マツダ車の販売を行う株式会社広島マツダは広島市中区大手町の原爆ドーム近くに所有する自社のビルを、
オフィスと観光施設等を備えた施設に改修する工事を進めています。
前回取材した時の様子。
広島マツダ大手町ビル改修工事 2015.10(Vol.11) スロープ構築
広島マツダは先月15日、改修するビルの名称を「おりづるタワー」にしたことを発表しました。
【公式】:おりづるタワー | 願いの鶴が未来へ羽ばたく
【広島経済新聞】:広島・原爆ドームそばに複合ビル「おりづるタワー」 広島マツダが自社ビル改修
完成イメージ(上記サイトより)
「おりづるタワー」は地上13階建て。
1階は観光客が立ち寄れるスペースとして広島県の特産品を販売する土産物店やカフェが入り、
最高部の12・13階は復興した広島の町並みを眺められる展望テラスが設けられます。
外観デザインを手掛けるのは三分一博志氏で、木製ルーバーや壁面緑化とガラスを組み合わせた外観になる予定です。
また、今回新たに公表された情報に「おりづるの壁」というものがあります。
北面の電車通り側に、内側が空洞になった幅9m・高さ50mのガラスの壁面が設けられ
来訪者が折った「折り鶴」を展望テラスから投函・堆積することで“おりづるの壁”を作っていく、という仕掛けだそうです。
取材は約3ヶ月ぶりになりました。イメージ図と同じ角度から全体です。
前回の状態から、建物東側の元のタワーパーキングを解体して作られる「スパイラルスロープ」が形になり、一気に建物のボリューム感が増しました。
「おりづるの壁」はちょうどここからも見ることができます。来訪者の手によって建物のデザインを作っていく非常にユニークな試みですね。
少し角度を変えます。
建物全体を覆う大型の庇が鉄骨によって形成されています。
少し前のRCの骨組みだけだった状態を思い出すと、かなり工事も進みましたね。
平和公園側から。
照明が点いてる?
最後に、旧広島市民球場跡地から、原爆ドームと合わせて。
「(仮称)広島ピースタワー」改め「おりづるタワー」は今年9月23日にグランドオープンする予定です。