ひろしまモビリティワールド、1年延期し28年春開業へ 新たな完成イメージも

西区のマリーナホップ跡地で計画している複合施設「ひろしまモビリティワールド」について、事業者は2027年春としていた開業予定を2028年春へ変更することを明らかにしました。
世界的な資材供給網の混乱で建設資材の安定確保が難しく、工事着手に向けた準備に想定以上の時間がかかっているためとしています。

本計画は、株式会社トムスを中心とする事業者が、自動車をメインテーマとし、屋内EVカートや小型多目的サーキットの他、VR施設、飲食・宿泊施設を整備する複合施設となる予定で、敷地を活用した最大1万人規模の野外イベントにも対応する予定です。

総事業費は85〜100億円を見込みます。2056年までの定期借地権契約で定期的にコンテンツを入れ替えていく予定です。

 

 

自動車を軸とする複合エンタメ施設 開業は2028年春へ

【公式】:「ひろしまモビリティワールド」開業時期変更のお知らせ 2027年春開業予定を2028年春へ変更

昨今の世界的な資材供給網の混乱に伴い、安定的に必要な資材を確保することが困難な状況が続いており、準備に時間を要していることを踏まえ、
開業予定を2027年春→2028年春に延期します。

モビリティ体験を核としながら、広場やカフェ、緑地、イベントスペースなどを一体的に配置し、世代を問わず一日を通して楽しめる複合施設の基本的な方針に変更はありません。
新たに加わった事業者も含め設計・構想の検討を重ね、内容の充実を図っていることがアナウンスされています。

 

このプレスリリースの中で、計画中の施設の新たなイメージパースが公開されました。

(「ひろしまモビリティワールド」開業時期変更のお知らせ 2027年春開業予定を2028年春へ変更(https://mobiwa.jp/wp-content/uploads/2026/07/press20260717.pdf)より)

 

計画の概要はこちらにまとめています。

マリホ跡地『ひろしまモビリティワールド』が着工!乗り物を核とした新たなエンタメ拠点に

 

 

開業延期を機に、変化に対応できる施設へ

労務費が高騰する中、中東情勢の悪化による資材調達への影響もあり、開業延期は一定程度やむを得ないと感じます。今後の進捗を見守りたいです。

私はこの計画そのものについては、以前整理した通り基本的に評価しています。

「乗り物関連の複合施設」と捉えられがちですが、敷地内にはVRパビリオンやホテル、レストランなどが整備され、幅広い層が楽しめる体験型・滞在型空間になる予定です。
野外音楽イベントに活用可能な常設ステージを備えた空間も特徴の一つだと思います。

 

今回の延期が事業計画にどこまで影響するのかは気になるところです。

中国をはじめ、各国のEV政策や自動車を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、ハードウェアだけでなく、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)の重要性も増しています。

その時々の動向を反映した鮮度の高いコンテンツを取り入れ、業界の変化に合わせて展示や体験内容を柔軟に更新できる仕組みを整えることが重要になりそうです。

 

 

ところで、今回リリースされた資料の新しいイメージパースに、
将来的にカートエリアに大屋根建設を計画」との記載があります。

変更前の計画のイメージパースには、確かに「ビッグテラス」と銘打った大屋根がありました。
今回の資料を見る限り、当面は大屋根を設けず、屋外スペースとして運用する計画となるようです。

(広島県『ひろしまモビリティワールド事業実施計画について』(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/611132.pdf)より)

 

(『ひろしまモビリティワールド』(https://mobiwa.jp/)より)

【公式】:ひろしまモビリティワールド

【広島県】:ひろしまモビリティワールド事業実施計画について

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