広島東洋カープは今年で創設70周年を迎えます。
これを記念して、本拠地マツダスタジアムの西側、広島駅から伸びる「カープロード」の一角に、
70年の歴史と歩みを振り返る銅板などを設置した「モニュメントスクエア」を整備することを明らかにしました。
今年に入って現地では工事が始められており、ファンの間でも「何ができるのか」と気にされていたところかと思います。
先週現地の状況を見てきたのでご紹介します。
70年の歴史を刻む「モニュメントスクエア」の概要
【広島東洋カープ】：球団創立70周年記念「モニュメントスクエア」建設のお知らせ
カープ球団は2020年シーズンで創立70周年を迎えます。
人生で例えると古希となるカープ球団は、現在まで数多くの監督・コーチ・選手たちが様々な歴史を作り上げてきました。
その歴史の中でカープ球団はたくさんのファンの方々に支えられてきました。
そこで球団創立70周年を記念すると共に、長い間共に歩んできた多くのファンの方々への感謝の気持ちを込め、70年の歴史をみなさんと共有できるようカープロードの一角に“モニュメントスクエア”を建設いたします。“モニュメントスクエア”は、レンガの壁に囲まれた重厚感溢れる広場となっております。
レンガの壁面に1950年から2019年までのカープ球団の歴代戦績や監督・コーチ・選手の名前が刻まれた銅板70枚を飾ります。
活躍した名監督・名選手はもちろん、思うような活躍ができなかった選手、現役引退後職員となり球団を支えた選手など球団70年の歴史を繋いできた監督、コーチ、選手897名 延べ5,115名全員の名前を刻みます。球団の歴史を感じていただける「モニュメントスクエア」。
公開日は3月15日(日)を予定しております。
（上記公式サイトより）
レンガを用いた壁に、これまでの戦歴、監督・コーチ・選手の名前が刻まれた銅板70枚を飾るようです。
球団のいち員となった全ての人は、897名、延べにすると5,115名分となります。
優勝の歴史を刻んだものは、旧広島市民球場と同じ敷地の「勝鯉の森」があります。
また、2階コンコースに至る「西蟹屋プロムナード」には、大きな記録を残した「レジェンド」達の銅板のレリーフは飾ってありますが、こうした監督・選手に細かくクローズアップしたものは今までありませんでしたね。
以下は現地の状況です。
画像でお分かりの通り、ローソン付近から工事が舗装工事が始まっています。
もう少し球場に近づいた、マンションの横辺りが「モニュメントスクエア」となります。
この通り、工事はかなり進んでおり、カープのイラストが描かれた仮囲いがあった頃の面影はなくなっています。
コンクリートの囲いにレンガのタイルが貼り付けられているようで、それなりに雰囲気は出ています。
カープ70年の歴史を振り返る「モニュメントスクエア」は、シーズン開幕前の2020年3月15日（日）に公開される予定です。
話が逸れますが、球場でレンガといえばこちらを思い出しますね。
屋内練習場の横に設けられた、「カープ誕生物語像」のある広場。
被爆からの復興とカープの誕生を描いた、故中沢啓治さんの漫画に由来するものです。
入って記念撮影できるようにすれば、と思います。
カープロードで続く民間開発
「モニュメントスクエア」の目の前、プロムナード入口の向かい側では、
日本通運広島支店跡地にビジネスホテル「東横イン」の建設が進んでいます。
【(仮称)広島球場前ビル新築工事】
建築主：株式会社 東横イン
高さ46.20m、地上14階
客室数：235室
構造：鉄骨造
敷地面積：1,532.22平方メートル
建築面積：371.29平方メートル
延床面積：4,191.13平方メートル
着工：2019年5月
竣工予定：2020年6月
開業予定日：2020年6月28日
日本通運広島支店は、もう一つ球場側（東側）にビルを新築して移転しました。
【日本通運】：日通、広島支店の新社屋が竣工
広島駅方面を振り返ります。
内部は基礎工事が完了しており、これから地上の鉄骨建方が始まろうという状況でした。
2020年6月の完成予定、6月28日開業予定となっています。
交流戦が終わった頃のオープンですね。
もう一つこちら。
広島駅方面に戻った、愛宕踏切向かいのビルです。
ビル全体がリニューアルされ、新しいテナントが入っています。
1階にはタピオカチーズティーのお店が入るとのこと。
観戦客の楽しみは今年も色々ありそうですね。
