タイトルの本題の前にJRに関連した大事なことを。
平成30年7月豪雨による大規模な災害で運転見合わせを続けていた呉線の三原~安浦間が
12月15日、およそ5ヶ月ぶりに復旧し運行を再開しました。
今回の豪雨ではこの呉線だけでなく山陽線も大きな被害を受け、
これまでにないほど多くの人に影響が及び、鉄道のありがたさを実感しました。
ようやく呉線全線が運行再開となり、沿線の方々の復興の大きな一歩になったのではないかと思います。
残るは芸備線です。狩留家~三次間は2019年秋頃の運転再開見込み、
備後落合~備後庄原間は明日、12月20日に運転再開する見込みとなっており、
時間はかかりますが、どうか安全に少しでも早く復旧することを願います。
さて―
JR西日本は、2019年3月のダイヤ改正の内容を公開しました。
これによると、「広島シティネットワーク」と呼ばれる山陽線:三原~岩国間、呉線:三原~海田市間、可部線:横川~あき亀山間の全車両は、2015年から投入されている新型車両227系「レッドウィング」にすべて統一されることが分かりました。
これに伴い福山・岡山方面の直通列車も設定されなくなるので、シティネットワーク内の電車は終日完全にレッドウィングのみで運行されることになります。
【JR西日本 / 2019年 春ダイヤ改正について】:広島・山口エリアについては、こちらをご覧ください。(PDF形式:434キロバイト)
(上記HPより)
とうとうこの時がやってくる!
2015年3月に投入が始まってから怒涛のペースで数を増やした「レッドウィング」。
7月の災害前の時点で既に平日の昼間はすべて新型車両で運行されていたのですが、
わずか4年で完全に入れ替えられる事となりました。
これをもって国鉄型車両(113系・115系・105系)は、広島シティネットワークから姿を消すこととなります。
古い国鉄型車両がいなくなることで、いよいよ新型車両の本来の性能が開放される可能性が出てきましたね。
もっと加速性能が高いはずですから、来年3月から所要時間の短縮が図られるかもしれません。
また、新型保安システムである「D-TAS」も運用範囲が現行の岩国~西広島駅間から、白市まで広がり、
すべての列車でその性能をフルに活かすことができますね。
【JR西日本 】:山陽線 西広島~岩国駅間で新保安システム(D-TAS)を使用開始します
「レッドウィング」への統一とは直接関係ないかもしれませんが、
個人的には広島駅の案内放送の多言語化をそろそろお願いしたいです。
2019年3月を楽しみにしたいです。国鉄型車両も今のうちにしっかり目に焼き付けておきたいですね。