カープロード歩行者空間の整備 2025.01（Vol.8）

広島市は、広島駅からマツダスタジアムまでの「カープロード」について、
歩行者が安心して快適に通行できるようにするための整備を段階的に進めています。

これまでに、が2019年4月に「EKI CITY HIROSHIMA」から既設の愛宕跨線橋までのデッキが、
2024年3月に愛宕踏切を越えてスタジアム方面に降りるデッキが供用を開始しました。

この先は、スタジアムの大型スロープ「西蟹屋プロムナード」までの区間を、一部JR西日本の用地を取得して地上の歩道として拡幅整備します。

拡幅は2026年度末までの完成を目指し、その後2029年度末の完了を目処に無電柱化が行われる予定です。

前回の状況です。

カープロード歩行者空間の整備 2021.06（Vol.7） オープン予定の東横イン付近の進捗など

広島市は、広島駅からマツダスタジアムまでの「カープロード」について、 歩行者が安心して快適に通行できるようにするための整備を段階的に進めています。 これまでに、ペデストリア

2021-06-18 21:00

事業の概要

【広島市】：広島市民球場（マツダスタジアム）への歩行者用道路の整備

広島市民球場（マツダスタジアム）への歩行者用通路の整備計画
（広島市『広島市民球場（マツダスタジアム）への歩行者用道路の整備について [PDFファイル／917KB]』（https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/234692.pdf）より）

愛宕踏切越えるペデストリアンデッキが完成

EKI CITY HIROSHIMAの2階歩行者デッキを、マツダスタジアム方面に進みます。

左手が北口方面、右手側がマツダスタジアム方面に続くデッキになります。

地上から。

この踏切を超えるペデストリアンデッキは、2024年3月30日に供用開始しました。
愛宕踏切は開かずの踏切として有名ですが、混雑する自動車と歩行者の動線を分けることで安全性の向上を図ります。

【広島市】：カープロードのペデストリアンデッキ　3月30日供用開始！

踏切を越えるとすぐに階段で地上に降ります。

エレベーターは踏切の手前に設置されています。
ここから先の区間が、JRから取得した敷地を活用した拡幅区間になります。

拡幅する歩道用地が認識できるように

先程の階段からマツダスタジアム方面を見下ろします。

JRから取得した用地にそれら、新たに防護柵や縁石が設けられ
拡幅後の状態がはっきりと認識できる状態になっています。

荒神陸橋への階段です。

従来は階段とフェンスが隣り合っていましたが、2～3mほどのスペースが生まれました。
完成時は階段の両側が歩道になるようです。

広島駅方向を振り返りました。

歩行者スペースがはっきりと確認できますね。

荒神陸橋の西側です。

ここは見通しも良くないので、これだけ歩道が広がるだけで安心感が増しますね。
ホテルに隣接していた民家が解体されていました。

ここからマツダスタジアム方面。

引き続き拡幅工事が続きます。

この状態であれば、線路側の拡幅については2025年の開幕に間に合わせるのではないでしょうか。
まだほとんど手つかずとなっている街区側（南側）についても幅3mの歩道を整備する予定です。
広島市から公表されている拡幅の完成目途は2026年度末となっています。

また、ここまでの区間に目立っていた電線・電柱は地中化される予定です。
無電柱化の完了予定は2029年度末の予定です。

もうしばらく工事の状態が続きます。

【中国新聞デジタル】：カープロードすいすい歩けるように無電柱化へ　広島市、歩道拡張やペデストリアンデッキ延伸も　2029年度完成計画

その他沿線の状況

EKI CITY HIROSHIMA「グランクロスタワー」の北側です。

左側に見える市営駐輪場の隣にあった冷麺の店が閉店し、すでに解体されていました。
そもそもにも思える場所に立地していましたが、どういう扱いだったのでしょうか。
そして解体された背景についても気になってきますね。（駐輪場の拡大？）

荒神陸橋の北口側から、広島駅方面を振り返りました。

橋のそばに、「アパホテル〈広島駅前スタジアム口〉」が2024年10月に開業しました。
242室の客室と1階にレストランを備えるホテルです。

全景とエントランスの様子。

記事中に少し写っていましたが、特徴はこのエントランス。
通常のアパホテルはオレンジ色になっている部分が、赤になっています。
赤に近いオレンジ、朱色のようにも見えますね。

アパホテルは広島駅周辺で集中的にホテルの建設を進めています。

同ホテルを含む、アパグループのホテル新築計画は下記のとおりです。