「広島マツダ大手町ビル」は2016年夏の完了を目指し、元のオフィス機能に加え展望テラスや物産店、会議場を備える「広島ピースタワー」(仮称)にリニューアルする改修工事が行われています。
『広島ピースタワー』完成予想図!マツダビル改修工事。
前回の様子です。
広島マツダ大手町ビル改修工事 2014.07 (Vol.2) 全体覆われる
今回は旧広島市民球場跡地の中からビルの全体を撮ってみました。
今年4月からイベント時以外でも一般開放が始まりました。実は私はイベント非開催時に跡地の中に入るのはこの時が初めてでした。
本当に何もない砂利の広場で少し寂しくなりましたね。
ホームプレートやピッチャープレートが残されているわけでもなく、ただ取ってつけたようにベンチが何箇所かに置かれています。
跡地の中には私と、ファミリープールの方からショートカットして紙屋町の方に向かっていったスーツ姿の人のみでした。
暫定利用とはいえもう少し何とかならないものでしょうか。。
早速横道に話がそれましたが、跡地の東側からビルと原爆ドームの方向を撮った画像を。
原爆ドームから100mも離れていないのがよく分かります。
ビルは先々月~先月初め頃から改修工事が本格化しました。
ビル本体に隣接していた立体駐車場の解体が大きく進捗しています。
「広島ピースタワー」へとリニューアルする話の根っこには、タワー式立体駐車場の更新が迫ってきたのが一つ大きくあったのではないでしょうか。
完成後の立体駐車場のスペースには最上階の展望デッキから地上までのスロープが設けられます。
原爆投下から現在に至るまでの広島の街並みの様子などがスロープに展示されるようです。
ビルの南東側に周りました。
解体が進み、元の内装や梁がむき出しになっています。
今後の変貌に期待がかかりますね。
こちらはビル西面。
全て防音シートで覆われています。
元のビルは低層部に比べ高層部が内側に後退したファサードでしたが、(画像、左が西面)バルコニーを兼ねる大きな庇がこちらの面に増築され統一された外壁になる計画です。
【建築研究所】:広島マツダ大手町ビル改修工事(PDF, 285KB)
最後に、今回は平和公園の資料館付近まで足を伸ばしてみました。
今年の原爆の日は過ぎてもなお多くの観光客が訪れていました。
よく言われることですが、外国人(欧米人)が多いのがとても印象的でした。
核兵器の恐ろしさを知っていただき亡くなられた方々に思いを馳せていただくとともに、それだけじゃない広島の魅力を楽しんで帰っていただきたいものです。
原爆ドームにこれだけ近い位置で改修されているビル。
「広島ピースタワー」の名に恥じない素晴らしい建物に生まれ変わる事に期待したいです。