あなぶき興産株式会社(高松市)は、広島市中区の原爆ドーム近くに、
地上13階建て、62室のホテルを新築する計画が明らかになりました。
対象地は旧太田川(本川)に架かる「相生橋」西側で、かつてガソリンスタンドが営業していました。
インバウンドの増加を背景に、多人数での宿泊にも対応する仕様になると見られます。
2027年1月に着工し、2028年8月末の開業予定です。
計画の概要
対象地は本川町1丁目、相生橋の西側です。
かつて「ENEOS相生橋SS」が営業していた場所で、道路を挟んですぐ南東側には原爆ドーム、元安川の対岸には平和記念公園が広がります。
▼プロジェクトの概要
| 名称 ★ | (仮称) 広島市中区本川町ホテル計画 |
| 高さ ★ | 45.20m |
| 階数 ★ | 地上13階、地下1階 |
| 構造 ★ | 鉄筋コンクリート造 |
| 用途 ★ | ホテル・飲食店 |
| 客室数 ★ | 62室 |
| 宿泊定員 ★ | 362名 |
| 敷地面積 ★ | 625.97平方メートル |
| 建築面積 ★ | 420.00平方メートル |
| 延床面積 ★ | 4,100.00平方メートル |
| 着工予定 ★ | 2027年1月13日 |
| 竣工予定 ★ | 2028年8月31日 |
| 開業予定 ★ | 2028年8月31日 |
| 建築主 ★ | 穴吹興産株式会社 |
| 設計・監理 ★ | アルファデザインスタジオ一級建築士事務所 |
| 施工 ★ | 工事監理者ともに未定 |
★:現地看板、◆:公式HP
(最新の情報を採用)
62室に対して宿泊定員が362人となっており、単純計算では1室あたり約5.8人。
1~2名利用を主体とする一般的なビジネスホテルとは異なり、家族やグループでの宿泊を意識した客室が多く設けられるホテルとなりそうです。
ガソリンスタンド跡地 現在はコインパーキングとして暫定運用
現地はかつてガソリンスタンドがありましたが、2024年3月頃に閉店し解体。
その後コインパーキングとして活用されていました。
完成イメージ
そこに建設されるのが今回のホテルです。
地上13階・地下1階、高さは約45mとなります。
本川を挟んだ東側には平和公園および原爆ドームが立地。
広島市が策定する「景観法に基づく届出等に係る事前協議に関する取扱要綱」の対象エリアにあたり、
高さは50m以下に制限されるほか、市との事前協議を伴う落ち着いた景観誘導が図られます。
【広島市】:景観法に基づく届出等に係る事前協議に関する取扱要綱(令和4年1月4日一部改正)
現地の看板に掲載されたイメージパースでは、アースカラーのタイルに積極的な壁面緑化が為されていますね。
コーナー部はダイレクトウィンドウが採用され、意匠性のある質感の高い建物になりそうです。
東側から。
24年3月までガソリンスタンドでした。
一般的にガソリンスタンドは、地下埋設タンクの経年劣化による土壌汚染対策を講じる必要があり、
跡地開発には通常よりも人的・金銭的コストがかかります。
それでも早期に開発が決まったという点に、原爆ドーム・平和公園の向かいというこの立地の特徴が表れていますね。
相生通りから。
あなぶき興産による、グループ利用にも対応したホテルは2028年8月末の開業予定です。








