広島駅『ミナモア』内通路を暫定供用へ 駅ビル通路工事のため平日朝に開放！

整備中の広島駅南口広場について、JR西日本は建設中の駅ビル「ミナモア」内の通路を暫定的に供用させることを明らかにしました。
駅ビルと自由通路の改良工事に伴い、南北自由通路が一部縮小されることから、
2025年2月3日から平日朝の通勤・通学時間帯に限り実施される混雑緩和策です。

供用されるのは「ミナモア改札」と「地下道南口改札外 ミナモア内階段・エレベーター」の2カ所。
「ミナモア改札」は、在来線コンコースに設ける自動改札を「出場専用」で供用し、広島JPビルディングまでのペデストリアンデッキを開放します。
「地下道南口改札外」ではミナモア内階段・エレベーターを「上り方向のみ」で供用します。

いずれも広島駅から出場する一方通行での運用となります。

暫定供用の概要

【JR西日本】：広島駅「ミナモア改札」及び「地下道南口改札外 ミナモア内階段・エレベーター」の供用開始について（平日朝限定）

南北自由通路から駅ビル「ミナモア」へのスムーズな動線を確保するため、
1階への階段の半分を通路化します。

駅ビルが完成し路面電車の2階切り替えられるまでの間、1階に降りるための動線が細くなることから、暫定的に駅ビル内の通路に利用者を誘導する措置が取られます。

（上記資料より）

▼ミナモア改札

（上記資料より）

▼地下道南口改札外 ミナモア内階段・エレベーター

（上記資料より）

供用目前の状況

いよいよ、完成のビルの内部の一部が開放されます！
既存の通路が工事で狭くなることから、
主に最も混雑する朝ピーク時（7時～9時）、広島駅から出る方向の一方通行
という限定的な供用になります。

自由通路です。
工事で縮小されるのは1階への大階段で、駅ビル2階への通路化に伴い
2月3日以降は向かって左側の階段とエスカレーターのみとなります。
この工事で完成時と同じレイアウトとなる予定です。

それぞれの通路の現在の状況をまとめました。

ミナモア改札

在来線コンコースから、1番のりばへの階段横に設けられる「ミナモア改札」です。

さり気なく、ここの名称が「ミナモア改札」となることが正式に明らかになりました。
旧駅ビル時代も「アッセ改札」という名称だったので、引き継いだ形です。

資料によると、ここを入りひたすら真っすぐ駅ビルを横断する通路となるようです。

ちなみに、この改札横のスペースがガラス張りで見えるようになっています。

コインロッカースペースとなるようです。

先程の仮通路を進んだ先は、駅ビルに内包された2階歩行者通路に行き着きます。

画像右側に「minamoa」のロゴマークがある出入口があるので、
ここから出てくるのかもしれません。

JPビルディングへのペデストリアンデッキ。

比較的早い段階から仕上がっていたこのデッキもいよいよ供用開始です。

地下道南口改札外 ミナモア内階段・エレベーター

在来線の地下道南口改札を出てすぐの場所から、供用中の南口路線バスのりばに至る通路になります。

通路は仮囲いが外され始めており、向こうの空間が少し垣間見える状況となっています。
2月3日からの暫定供用では、平日朝ピーク（7時～9時）に階段と2基のエレベーターが使用できるようになるとのこと。
いずれも広島駅を出場する「上り」（地下1階→1階）専用の運用となります。

ここには、ミナモアのエレベーターの他、「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」のロゴマークも確認できるので、
ホテル専用のエレベーターも設けられそうです。

1階に上って出てくるのがこの辺りです。

右手の間接照明がある場所にもホテルのロゴマークが確認できたので、ここはホテルのエントランスとなりそうです。ミナモアのエレベーターとこの入口は共通でしょうか。
階段はどの程度の大きさなのでしょう。
ミナモア改札は一方通行の通路のためそこまで混乱は予想できませんが、
地下階からは上下移動があるため、安全性の確保は課題ですね。
エレベーターは混雑しそうです。

ミナモア内通路の暫定供用は、いよいよ2月3日、平日朝ピーク時に限り開始します。