流通大手のイズミは、広島市中区新天地に所有し「ドン・キホーテ広島八丁堀店」が入居しているビルと土地を、大和ハウス工業(大阪市)に売却する予定であることが分かりました。
大和ハウス工業は、既存建物を解体した上で、跡地をホテルに建て替える方針であると報じられています。
当該ビルは、「ゆめタウン」などを展開するイズミの創業地で、1961年に「いづみストアー八丁堀店」として開業しました。
以来、ファッションビル「ウィズワンダーランド」、家電量販店「ヤマダ電機」を経て、現在は「ドン・キホーテ」が出店しています。
建築から半世紀以上が経過した建物は、市の調査で震度6強の地震で倒壊する危険性があると指摘されており、老朽化対策が課題となっていました。
ホテルの規模などは今後検討を進め、2027年7月の引き渡し後に建て替えに入ると見られます。
ドン・キホーテが入る旧イズミ1号店 大和ハウス工業に売却し再開発
【中国新聞】:広島市新天地のドンキ八丁堀店、イズミがビル・土地売却へ 元ウィズワンダーランド
「ドン・キホーテ広島八丁堀店」が入るイズミ所有の土地と建物について、大和ハウス工業との売買契約を2026年2月6日に締結。
2027年7月2日に大和ハウス工業に引き渡され、ホテルに建て替えるとのこと。
本施設は、西日本を中心に「ゆめタウン」などを展開するイズミの創業地で、1961年に和「イズミストアー八丁堀店」(1号店)としてオープンしました。
売却対象となる現在の建物の規模等は以下の通りです。
ドン・キホーテ広島八丁堀店(2012年9月撮影)
| 所有者 | 株式会社イズミ |
| 階数 | 地下1階・地上7階建て |
| 延床面積 | 約1万1,700平方メートル |
八丁堀の商圏に変化、物販拠点から宿泊拠点へのシフトが加速
イズミが所有するこの老舗ビルについに動きがありましたね!
テナントであるドン・キホーテは、当物件から至近の広島東映プラザ(旧東急ハンズ広島店跡)に、新店舗「ドン・キホーテ八丁堀西店」を2025年10月に開業させています。
この近距離での出店は、「八丁堀店」が入るビル建て替えを見据えた動きではないかと注目されていました。
売却先が大和ハウス工業であり、ホテルへの建て替えを検討していることから、同社グループの「ダイワロイネットホテル」となる可能性も高そうです。
広島市内において「ダイワロイネットホテル」は、中区国泰寺に1棟、東区二葉の里に1棟出店しています。
ダイワロイネットホテル広島駅前(2019年3月撮影)
ドン・キホーテ広島八丁堀店と路地を挟んで北側では、旧広島宝塚会館を解体し、2013年10月に「広島ワシントンホテル」(266室)と、パルコが運営する商業施設「広島ZERO GATE(ゼロゲート)」が一体となった複合ビルが竣工しました。
また、同じ中央通り沿いでは、マリオット系列の「コートヤード・バイ・マリオット広島」の建設が現在進められています。
国内ビジネスホテルチェーン大手国内ビジネスホテルチェーン大手の影も…
かつての娯楽施設や商業施設が静かなホテルに変わっていくのは少し複雑ですね。
周辺の成功事例である「ゼロゲート広島」のように、低層階に商業機能を取り込んだ、街の賑わいを途絶えさせない施設となってほしいです。
本物件の引き渡しは、2027年7月2日の予定です。
ホテルのブランドや規模、スケジュールなど今後の発表に注目していきたいです。
