昨年度末から広島駅北口でペデストリアンデッキを建設する準備工事が始まっています。
10日、東区民文化センターで整備工事に係る地元説明会が開かれ、デッキの詳細や工期などが明らかにされました。
デッキは2016年3月（2015年度末）を目指し今後本格的な工事が進められます。
（画像出典：広島市市議会議員 若林新三氏ウェブサイトより）
広島駅新幹線口ペデストリアンデッキ 平面図（広島市提供資料より）
デッキは東側の若草町再開発で整備された区間を除く総延長413mで、
平面図の通り、中央を通るデッキは幅6m、その他の区間は基本的に幅4mになります。
また広島駅南北自由通路と接続する中央南側の支点部分は、イメージ図でも確認できる半径15mの滞留空間が設けられます。
その他、エレベーターは今回整備する区域では合計5基整備。デッキの屋根は光を透過できる膜構造を採用するとのことです。
建設工事はJR西日本による新幹線口増築工事と同時進行で行われます。
先日現地を確認した際に、ホテルグランビア側のロータリーの一部が閉鎖されたのを確認しました。
広島駅北口広場再整備 2014.04（Vol.5） 縮小中・・・
ここは当面の間工事用車両の進入路になるようです。
先日仮囲いで閉鎖されたところまでが、ほぼ新幹線ビルの増築部分となります。
これに隣接するようにデッキが建設されるので、イメージ的に現在よりかなり”駅”が広場側へ拡張されることになります。
施工中はロータリー内のレイアウトが再整備とは別に変更になるそうです。マイカーはしばらく降車専用（待機不可）になるなど混沌とした状況になるようですが、そこはまたその都度画像でも紹介していきたいと思います。
工期としては、
今年度2014年度中にグランビア側デッキとそこまでの東西デッキが、
2015年度中に中央デッキとシェラトンホテル側までの東西デッキが整備されるスケジュールです。
ただ、15年度末というとまだ広島駅南北自由通路がまだ建設中なのではないかと思います。
デッキの竣工と同時に供用開始となるかどうかは確認することができませんでした。
北口広場内のレイアウト変更の時期についてもです。
このへんもマメに写真を撮りながらその都度把握していきたいと思います。
詳細が明らかになってより一層、広島駅の未来が楽しみになって参りました。
広島駅開業以来かつて無い大工事をこれからも追いかけていきたいです！
【UR都市機構】：広島二葉の里地区まちづくり 関連公共施設整備事業
-------------------------------追記-------------------------------
参考までに、2010年に竣工した岡山駅西口ペデストリアンデッキを紹介します。
岡山駅その他の画像はこちら。
他都市探訪 岡山へ
こちらも膜屋根を採用しています。広島駅もこのイメージにかなり近いでしょうね。
ただ、時間が経つと汚くなるイメージがあるので管理はきちんと行なっていただきたく思います。
------------------------------------------------------------------
