一言で言いますと、広島駅~稲荷町間には検討されていなくて良かった!
広島市は路面電車の駅前大橋線移設で廃止となる3電停の代替案の一つとして、
松川町交差点付近に電停を新設する方針であることを明らかにしました。
【中国新聞】:比治山線、新電停を検討 (以下転載)
広島市は、JR広島駅(南区)に乗り入れる広島電鉄の新路線「駅前大橋線」構想で新ルートとなる比治山線に電停1カ所を新設する検討を始めた。仮に駅前大橋線を導入すると、電停3カ所が廃止となるため、代替策として位置付ける。
駅前大橋線は、駅前大橋から高架で南口広場に入り、広島駅ビル2階部分につなげるルートを想定する。実現すれば、接続する比治山線のルートも変わる。「比治山下」電停付近から稲荷町交差点までの約500メートルを結ぶ計画で、市は中間となる松川町交差点(南区)付近に電停を新設する方針でいる。
現ルートにある「猿猴橋町」「的場町」「段原一丁目」の電停は廃止される。新電停は「段原一丁目」の代わりと位置付け、残る2電停の代替策は循環バスで対応する。
また市は、現在はホームが2カ所に分かれている「稲荷町」電停も駅前通り沿いの1カ所にまとめる考えだ。
(ここまで)
位置図
つい先日行った松川町の様子。
駅前大橋線は現状の荒神橋を迂回するルートから、直線的に稲荷町まで結ぶことで所要時間の短縮を図ることが大きな目的ですので、
本線に電停を設けないこの方針には大いに賛成したいです。
ご存知の通り地元住民の方の反対で、駅前大橋南詰辺りに電停を作って妥協案にしてしまうのではないかとかなり心配していましたが一安心です。
稲荷町~松川町も近すぎやしないかとも思いますが、段原一丁目の代替と考えるとバランスは良いのかもしれません。
猿猴橋町と的場町の電停廃止に伴う代替策は、従来より話が出ていた循環バスでの対応になるとのこと。
そしてもう一つ、稲荷町電停は新路線になるのに伴い、上り・下りとも交差点北側の駅前通り上に移設されるそうです。
本線と新比治山線の乗り換えを考えるとこちらのほうが合理的ですね。
的場町から乗り換え機能がこちらへ移行されるわけですから、電停の設備も充実したものになりそうです。
未だ開業年月が示されていないものの、実現へ向けて一歩前進しています。
早期着手に期待します。