岡山市中心部である表町の一角、「千日前地区」で
芸術劇場とタワーマンションを核とする再開発「岡山市表町三丁目10番11番23番24番地区第一種市街地再開発事業」が進められています。
劇場はオペラなどの大型演劇も可能な1,750人収容な「大劇場」と、800人収容の「中劇場」で構成。
マンションは大京が手掛ける20階建ての免震構造を採用します。
2023年9月の全施設完成を予定します。
【再開発組合】:岡山市表町三丁目10番11番23番24番地区第一種市街地再開発事業
【公益財団法人 岡山文化芸術創造】:岡山芸術創造劇場
【大京】:ライオンズタワー岡山千日前
(再開発組合HPより)
文化芸術劇場と分譲マンションがセットになった、なかなか例を見ない再開発です。
岡山市表町の「都心1kmスクエア」と呼ばれるエリアの南東の角に位置し、都心内居住者の増加、商店街を始めとした都心の賑わい創出などが期待されています。
2021年10月になりますが、現地を歩いてきたので簡単にご紹介します。
すでに工事は地上部でも本格化しており、3基のタワークレーンにより劇場の鉄骨工事が主に行われています。
歩きながら躯体に目を向けてみます。
南に走る国道250号から見て、向かって左側が約1,750席の「大劇場」。
国道から見て向かって右手は約800席の「中劇場」。
こうして、建設中のホールを見る機会もあまりないですね。
西側の路地を進みます。
【ライオンズタワー岡山千日前】
高さ | 約80m |
階数 | 地上20階・搭屋1階・地下2階 |
住戸数 | 84戸 |
構造 | 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造 (中間免震構造) |
延床面積 | 約40,000平方メートル (劇場・オフィス・店舗含む) |
着工 | 2019年11月 |
竣工予定 | 2023年2月20日 |
入居予定 | 2023年3月20日 |
建築主 | 岡山市表町三丁目10番11番23番24番地区市街地再開発組合 |
参加組合員 | 岡山市、株式会社大京・株式会社穴吹工務店 |
設計者 | 株式会社竹中工務店大阪一級建築士事務所 |
施工者 | 竹中・荒木・小倉共同企業体 |
分譲マンションとなるタワーは敷地の最も北側に配置。
この開けた空間が、イメージ図にもある吹き抜けの空間です。劇場の入口にもなるようです。
北東側から。
再開発により誕生するタワーマンションと劇場。
ライオンズタワー岡山千日前は2023年2月の竣工予定
岡山芸術創造劇場は2023年9月の開業予定です。