広島市は今の2013年度の完成を目指し京橋会館の場所に21階建ての複合マンションの建設を予定しています。
昨日ですが、その解体される京橋会館の一般公開があったので足を運んでみました。
アーキウォーク広島 京橋会館 公開
市民団体が主催するイベントです。
京橋会館は1954年に建てられた鉄筋コンクリート4階建ての共同住宅でした。
台形のように並んだ建物が中庭を取り囲む「口の字型」をしているのが最も特徴的です。
これはヨーロッパで良く見られるようなスタイルです。
ここからは写真中心で。
さすがに建てられてから57年も建っているのでかなりの老朽化を感じました。
しかしこういう建物に普段触れることはほとんどないので貴重な経験になりました。
建設当時は電気、ガス、水道が整っているだけでも珍しく、建物のデザインやそれこそ中庭などは画期的なものでした。
実際に部屋に入ったり階段を上り下りするだけで、当時の様子・風景が浮かんできます。
鉄の重そうな扉です。
ユニークな手すり
屋上から見ると台形なのがよくわかります。
先ほども書きましたが本当にいい体験ができました。
このイベントは13日と今日14日の午後、2日間にわたって行われます。
興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。
再開発ブログなので一応書いておくと、
京橋会館は市の京橋町地区市街地再開発事業により今年の10月から解体工事が始まり、
2013年8月に地上21階建て(70m)の複合マンションが完成する予定です。
名称は京橋ストリンガ。
民間の分譲に加え高齢者専用の住宅も用意されます。