室内には26席の座席が用意されています。
実際に中に入ってみると空調が効いており涼しいのですが、
列車の発車時刻に関する案内が全くないことに少し驚きました。。
液晶モニターは設置されていますが、自社広告のみで発車時刻は表示しません。
コンコースでは流れている自動放送の案内もここでは流れませんでした。
静かすぎて居心地が悪いほどです(笑)

JRとしても快適な環境を整備しておもてなしを強化したいのは山々ですが、
あまりにも長時間居座られると困るという思惑が垣間見えます…^^;

コンコース内にはイートインできるお店も複数ありますしね。

それにしても鉄道を待つ場所として、発車案内くらいはやってもらいたいものですが。

 

増床スペースの自由通路側には、本日7月6日(水)からセブンイレブンハートインがオープンします。

 

これもまた駅の新たな増床工事に伴うもので、
自由通路を挟んで向かいにあったセブンイレブンハートインがこちらに移転してくる形となります。

こうして考えてみると、橋上駅舎・自由通路が開業した時点の店舗や設備は、
その多くがまだ仮設状態だったんだなと。

 

 

旧セブンイレブンが接する東側でも橋上駅舎の増床に着手!

先程の移転前のセブンイレブンが接している東側区画で、早くも増床工事が始まりました!

 

 

 

もう始まったのかと驚くばかりです!
前回の記事で書いたとおり、やはりここも橋上駅舎竣工時から準備されていた鉄骨を使って繋がりました。
ちょっとした感動さえ覚えますよ(笑)

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。 建て替えられる新ビルは地

 

2番のりばから。

 

 

増床前の時点で、線路の上空を覆う駅舎の面積は、JR西日本管内でNo.1でした。(約1万平方メートル)
これらの増床で、さらにその面積が上乗せされることとなります。

 

2番のりばからは、西側工区の地上部分もよく確認できます。

 

 

 

今回の更新は以上です。
日々の変化が目まぐるしいです。

路面電車「駅前大橋線」のターミナルと一体となった新広島駅ビルは2025年春の開業予定です。

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