広島市は、広島駅南口Cブロック再開発計画で現在の土地所有権と再開発後の建物の権利を置き換えた
権利変換計画を認可したことを公表しました！
完成予定は従来通り2015年度（2016年3月）を目指しますが、ビル建設中の仮店舗などの調整を残しており、“今年度中”に改められる模様です。
【中国新聞】：権利変換計画を認可 広島駅南口Cブロック年度内に着工
（平成25年8月3日付 中国新聞朝刊紙面より）
コメントでsyunjiさんにも教えていただいておりました。ありがとうございます。
また前回の権利変換計画提出から今回までの間に、完成予想図も少し新しくなりました。
Cブロック完成予想図（再開発組合作成、広島市ホームページより）
6月のはじめに権利変換計画が地権者と組合の間で決定したようだという記事が出て一安心しましたが、
およそ2ヶ月経ってついにそれが認可。
再開発実現のステップを1つずつ順調に進んでいる感じがしますね。
着工時期は年度内にはなってしまいましたが、元々解体に3ヶ月以上かかることを考えると9月末の着工は難しかったでしょうし、
建設中の仮店舗・仮住居の調整がまだ必要とのことならまずそれを”確実に”取り決めをしていただきたいですね。
9～10月に土地建物の明け渡しが行われるとのことで解体を済ませて着工にこぎつけるのは早くても14年の年明けくらいになるのでしょうか。
それでいて16年3月の完成予定はスピーディーな印象ですね。
逆に複雑な工事手順を踏むBブロック（2013年4月着工～2016年3月完成）が長いとも言えるのかもしれません。。
さて、新しくなった完成予想図ですが、広島駅に近い手前の商業棟の外観が随分変わりましたね。
以前までのはデータベースの方に載せています。
計画変更で商業棟が地上9階から11階に変更されましたが、そのせいもあってかドッシリした印象が強くなりました。
色使いで言えば個人的にはこちらのほうが好みかもしれません。
南側にあった壁面緑化はほとんど無くなったようですが、
広島駅に接する建物西面のガラスカーテンウォールには目を引かれますね。
Cブロックと広島駅とは将来的にペデストリアンデッキで接続される予定です。
市のホームページにも一応点線で書かれてますね。
ところがその広島駅の駅ビルですが、先日も紹介した通リ駅ビル建て替えはまだもう少し先になりそうな感じ。。
JR西日本の真鍋社長「広島駅ビルの建て替えは、まだ時間が必要。」
これは北口の若草町再開発の時のように、区域内はデッキで回遊できるにも関わらず駅には接続しない状態になりそうですね。
北口は仮設でもいいからとりあえずホテル棟と新幹線口駅舎を接続していただきたかったですが結局行われず…
南口の場合は駅ビルの改札や店舗がある辺りとCブロックの間に駐車場があるので仮設で設けるにも物理的に難しいです。
Cブロックが動き始めたことは大歓迎ですが、この辺りがやはりどうしても残念に感じてしまいますね。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】：広島駅南口Cブロック地区市街地再開発事業
