そごう広島店は、店舗の本格的な改装に2026年にも着手し、順次リニューアルオープンさせる方針を明らかにしました。
2026年の投資額は2025年を大幅に上回る10億円超を想定しており、
1階の化粧品売り場を中心に20以上のテナントの刷新を目指します。
2027年以降も年1フロアのペースで改装を継続し、地域における旗艦店としての集客力の再構築を図ります。
そごう広島店改装計画の概要
【Yahoo!ニュース】:そごう広島店、2026年から改装オープン本格化 20以上のテナント開業へ(中国新聞デジタル)
そごう広島店の菊田清美店長が中国新聞のインタビューに答えたものです。
- 2026年から店舗の改装を本格化させ、順次オープンさせる
- 2026年の投資額については、前年を大幅に上回る10億円超を想定
- 1階の化粧品売り場を26年初頭から年末までに順次改装し、中国地方初出店のブランドなど20以上のテナントの開業や刷新を目指す
- アクア広島センター街から引き継いだ部分を含め、1階は化粧品、2階は高級ブランドのフロアに
- 2027年以降も1年に1フロアのペースで改装を続ける
- 有名店に限らず、そごう・西武で初出店のブランドも含め支持を話題の店などを誘致
厳しい環境に置かれる百貨店 まず改装で活路を模索
(2016年9月撮影)
そごう広島店の全館改装は当初、2025年春の完了を予定していましたが、
親会社であった7&iホールディングスが百貨店事業を外資系ファンドへ売却したことなどに伴い、スケジュールの見直し(遅れ)が生じていました。
グループの旗艦店であるの西武池袋本店に改装の目処が立ったことから、広島店が全国で2番目の重点拠点として本格的な投資を受けることとなったようです。
現在のそごうは、アクア広島センター街から引き継いだ部分の限定的なリニューアルが続けられてきました。
道筋が見えたことは良かったですが、2027年以降、1年に1フロアという改装ペースでは、
全館刷新が完了するまでに7年から8年もかかる計算となり、あまりに遅く感じます。
地場の福屋は昨年、八丁堀本店の大規模改装を行い広島初進出となるハイブランドを複数集め、都市型百貨店としての存在感を高めています。
また、百貨店としての側面は薄れますが、広島駅前店についてもフロアの縮小と大型専門店の誘致を行うなどの改装も進めています。
そごうがこの速度感で顧客の関心をつなぎ留められるか、心配になります。
もっとも、現在の建物は「広島センタービル」として1974年に完成したものであり、老朽化も進んでいます。
将来の建て替えが官民で話題に登る段階にまでありました。
広島ゲートパークの東側に店舗がないのは、将来バスセンターを建て替える際の用地を見据えているためです。
詳しくはこちら。
ECの普及や郊外型モールの充実により、百貨店は岐路に立たされています。
隣接するかつての「そごう広島店 新館」が、水族館などの滞在型テナントを導入した「新生パセーラ」として再生を図るように、
これからの商業施設には“モノが手に入る”以上の体験価値を提供する仕掛けが求められます。
とは言え、広島の都心の真ん中でこれだけの施設を建て替えることはなかなか容易ではないのも現実です。
そごう広島店の改装は、2026年初頭から年末にかけて1階化粧品売り場などが順次オープンさせ、27年以降も毎年1フロアずつのペースで続けられる計画です。
昨年、福屋八丁堀店に複数のブランド店がオープンしましたが、東名阪以外の政令指定都市にありながら広島市に未進出のブランドはまだまだあります。
都市の求心力向上に寄与するような店舗づくりに期待したいです。
未来の紙屋町を描く次世代の百貨店像
新年なので?、「未来への展望」として、数十年後の建て替えを見据えた将来像を妄想してみました。
(2025年2月撮影)
(※GoogleEarthキャプチャを生成AIを使用して作成)
1階を「新広島バスセンター」として交通機能を再集約。クレドの屋外広場と一体化した回遊性を生み出すため、2階へ人々をスムーズに誘導する動線を構築します。
延床面積の広さよりも「空間の質」に重きを置き、フロアを6階から7階程度に集約した上で、各階に開放的な屋外テラス付きカフェを配置できるといいですね。
紙屋町の中心でゆっくりと時間を過ごす「トキ消費」を促す構造こそが、次世代のランドマークにふさわしい姿だと考えます。


