1000形「ピッコロ/ピッコラ」に乗車!

14日に出発式、15日に初めての営業運転に就いた広島電鉄の新型車両1000形のピッコロとピッコラですが、
(関連 【中国新聞】:超低床の路面電車お披露目
早速公式サイトの時刻表を見ながら乗車して来ました。
画像を中心にレポートしてみます。
 
まずは外観から。
紙屋町東で待って撮りました。1001号ピッコロです。
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締まりのある深い色がシックでカッコイイです!
 
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こちらは1002号ピッコラです。
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2編成の色について公式サイトの画像から、2編成は微妙に色が違うのではないか、という疑問について
ツイッターの方で光のあたり方によって色が変わって見えるマジョーラ塗装では?とコメントを頂いていましたが、近くでみてみるとそうではないようです。
またこのような情報のツイートもあり、実際に色が違う(1002ピッコラの方が赤みが強い)ようです!
 
 
横川駅です。
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横川駅の大屋根と近代的な紫の電車がよく似合っていました。
 
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横川駅に低床が入るのは本当に1年に一回の路面電車祭りくらいでしたから、感慨深いですね(笑)
 
 
鷹野橋の歩道橋からです。
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単体でいい写真を撮りたかったのですが、イマイチな写りになってしまい続いて来たグリーンムーバーmaxと、元京都市電と一緒に撮ってみました。結果オーライです(笑)
 
 
土橋の電停から。
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この土橋から9号線白島行きの電車が見られるなんて、信じられませんね。
改めて直通運転か。と実感しました。
 
ちなみに土橋電停は上り下りとも行き先表示のLED電光掲示板が設置されている電停ですが、
9号線の予告は表示されず、白島行きの案内はしてくれませんでした。。。
あの電光掲示板に「[9]白島 低床」と表示されるのを期待したんですけどね…。
ここでできてないということは原爆ドーム前や紙屋町でも対応できていないのでしょうね。
これは急いでやって欲しいです。
 
 
 
さて、車内を見てみます。
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基本的な構成は本当にmaxと同じでした。
 
ただ、車掌スペースが無かったり、両側ともドア1箇所だったりということで、
車椅子スペースの反対側は7人がけのロングシートになっていました。これは着席人数が増えるので良いですね。
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入り口扉。
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この赤い扉は印象的です。
ドアの上部にはこれまでの車両にはなかった、ドアランプが設置されました。
開閉時には赤く点滅して注意を促します。
 
 
こちらは運転台横のミラーです。
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こちらも広電初です!
車内と左側側方を運転士一人で確認するため、小型カメラが設置されました。この2つのモニターで確認出来ます。
側方は左側の縦長モニターに常時表示、入口付近を映す上のモニターは乗降時のみ表示されていました。
 
 
車内の様子の細かい点でmaxとは色々違うピッコロ・ピッコラですが、一番感激したのはこちらでしたね。
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運転台真後ろの上部にこのようなLCDモニターが設置されていました。
このように上には次に到着する電停の名前。
下は向こう4つ位の電停を示す路線図に電停付近の主な施設案内(英語付き)、そして大人/子どもの料金をローテーションで表示していました。
今まで5000形グリーンムーバーにも一部の編成にはこのようなモニターが付いていましたが、
複雑なシステムで天気やニュース、そして広告を表示しているうちに、使われなくなってしまいました。。
このような本格的な車内モニターが設置されるのは初めてですね。
特に広電は多数の路線と系統を持っていますから、県外から来た人にとっては難しいものです。
このようなものがあれば本当に便利でしょうね。
実際、新たに江波線直通の9号線が設定されたわけですが、この画像のようにどこに向かうのかわかりやすく表示されていました。
 
液晶なのでこのような表示もできます。
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ドアが閉まって発車するたびに表示されていました。便利です。
 
ちなみにmaxは宮島線での運行も考慮されているため、同じ位置に料金表が設置されています。
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液晶モニターなら料金表を表示すればいいだけですから、ピッコロピッコラが宮島線を走ろうと思えば可能ですね。
この液晶モニターが付いたのはひときわ嬉しかったです(笑)
 
液晶モニターの内容も含めて一本の動画にしてみました。

 
 
何回か乗ってみましたが動画からも分かる通り、加速・減速時の音が少し変わりましたね。
加速の滑らかさはmax譲りだと思います。加速は鋭いのですが加速度に角が無い感じで本当に滑らかでした。素晴らしいです。
 
車両はよくできているので、課題があるとすれば運用面でしょうね。
先ほど触れた出発予告の未対応もそうですし、
もう一つ指摘したいのが、本線と白島線との行き来にだいぶ手間取っていました。
私が江波方面から乗って本線の八丁堀から白島線に入るまではまあまあスムーズだったのですが、進むまで1分以上動きませんでした。直通はラッシュ時意外にしておいて正解かなと思います。。
もちろん信号や他の車両に配慮した結果そうなっているのでしょうが、なんとか改善できないものですかね。
もう一つ、直通運転自体の認知度がまだ低いですね。近くに、広島駅行きのつもりで八丁堀から乗車してしまったというおじいさんがいらっしゃいました。
電停には広電の係員もいてお知らせしていたりはしていましたが、さらなる認知度向上の努力が必要ですね。
 
 
登場したときは全くの予想外の色で驚きましたが、町中でみてみると本当にカッコイイというのが印象でした。
ただレトロなだけではない洗練されたものを感じます。
思うのですが”路面電車”を運行しているのは広電だけですから、バスとは違って緑にこだわらなくてもいいのではないかと思います。
むしろ路面電車の中で宮島線直通は緑系で、市内線はこのマルーン色という風な分け方をこれからしていったら面白いのではないでしょうか。
いずれにしろ前回のコメントでも頂きましたが、あえてこの色を使ったのですから広島電鉄自体も新たな時代にふさわしいように変わっていくことを示してほしいですね。
これからさらに増えていきますから、5,6号線や将来高架化された広島駅電停へ乗り入れる姿など、また楽しみにしたいですね。
 
以上です。
ブラウザを重くしてすみません。


 

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