米国ホテル大手のマリオット・インターナショナルは、
広島市中区三川町の中央通り沿いに「コートヤード・バイ・マリオット広島」の開業を計画しています。
広島ホスピタリティ合同会社がパートナーとなり、「(仮称)広島市中区三川町ホテル計画」として建設する地上17階建ての新築ビルに入居する形で、2027年初頭の開業を目指します。
「コートヤード」はマリオット系列の中で旅行やビジネスでも利用しやすい中価格帯のブランドで、
質とコストのバランスのとれた宿泊体験ができることが特徴です。
広島に開くホテルはで、183室の客室に加えセミオープンキッチン付きのレストランやフィットネスセンターを計画します。
前回の状況です。
計画の概要
名称 ◆ | (仮称)広島市中区三川町ホテル計画 「コートヤード・バイ・マリオット広島」 |
高さ ★ | 59.99m |
階数 ★ | 地上17階・地下1階 |
構造 ★ | 鉄骨造 |
用途 ◆ | 宿泊施設 |
客室数 ◆ | 183室 |
敷地面積 ★ | 824.66平方メートル |
建築面積 ★ | 568.98平方メートル |
延床面積 ★ | 8,607.76平方メートル |
着工予定 ★ | 2025年1月下旬 |
竣工予定 ★ | 2026年12月下旬 |
開業予定 ◆ | 2027年初頭 |
建築主 ★ | 伊藤忠商事株式会社 東急不動産株式会社 伊藤忠都市開発株式会社 |
設計・監理 ★ | 株式会社IAO竹田設計 |
施工 ★ | 未定 |
◆:公式HPより
★:建築計画のお知らせ看板より
イメージパースが明らかに
現地に「旅館業営業計画のお知らせ」が掲載され、ホテルの外観を示したイメージパースが明らかになりました。
1階と2階は全面ガラス張りで、中央通りに対して非常に開放的な印象を与えそうです。
2階がレストランですかね。
3階より上の窓ガラスは2フロアで一つの枠に見えるような意匠となっています。
中央通り北西側から。
2棟のマンションの間が対象地です。
いずれも45mクラスなので、ホテルの方が頭一つ分高くなりますね。
東側から。
1月上旬時点では、解体工事の終盤のような状態でした。
計画上は1月下旬に着工する予定でしたが、起工式を行うにはもう少しだけ掛かりそうです。
コートヤード・バイ・マリオット広島は、
2026年12月に竣工し、2027年の初頭に開業する予定です。
南側には積水ハウスのマンションが新築中
先程からの画像にタワークレーンが1基写っていますが、
本ホテルとは別件で、ガソリンスタンド跡地に建設される新築マンションの現場です。
事業主は住宅メーカー大手の積水ハウス。
地上14階建て、78戸のマンションとなるようです。
この規模は賃貸住宅ではなさそうですから、同社の分譲マンションブランド「グランドメゾン」となる可能性が高いですね。
【広島市】:建築物 計画書等の概要の公表(R5年度受付分)
イメージパース
(広島市『(仮称)広島市中区三川町PJ 新築工事 – 評価シート [PDFファイル/244KB]』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/239158.pdf)より)
広島市に申請された資料でイメージパースを見ることができます。
また、現地看板には店舗付き共同住宅とあるので、1階部分は店舗になると思われます。
とはいえ全体の外観は一般的な分譲マンション。中央通りにもこういった建物が建つようになりましたか…。