広島駅南口Bブロック再開発工事 2016.05(Vol.42) クレーン解体へ

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広島駅前Bブロックでは2016年8月の竣工を目指し、地上52階建てで分譲マンションや家電量販店等が入る西棟と、
商業施設や駐車場で構成される10階建ての東棟を建設する、大規模な再開発工事が行われています。
西棟は中区上八丁堀の「アーバンビューグランドタワー」を抜き中四国・九州で最も高いビルになります。
東棟の大部分は先行して2015年春頃から利用が開始されました。
【住友不動産】:シティタワー広島|52階建て最高層免震タワー
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Bブロック地区市街地再開発事業
 
前回Vol.41は4月末の状況です。
広島駅南口Bブロック再開発工事 2016.04(Vol.41) 猿猴橋の復元完了
 
 
今回のVol.42は5月22日に撮影した画像です。
 
今回のトピック。5月中旬頃から、西棟北側に建っていたタワークレーンの1基が解体に入りました。
2年前の9月、193mの西棟を構築するため最初に建てられたタワークレーンです。
高さ193mへ。Bブロック西棟のタワークレーンが登場
 
 
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クレーンは油圧ジャッキで降下しながら余った上部のマストを自分で解体・吊り降ろしていきます。
タワー北面上層部はクレーンの姿が無くなったことで、ビル本来の姿が感じ取りやすくなりました。
断面が綺麗な正方形で黒とガラスを基調とした外観が本当にカッコイイです。
ここまで積み上げるのに掛かった期間はわずか1年半程度。
ちょうど広島駅の新跨線橋コンコースが供用を開始した頃からタワー地上部の構築が始まりました。
早かったですね。
 
 
大州通り、タワー北東側から。
 
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ちなみにこの北側のクレーンは29日に確認したところでは、完全に姿が無くなっていました。
一部が2期工事に回っていた東棟の一部もほぼ外観は完成しました。
 
 
猿猴川の南側に移動しました。
 
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左からAブロック、Bブロック、Cブロック。
数年前の光景からめまぐるしい変化とはこの事です。
 
 
 
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ここに来てCブロック住宅棟「グランクロスタワー広島」の高さも目立つようになってきました。
Bブロックの西棟と東棟を連絡する通路も確認できます。
タワーの南面はまだこのようにクレーンや作業員用の昇降機が残っています。
 
 
今回は少し離れたところまで足を伸ばしてみました。
 
駅前通り稲荷町交差点付近から。

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橋本町。西国街道の一部、京橋の西詰付近から。

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城南通り上柳橋西詰から。

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これだけ高さがある建物ですから、どこからでも視界に入ります。
北面のクレーンもなくなればすっきりしてさらにスタイリッシュになりそうです。
 
今回は以上です。今年8月の竣工まで残り僅かです。
 
 
 
ところで、何となくネットを見ていると、Bブロック市街地再開発組合のHPが新しくなっているのを見つけました。
【公式】:広島駅南口Bブロック地区市街地再開発組合
 
「施設建築物の概要」のページを見てみると、高さは197.5mと書かれているではありませんか!
これまで信じてきた193mより4.5mも高い。あと2.5mで200mです。
法律上の建物としての高さは看板に記載されている189.15mですが、このような記載があるということは、構造物として塔屋も含めた最も高いところは197.5mあるようです。
このブログとデータベースではそういった最高高さを比較の基準としているので、今後は197.5mとして扱います。


 

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