トンネル建設に関する説明会

昨日午後7時、東区民文化センターにて広島高速5号線二葉山トンネル建設の安全検討委員会に係る住民向けの説明会が開かれました。
 
今日の中国新聞にも載っていましたね。
Web版がありませんが、会場には約200人の住民の方が集まったとのこと。
Twitterの方でも昨日書いたのですが、開催時間が夜だったということもあり私も説明を聞きに行って来ました。
 
 
説明会は広島市の広島高速5号線トンネル安全検討委員会報告書とパワーポイントによって進められました。
終始市や県の職員に対する怒号が飛び交う説明会でありました。。
 
質疑応答では住民側から
 
地盤が硬かろうが、表層の大規模盛土にどのような影響を与えるか分からない。
 
一連の検討委員会はトンネルを安全に掘る検討であり、住民の安全が無視されている。
 
仮に着工して地盤沈下が発生した場合の責任問題。
 
などなど、あらゆる訴えと質問が出ました。
 
そういうことを聞きながら、同じような硬い地盤の上の盛土に造成された団地が地盤沈下した実例はあるのか?
トンネルを安全に掘ることは上の住民の安全も確保するという事ではないのか?

ということを逆に質問してみたかったです。
 
 
同じく質疑応答の際に納得いかない出来事がありました。
住民向けの説明会であるにも関わらす、検討委員の一人である地質学会の越智氏がマイクを取り発言していました。
先の検討委員会で検証が不十分として途中退席したあの越智秀二さんです。
安全検討委員会のメンバーで、ましてやその委員会(第9回)を途中で退室したあなたが発言する場所ではないでしょ。それも報道機関と反対派が九分九厘という会場の中で卑怯ではなかろうかと思います。
 
 
約1時間半の説明を受けて、工法や地質状態などトンネル建設に関する技術的な内容は概ね納得しました。
ところが万が一沈下が発生した時の対応について、これは説明が不十分と言わざるをえない内容だったと思います。
住民の皆様が一番心配なのはその部分ですから、広島高速道路公社ひいては広島市と最後にこの部分の説明を誠実にお願いしたいです。
 
 
広島高速5号線は年内にも松井市長によって着工の可否が判断される予定です。


 

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