二葉山トンネル、シールド工法で2014年度着工へ!

本日の夕方のニュース番組はほとんどの局でこれを大きく取り上げておりましたね。
 
県の湯崎知事と市の松井市長は今日共同で記者会見を開き、
二葉山に計画されている広島高速5号線の「二葉山トンネル」を着工するとの最終判断を下しました。
当初最も一般的なNATM工法で検討されていた施工は、より地盤沈下を抑えられるシールド工法へと変更、
今後用地取得などを進め2014年度着工、2017年度の開通を目指すとのことです。
工法の変更でトンネル部分の工事費は当初の2倍近くとなる190億円になりますが、3年10ヶ月という短い工期で実現できるようです。
万が一トンネル工事が原因とみられる地盤沈下が発生した際には、全面的に補償に対応するとしています。
 
 
先週は少し忙しくてまだ記事にしていない話題もあるのですが、まずはこちらから紹介しなくてはなりませんね。
中国新聞:二葉山トンネル着工へ 広島 (11月25日)
中国新聞:トンネル着工で県と市合意へ (11月29日)
県と市は着工に合意する方向で最終調整に入り、本日の協議で最終的な判断をする予定でいました。
 
これまでのトップ同士の協議を受けて今日の建設合意。
よくぞ着工を判断してくれました。本当に一安心です。
しかもこれまでの説明ではNATM止水工法で行うとばかり思っていたので、シールド工法を採用したことは正直驚きました。
以前、コスト高・工期延長があってもシールド工法を採用してはどうかという記事を書きました。
実際トンネル部のみの工費は2倍、着工までにあと2年という状況になりましたが、
これについては私はよくシールド工法を採用してくれたと思います。
今年9月に参加した公社の報告会の資料によると、沈下予測量は
従来工法では中山地区で51mm、牛田地区で14mmでした。
シールドの場合は中山地区で16mm、牛田地区で2.7mmと予測しています。
これらの数値はいずれも沈下量を大きく見積もった解析結果です。
シールド工法がいかに地盤沈下対策に優れているかがわかりますね。
 
開通は2017年度です。
広島駅周辺では様々な再開発や計画がありますが、ちょうど駅の南北自由通路開通と広電駅前大橋線が開通する時期でもあります。
駅周辺は本当に面白いように完成が重なるものです。
 
無事工程通りに施工されることを願いたいですね。


 

guest
15 Comments
古い順
新しい順 高評価順
Inline Feedbacks
View all comments