広島県は、暫定2車線区間の4車線化を進めている「臨港道路廿日市草津線」について、
「広島はつかいち大橋」を含むII期区間(延長1.3km)の整備が完了し、2026年3月29日(日)午前6時に供用を開始すると発表しました。
本路線は、広島南道路を構成する路線の一部で、物流の円滑化や広島市を中心とした周辺地域の連携強化を目的として整備が進められてきたものです。
2017年に供用を開始したI期区間(1.6km)に続き、今回のII期区間が完成することで
商工センターから廿日市方面へ続く全区間の4車線化が実現することになります。
物流の円滑化のみならず、並行する国道2号線の渋滞緩和にも寄与することが期待されています。
2027年7月に取材した現地の状況です。
臨港道路廿日市草津線4車線化事業の概要
【広島県】:臨港道路廿日市草津線の供用開始について(PDF,約960KB)
▼臨港道路廿日市草津線 Ⅱ期区間 事業概要
| 路線名 | 臨港道路廿日市草津線 |
| 供用開始区間 | 広島市佐伯区五日市港 ~ 廿日市市木材港北(1.3km) |
| 供用開始日 | 令和8年3月29日(日) 午前6時(予定) |
| 総事業費 | 約105億円 |
広島はつかいち大橋(2024年7月撮影)
「広島南道路」としての機能強化と広域ネットワークへの期待
長らく工事が続けられてきた「はつかいち大橋」を含むこの区間の4車線化がようやく実現します。
前後区間は4車線化が完了しており、この部分が明確なボトルネックになっていたので、臨港部の物流の安定化や緊急車両の円滑な移動が確保できる面で期待は大きいですね。
本線は「広島南道路」の一部を構成しており、慢性的な渋滞が発生している国道2号西広島バイパスの交通負荷を分散させる役割としても重要です。
市街地のど真ん中に自動車を直接流入させる西広島バイパスとは異なり、臨海部を通過する本路線が強化されることで通過交通の転換が図れれば、
都心部の自動車交通量の総量の抑制に繋がり、渋滞削減、ひいてはウォーカブルなまちづくりにとってもプラスになります。
臨港部を横断する広島南道路全体としては、廿日市市で「廿日市IC~木材港西」間の整備、海田町で「海田西IC~海田大橋」間の整備も進められています。
「廿日市IC~木材港西」間は国によって2022年度に事業着手されました。
「海田西IC~海田大橋」間は、2023年に全線開通した地域高規格道路である国道2号「東広島バイパス」と、海田大橋を結ぶ「明神高架橋」を整備しています。
これらの区間が開通すれば、東広島市-広島市-廿日市市を結ぶ広域的なネットワークが整うこととなり、
並行する山陽自動車道や既存の国道2号から、目的や混雑状況に応じて路線を選択できるようになります。
広島南道路パンフレット
(広島国道事務所(https://www.cgr.mlit.go.jp/hirokoku/south/pdf/minamipanfu.pdf)より)
「広島はつかいち大橋」を含む「臨港道路廿日市草津線」II期区間は、2026年3月29日から4車線として供用を開始する予定です。


