Bブロック、特定業務代行者に前田建設

Bブロック再開発組合は再開発事業の特定業務代行者に前田建設工業を選出したことを明らかにしました。
建設通信新聞:広島駅南口B再開発/特定業務代行は前田/組合

【中間免震、総延べ12万平米超】
 広島駅南口Bブロック再開発組合(前岡眞仁理事長)は29日、募集・選定手続きを進めていた同第1種市街地再開発事業の特定業務代行者を、前田建設工業に決めたことを明らかにした。28日に開いた臨時総会で同社との契約締結を可決した。また、同総会では権利変換計画書の縦覧、保留床を取得する住友不動産、ビックカメラとの参加組合員契約締結、事業計画の変更なども承認された。計画変更の内容は、西棟を51階から52階、東棟を9階から10階に変更し、高層の西棟に免震構造(中間免震)を採用する。変更により総延べ床面積は12万4812㎡となり、総事業費も340億円から353億円に変更された。
 総会で承認を得たことにより、6月1日から14日間、権利変換計画書を縦覧する。今後のスケジュールは、当初計画どおり今秋の権利変換計画認可を目標とし、認可後、年内の既存施設解体撤去着手、2012年度内の再開発ビル本体着工を目指す。
 選定された業務代行者は、▽工事施工▽保留床処分など支援業務▽組合事務業務▽事業推進協力業務▽事業資金確保の協力業務――を行う。工事施工については、既存解体と市から受託している周辺公共施設整備も含まれる。
 計画では、広島市南区松原町5、6、7、8・猿猴橋町3ほかの敷地約1.4haを施行区域とし、このうち8362㎡を再開発エリアとする。7511㎡を建築面積に充て、RC・S・SRC造(中間免震構造)地下2階地上52階(西棟)一部10階(東棟)建て延べ12万4812㎡の再開発ビルを建設する。高層部分の西棟の高さは193mで中四国一の高層ビルとなる。
 参加組合員として契約締結した住友不動産は、西棟の13-52階に整備する住宅514戸のうち、権利者取得分を除く約470戸を取得する。また、地下2階-地上3階の一部約8550㎡については、家電量販店のビックカメラが取得する。このほかオフィスやホテル、自走式駐車場約900台などを整備する。
 竣工は15年度末を予定している。市が広島駅表口地区市街地再開発事業基本計画を策定して31年。紆余曲折を経て、同再開発事業が最終局面を迎えた。


特定業務代行者の決定以外は昨日リリースされたビックカメラによる資料のことが書かれています。
ビック公式発表、Bブロックへ出店 ビル詳細も
 
その特定業務代行とは事業の確実な推進のため、民間事業者が持つ開発技術や施工等のノウハウを活用する制度で、
隣のCブロックは既に「戸田建設」が施工担当として選ばれています。
 
今回Bブロックには「前田建設工業」が選ばれました。
広島ではあまり馴染みのない会社ですね。
しかし少し調べてみると東京の超高層マンションとして度々テレビにも映る「THE TOKYO TOWER」も前田建設による施工のようです。
(大成建設との共同体ではありますが)
 
記事によると今後のスケジュールはこれまでとほぼ同じで
年内の解体作業着手から2012年度内再開発ビル着工という形になります。
これ以上遅れることが無いよう無事進むことを願いたいですね。本当に楽しみです。


 

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