震災復興による資材高騰の煽りを受け、新築工事の一般競争入札が不成立となっていた広島駅北口の地域医療総合支援センター(仮称)・高精度放射線治療センター(仮称)ですが、
昨日開札となった再入札にて施工業者が大成建設・広成建設・砂原組JVに決定しました。
二葉の里地区、県医療センターに暗雲。工事の入札が不成立に…
【建設通信新聞】:広島県医師会/約40.6億の大成JV/総合支援・放射線治療C (以下転載)
広島県医師会は25日、参加者辞退により再公告した地域医療総合支援センター(仮称)・高精度放射線治療センター(仮称)合築施設建設工事を一般競争入札した結果、40億5900万円で大成建設・広成建設・砂原組JVに決めた。同JVのみが応札した。
同事業は、医師会と広島県の共同事業として実施する。施設は、JR広島駅新幹線口前で開発が進められている二葉の里地区の医療福祉ゾーンに整備する。
敷地面積は5999㎡。このうち、3174㎡を建築面積に充て、RC・SRC・S造地下1階地上7階建て(一部2階)塔屋1層延べ1万3148㎡(支援センター6664㎡、治療センター3643㎡、共用部393㎡、駐車場・車路1024㎡、同・車室1422㎡)の規模で建設する。工期は2015年7月31日までとなっている。設計は石本建築事務所・藤本寿徳建築設計事務所JVが担当した。
同工事は7月30日に開札予定だったが、参加者辞退により入札を中止し、9月4日に再公告した。再公告時には、予定価格を36億5576万7000円から40億6590万8000円に増額した。予定価格の内訳は、医師会所有分が22億2890万8000円(1回目18億4804万円)、広島県所有分が18億3700万円(同18億0772万7000円)。
また、消費税増税に伴う10月1日以降の工事契約経過措置適用を回避するため、開札までの一連の手続きの期間を前回公告時に比べ短縮しており、今回の落札決定を受けて早急に契約手続きを進める方針だ。
(ここまで)
完成イメージ(社団法人 広島県医師会会報PDFより)
慌ただしい入札手続きだったようですが、一安心ですね。
増税対象となる10月以降にずれ込めばトータルコストも工期も伸びてしまうところでした。
一応当初の予定通りの工期と設備で建設されるはずです。
数年後、この判断が間違ってなかったと言える地区になってほしいですね。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:二葉の里土地区画整理事業