マリホ跡地『ひろしまモビリティワールド』が着工!乗り物を核とした新たなエンタメ拠点に

2025年3月に事業用借地権設定契約が満了した西区「広島マリーナホップ」の跡地について、
次年度以降の事業者に選定された株式会社トムス(以下TOM’S)を中心とする事業体は、新たな複合施設「ひろしまモビリティワールド」の建設に着手しました。

本計画は、約11ヘクタールの広大な敷地を活用し、自動車をテーマとした総合エンターテインメント施設を新たに開発するものです。
屋内EVカートや小型の多目的サーキットの他、VR施設、飲食・宿泊施設、そして敷地の中央には最大1万人規模のイベントに対応可能な多目的スペースなどが整備されます。

総事業は85〜100億円を見込みます。2056年までの定期借地権契約で定期的にコンテンツを入れ替えていく予定でです。

2027年春の開業を目指します。

 

 

ひろしまモビリティワールドの概要

ひろしまモビリティワールド ロゴ

 

広島県が所有する広島マリーナホップ跡地を活用し、「モビリティ」と「エンターテインメント」を融合させた新しい複合施設が誕生します。

施設の運営は、モータースポーツ事業などを展開する株式会社トムスを中心とした事業体が担います。

現時点で公表されている事業計画の概要は以下の通りです。

【公式】:ひろしまモビリティワールド

【広島県】:ひろしまモビリティワールド事業実施計画について

 

構成者の変更や事業計画の見直しなど紆余曲折ありましたが、資金調達にも目処が立ち着工となりました。

 

当初計画発表時の記事。

広島県は、2025年3月に事業用借地権設定契約が満了となる「広島マリーナホップ」について、 次年度以降の事業者を、株式会社トムス(以下TOM'S)を代表法人とするグループを選んだ

 

 

乗り物だけにとどまらない、広島の新たなエンターテイメント拠点

報道などでは「乗り物関連の複合施設」という側面が強く打ち出されています。
確かにEVカートなどの走行体験は目玉の一つですが、計画の全体像を見ると、それは施設を構成する一部分。

敷地内にはVRパビリオンやホテル、レストランなどが整備され、幅広い層が楽しめる体験型・滞在型空間になる予定です。

個人的にとても期待しているのは、野外音楽イベントの開催も視野に入れた、1万人規模の多目的スペースです。

これまで広島市内には、大規模な音楽フェスを開催できるような、ある程度の広さを持った屋外スペースがありませんでした。

この場所は周囲が工業地帯に囲まれており宅地は離れているため、比較的大きな音を出しても影響が少なく、音楽イベントとの相性は非常に良いはずです。

さらに、ステージや音響・映像装置を設置するための架台などをプロモーターが一から設営する必要がありますが、本施設にはあらかじめそうした設備が用意されているため、運営側の負担は大きく軽減されます。

都心部から比較的近く、アクセスも良い場所にこれだけ好条件が揃う会場ができれば、プロモーターやアーティストにとっても、イベントを開催しやすい環境になるのではないでしょうか。

 

また、広島はマツダというグローバルな自動車企業を擁しながら、私たちが日常的に自動車文化に触れたり、体験したりできる場所が意外と少なかったように感じます。

本プロジェクトには実施メンバーに販売店の広島マツダ、パートナーにメーカーとしてのマツダも参画し、トヨタ系のレーシングチームであるTOM’Sらとともに施設を作り上げていくことになります。
メーカーの垣根を越え、最新のモビリティを身近に感じながら、音楽や食事も楽しめる場所ができるのは、純粋に嬉しいですね。

 

かつて空の玄関口であった広島西飛行場が廃港となって以降、周辺の跡地には物流倉庫や企業のオフィスが集積しつつあります。
近隣には以前から三菱重工業の工場などもあり、ものづくりの産業が根付くエリアです。

社会には、自動運転技術の本格的な社会実装という課題もあります。

だからこそ、この場所が単なる娯楽施設にとどまらず、産業をテーマにテクノロジーの実験場となり、新たなイノベーションを起こせるエリアになってほしいと思っています。

自動車やドローンといった最先端のテクノロジーと、多彩なエンターテインメントの両面から、広島に新しい人の流れを生み出してくれるのではないかと期待しています。

広島西飛行場跡地 工事状況 2022.12

 

画像出典:

  • ひろしまモビリティワールド(https://mobiwa.jp/)
  • 広島県/ ひろしまモビリティワールド事業実施計画について(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/611132.pdf)
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