岡山市役所 2021.07 建替の基本設計が策定!公園一体の高さ約87mの庁舎に

岡山市は築約50年が経過し、耐震性能不足や老朽化が課題となっている市役所本庁舎の建て替え計画を進めています。
2026年度(令和8年度)に現在地に隣接する敷地に新築移転する形での供用開始を目指しており、2021年3月には新市庁舎の基本設計が策定され、計画の詳細が明らかになりました。

新岡山市庁舎は地上17階建て、高さ87mの高層ビルで、延床面積もおよそ5.6万平方メートルと一際巨大な施設になる予定です。
外観は岡山城をイメージし、新たな岡山のシンボルとなることが期待されています。

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【岡山市】:岡山市新庁舎基本設計について

完成イメージ(上記資料より)

 

完成イメージ(上記資料より)

緑あふれる公園から段々ひろばで庁舎の2階のエントランスに繋がります。
災害時にはこうした広場や1階エントランスホールが一次避難者の受け入れやボランティアセンターとしても機能させることを想定しています。
環境面でも、上層につれてセットバックする外壁には各階に庇を設ける他、
中央部分のガラスウォールは煙突効果による自然換気を誘導する「エコボイド」が用いられる設計です。

 

 

【岡山市新市庁舎】

高さ 約87m
階数 地上17階・地下2階
構造 鉄骨造(一部、鉄骨鉄筋コンクリート造、および鉄筋コンクリート造)
中間免震・制振構造
敷地面積 約14,000平方メートル
建築面積 約5,000平方メートル
延床面積 約56,300平方メートル
着工予定 2022年度
完了予定 2026年度
開業予定 2025年春
基本・実施設計 山下設計・丸川建築設計共同企業体
施工
全体事業費 約289億円

 

いかがでしょうか。
かなり夢のある計画となっています。
これまでにいくつか新築された庁舎を取り上げてきましたが、中でもこれはかなり大胆。

ガラス張りで単なる開放的な庁舎とは異なり、
公園と一体化したテラスからなだらかに繋がる本当の意味で市民に開かれた庁舎となります。

 

完成平面図を、現況の航空写真と並べてみました。

現在の庁舎は大供交差点に面した場所に建てられていますが、
新市庁舎は市道を挟んで隣接する「大供公園」と敷地を交換する形で、南側に新築されます。
間の市道はこの事業によって廃道となるようです。

2期に分けての工事を予定しており、1期で公園の敷地に新市庁舎を新築した後、現庁舎から業務機能を移管。
その後、2期工事で現庁舎を解体し駐車場や広場、新大供公園を整備する計画です。

 

岡山駅東口からまっすぐ南に伸びる「市役所筋」。イオンモール岡山前の歩道橋から。

突き当りに見えている建物が現在の市役所です。
大きな通りの真正面に位置しているので、視覚的なインパクトも大きいですね。
ちなみに、市役所に至る途中の右手側には先日お伝えした両備による再開発「杜の街グレース」があります。

 

杜の街づくりプロジェクト 2021.06 岡山最高層のタワーなど完成近づく

 

目の前の交差点まで移動しました。ここが大供交差点です。

 

現在の庁舎は、ザ・役所という重厚さを持った建物ですね。
先程も書いたように、現在立っている場所は南側の敷地と交換されて「新大工公園」として生まれ変わります。
公園から高層の庁舎まで段々ひろば、大屋根テラスと緩やかに市民と行政が繋がっていくあたり、上手にやっていますね。

 

(上記資料より)

 

現庁舎南側の市道から。

 

完成時には廃止され、ほぼ同じ位置に車寄せや地下駐車場への入り口ができるとのことです。

 

新市庁舎が建設される現在の大供公園。

 

これだけ南に下がることになります。

 

また、この公園の区画には、市役所利用者のための市営駐車場が整備されています。

 

こちらは庁舎の新築工事に伴い、隣の民間駐車場敷地に市営駐車場を仮整備します。

 

岡山市の新市庁舎は2022年度に着工、2026年度の供用開始予定です。

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9 comments

  1. タミー Reply

    ブログ更新お疲れ様です。

    岡山市役所といえば、国政選挙の期日前選挙で一度だけ行ったことがあります。その時に地元テレビ局の出口調査等の取材につかまった思い出があります。

    免許証の住所変更には自分自身で大安寺にある西警察に行きましたが、とても警察署には見えず美術館かとた思う様な建物で驚きました。

    岡山に赴任中に、その大安寺地区に郊外型の大型商業施設が続々と出来て、その後市役所通り入口付近の林原駐車場跡に巨大なイオンモールが出来ました。

    その影響もありイトーヨーカドーが閉店し跡地に岡山での就職先人気企業No.1両備グループの「杜の街グレース」が先日オープンしたそうですね。

    林原駐車場跡イオンモールから東へと向かう県庁通りは表町の天満屋本店正面玄関があるなど歴史ある通りですが、道幅が狭く私もそうでしたが知らない者が見ると裏通りのイメージを持ってしまいます。

    それとは対象的に、市役所筋は道幅も広く写真にもある様に広い通りの突き当たりある市役所はパリのオペラ座のイメージです。

    柳川筋・城下筋間の天満屋百貨店を中心とした表町商店街・県庁通りの従来の都心の再開発と岡山駅から市役所筋にかけた新しい街づくりが今後どう展開するのか非常に楽しみですね。

  2. JK Reply

    岡山市に限らず、行政の事務庁舎ってのは専用のビルディングタイプである必要はないと思います。
    オフィス用途の需要が十分あるところにオフィスビルを建て、そこに賃借人として入居すれば十分なのではないかと思います。
    30年後、本当に今の規模が必要なのか、PPP/PFIなどにより行政の機能は外部化されていったり、他の機能を必要としていたりするのではないか。
    その時専用庁舎ではフレキシブルな組織変更に対応できないのではと思います。
    シンボリックな建物が必要であれば、美術館やホールといった建物を建設すればよいのではないでしょうか。

  3. OORer Reply

    岡山市役所オシャレですね!こういう遊び心のある建物は広島もどんどん増やして欲しいです

  4. むーばす Reply

    最近の自治体新庁舎は市民や県民に開かれた造りにするのがブームですね。
    そうしないと無駄遣いとか言われてしまう。あと自由に利用できる空間は
    多くの市民が利用し易く、以前のように用事がないと市役所には行かない
    なんていうことが減っていきます。

    岡山市役所は隣の公共公園をうまく活用した提案が斬新なアイデアでまとめましたね。完成したら是非、訪れてみたい場所です。
    岡山県庁は今のところ建て替えの話は無さそうですかね。

    鯉党様の岡山レポも楽しみにしています。
    新天地でのお仕事順調なようで何よりです。お身体には気をつけてください。

  5. TOM Reply

    キレイなデザインですね。
    低くても存在感のある建物はいいですね!
    広島県庁もいつまでもあんな平屋ではなく、こんな斬新なデザインの建物に建替えてほしいです。

  6. CCレモン Reply

    岡山も再開発が多い
    両備グループが司令塔になって街の再開発を行っているのも大きいのですね
    行政と民間の意思疎通ができている感じもします
    中四国の拠点都市として存在感を、大きくしていこうという気概も感じます
    広島は、県庁を中心に更新じきにきているのに話がでてこないのは
    指令搭不在が大きいとおもいますね
    広ガス・広電・ひろぎんHDなど、広島市中心部まちづくり組織を3月設立して
    ますが、もっといろんな企業が加わってほしいと思います。

  7. よより Reply

    広島県庁は今正に耐震工事してますし、あと20年位はこのままオンボロなんじゃないですかねぇ。

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