「グレース幟町タワー」は、岡山市に本社を置くリョービホールディングスが
広島市中区幟町に建設する、高さ64.5m、地上18階建ての分譲マンションです。
【公式】:グレース幟町タワー
城南通りに面した中区幟町で2016年初頭から工事が行われてきましたが、
2018年4月下旬に竣工を迎えました。
5月下旬に撮影してきたので紹介します。
前回の状況です。
城南通りを広島駅方面から近づいていきます。
比較的ビルの密集度が高い城南通りにおいても、非常によく目立つタワーです。
北東側絡見上げました。
モノトーンの外観で、縦の直線基調のデザインは非常にスタイリッシュです。
エントランス付近。
2階まで吹き抜けになっています。
歩道橋から。
広島駅南口の「シティタワー広島」が見えています。
幟町は広島駅にも八丁堀にも近い、非常に利便性の高い土地です。
「グレース幟町タワー」は、バルコニーの面積を抑え積極的に外壁と同一面の大型ウインドウを採用し、
”マンションです!”という雰囲気を比較的感じさせない外観が非常に特徴的です。
個人的には、高さは違えど「シティタワー広島」に次ぐ好印象な外観を持ったタワーマンションです。
広島地場や全国規模の大手デベロッパーでなく、岡山の両備ホールディングスであるというところも、特筆すべき点かと思います。
”従来のマンションとは違う”、”都心に住まうステータス”として、保守的になりすぎず他のデベロッパーも
もっとオフィスビルライクなタワーマンションを建ててほしいです。
「グレース幟町タワー」はこれから入居も始まってくるので、今回が定期レポートの最終回となります。
大型ウインドウを多様し、60m超えにもかかわらず18階建て・31戸に留め、
更には完全な内廊下を採用するなど、この立地に相応しいラグジュアリーなマンションが完成しました。
さて、「グレース幟町タワー」から、上幟町の路地をまっすぐ北上したところに、また新たなマンションが計画中です。
大阪市に本社を置くプレサンスコーポレーションが計画する分譲マンションです。
2025年の万博を誘致をPRするパネルも設置してありました。抜かり無いですね。
規模などは広島市のサイトに公表されています。
【広島市 建築物環境計画書等の概要の公表(平成29年度受付分)】:(仮称)プレサンスロジェ広島市中区上幟町新築工事>評価シート(PDF)
詳細は割愛しますが、2019年6月の竣工を目指す地上15階建てのマンションで、
466平方メートルという敷地面積からして、北側の大きなコインパークを含まない、かなり細い建物になるようです。
上幟町でこれだけのまとまった土地があるのはもったいない…
早いうちにこちらのコインパークも、何らかの計画が浮上するのを待ちたいです。