南北自由通路が完成した広島駅では、これまでほぼ手付かずだった新幹線コンコースをリニューアルする工事が始まりました。
2019年度末の完了を目指し、
・天井や柱などをリニューアルし在来線部分とデザインを統一
・新幹線改札内の全館空調化
・待合室を3箇所に分け席数を1.5倍に増加
これらを実施することで、のぞみ停車駅にふさわしいグレード確立を図ります。
【JR西日本】：
広島駅新幹線柵内コンコースのリニューアルについて（PDF形式311キロバイト）
イメージ（上記JR西日本資料より）
前回の状況です。
自由通路の新幹線改札口から。
変わらず、現在は改札側（方角でいうと東側）半分の上屋工事が続けられています。
新幹線改札内からみる、在来線のりかえ口です。
既に改札付近は新しくなっており、LED発車標も本設の位置に設置済みですが、
その背後はまだ本格的に工事が続いています。
付近のエスカレーターを裏から見た様子です。
これは新たな変化です。エスカレーター下の化粧パネルが取り付けられている途中です。
エスカレーターのパネルは従来のままですが、最終的には取り替えられるのでしょうか？
コンコース奥側のリニューアル先行エリアです。
足元のタイル化されたエリアが広がっています。
美装化された高架橋の柱の間接照明も点灯をはじめましたね。
ただし、デジタルサイネージはまだ稼働していませんでした。
こちらは最も奥のトイレ付近。
一気に天井と床の美装化が進み雰囲気が一変していました。
2枚目に写っているように、エスカレーター下もパネルが取り付けられ、自動販売機やゴミ箱がピッタリ収まっています。
上の写真が、下り博多方面の階段になりますが、こちらは上り東京方面の奥側階段です。
こちらもパネル取り付けが進み、綺麗になりつつあります。
驚いたのは、3枚目の扉。こちらはホテルグランヴィアのエントランスに通じる部分です。
以前までは腰ほどの高さのただの柵で仕切られているのみでしたが、完全に仕切られた状態となるようですね。
最後に、仮囲いに写っていた工事の案内を。
これらのうち、青で塗られた待合室～トイレ・授乳室までの区画が供用済みで、他の設備は現在整備中です。
発見だったのは、右の緑の部分。「モバイルコーナー」と「キッズスペース」と書かれた区画があります！
ここが、リリースに記載されていた、第3の待合室だったのですが、
ただの待合室ではなく、こうした多様なニーズに対応するスペースになるようですね。
「モバイルコーナー」は充電器が利用できるコーナーでしょうか。現在のJRのりかえ改札横の待合室にも2機程度でしたが設置されていました。
子供が退屈しない待合スペースのある新幹線駅は珍しいのではないでしょうか。
広島駅新幹線コンコース全体のリニューアルは、2019年度末の完了予定です。
